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「発達特性のある子の不登校率は全国平均の9.5倍」。約2割が学校外の支援なしの現状

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今すぐ・どこにいても受けられるオンライン運動・発達支援サービス「へやすぽアシスト」を運営するPAPAMOはこのほど、発達障害やグレーゾーン※の小中学生の保護者1,500名を対象に「小中学生の発達特性と登校困難の関連性調査」を実施しました。

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発達障害やグレーゾーンの子どもを持つ全国1,500名の保護者にアンケート/小中学生の発達特性と登校困難の関連性を調査

※同調査における発達障害とグレーゾーンの各定義は文末の調査概要に記載

発達特性のある小中学生の6割超が学校への行き渋りや欠席を経験

Sub1

学校への行き渋り・欠席の経験を聞いたところ、回答者の61.5%が「経験がある」と回答しました。

発達特性別では「医師による正式な発達診断あり」で57.6%、診断待ちや経過観察中のいわゆる「グレーゾーン」で65.0%が「経験がある」と回答。グレーゾーンは診断ありに比べ7.4ポイント高く、適切な支援や配慮を受けにくい状況にあることが影響している可能性を示唆しています。

行き渋りや欠席は、週明け・休暇明け・季節の変わり目に多く発生

Sub2

行き渋りや欠席が特に見られた時期・状況を複数回答で聞くと、週明け(月曜日など)が40.4%と最も多く、学年・学期の始め/長期休暇明け(38.4%)、季節の変わり目や天候が不安定な時期(32.8%)、生活リズムの乱れや睡眠不足があった時期(31.0%)、運動会、文化祭、修学旅行などの大きな行事の前後(19.7%)と続きました。

小学生の22.5%、中学生の37.0%が1年以上前から行き渋り・欠席を経験

Sub3

学校への行き渋り・欠席が始まった時期を聞くと、小学生の22.5%、中学生の37.0%が1年以上前からと回答。行き渋り・欠席が長期に渡り続いている様子が浮き彫りになったかたちです。

小学校低学年からの予防的支援の重要性がうかがえます。

発達特性のある子どもの35.47%が不登校に

Sub4

前年度の学校の欠席日数(医欠・忌引を除く)を見ると、発達特性のある小中学生を合わせた子どもの35.47%が不登校(医欠・忌引を除く前年度の学校の欠席日数30日以上)でした。

文科省が実施した「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における小中学生の不登校率(3.72%)の9.5倍で、特に30~49日の欠席者が20.40%と、文科省調査の0.83%に比べて約25倍高いことがわかりました。

参考:文科省・令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要
https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_2_2.pdf

Sub5

さらに小中学校別に不登校の割合をみると、発達特性のある子どもの不登校率は文科省調査の不登校率と比較して小学生で約17.7倍、中学生で約4.3倍と高い水準にあることが明らかになりました。

対人関係の問題が行き渋り・欠席の原因に

Sub6

学校への行き渋り/欠席の主な要因・背景として当てはまるもの(複数回答)を聞くと、文科省調査では「学校生活に対してやる気が出ない」(32.2%)が最多であるのに対し、今回の調査では対人関係の問題が上位を占めました。発達に特性のある子どもが特に対人関係に悩む様子が浮き彫りになったかたちです。

約2割が学校外の支援を受けておらず、支援へのアクセスに課題

Sub7

学校への行き渋り・欠席について、どのような専門相談や指導を受けたかを聞くと、19.5%が学校外の支援を受けておらず、支援へのアクセスに課題があることがうかがえます。

最も助かった・助けられている支援は「教育支援センター」

Sub8

学校への行き渋り/欠席への対応で最も助かった・助けられている専門相談・指導を聞くと、教育支援センター(教育委員会が設置する適応指導教室など)が最多で、教育支援センターを除く教育委員会および教育センター等教育委員会所管の期間、児童相談所・福祉事業所と続きました。

発達特性によって行政・学校への要望に差異

Sub9

行政・学校への要望(複数回答)を聞くと、専門家の増員・配置(38.7%)が最多に。

以下、多様な学びの場・登校形態の保障(38.1%)、児童生徒・保護者向け相談体制の拡充(32.1%)、保護者への情報提供・相談・支援体制の強化(29.7%)、個々の状況に応じた合理的配慮の提供(28.7%)と続きました。

Sub10

発達特性別に見ると、診断ありの場合は「個々の状況に応じた合理的配慮の提供」と「教職員向け研修・啓発の強化」を、グレーゾーンの場合は「問題行動・不登校等の早期発見・早期対応」を重視する傾向が読み取れました。

要望に差異が見られることから、発達特性に寄り添った支援策の差別化が必要であることが浮き彫りになりました。

調査概要

調査名称: 小中学生の発達特性と登校困難の関連性調査
調査期間: 2025年7月23日~7月27日
調査方法: インターネット調査
調査対象: 全国の小中学生の保護者のうち、子どもに発達障害の診断がある、またはグレーゾーンと認識している人
有効回答数: 1,500名
調査実施機関: クロス・マーケティング QiQUMO

補足1:同調査における発達障害とグレーゾーンの定義について
同調査における発達障害とグレーゾーンの定義は下記の通りです。

発達障害: 医師による正式な発達障害の診断あり
グレーゾーン: 専門機関で発達障害の特性(例:自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症など)を指摘され診断待ち・経過観察中、もしくは保護者が発達特性を強く疑っているが医療・専門機関の受診歴はない状態

補足2:調査対象における在籍学校の設置者と文科省調査の比較
調査対象の子どもの在籍学校の設置者は上記の通りです。文科省が実施した「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」と比較して国立、私立の割合が多くなっています。

補足3:調査対象の学びの場・指導形態別の実数と割合
調査対象の学びの場・指導形態別の実数と割合は上記の通りです。約6割(58.7%)が何らかの特別な支援・指導を受けています。

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https://papamo.net/official/

(マイナビ子育て編集部)

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