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進化が止まらない!「韓国兵器の稼ぎ頭K9自走砲」乗員ゼロの“仰天計画”も 完全ロボット化いったいどうなる?

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韓国製兵器はさらに進化

 韓国のハンファ・エアロスペース社が生産しているK9 155mm自走榴弾砲。母国だけでなく世界11か国に輸出(ライセンス生産も含む)されている同砲は、現在までに約2000両が生産され、さらに900両の増産も予定されるなど好調です。

Large figure1 gallery7韓国陸軍のK9 155mm自走榴弾砲(画像:韓国陸軍)。

 統計によると、K9は世界の自走砲市場で最大のシェアを握っており、近年の韓国製兵器では海外輸出の稼ぎ頭ともいえる存在になっています。

 そんなK9自走砲も最初の配備から25年以上が経過しており、次世代でも通用するよう各種改良型や派生型が計画されています。今年(2025年)10月にソウルで開催された「ソウル ADEX 2025」において、それらプロジェクトの詳細が発表されていました。

 まず、K9のメジャーアップグレードとなるのがK9A2です。大きな改良点は砲弾の自動装填装置を採用したことで、射撃レートは現行型のA1よりも最大で50%向上しているとのこと。具体的には1分あたり9発の射撃が可能となり、砲弾の積載数も設計を改めることで砲塔内に48発収納できるようになったといいます。また、装填手が不要になったことで乗員数も5名から3名に削減されています。人員の削減は日本よりも少子化が進む韓国によっては重要なポイントです。

 この他に155mm砲の改良による砲寿命の50%延長、砲塔の駆動方式を油圧式から電動式に移行、エンジン停止状態でも射撃が可能になるAPU(補助動力装置)の追加、ゴム製履帯の採用による重量の低減などがあり、開発は2027年までに完了するとのことでした。

日本の19式自走砲と同じコンセプト?

 また、派生型のコンセプトモデルとして、機動性を高めたK9モバイル・ハウザー(MH)・コンセプトも発表されていました。これはK9A2自走砲の砲塔を改良し、車台を履帯駆動の装軌式からタイヤ駆動のトラック仕様に変えたものです。

Large figure2 gallery8K9のメジャーアップグレード版となるK9A2の模型(布留川 司撮影)。

 MH型は車台を8WDの装輪プラットフォームにしたことで、舗装道路であれば最大100km/hで移動することができます。これは単純な移動速度の向上だけでなく、道路が整備された地域であれば、部隊として移動や展開も迅速に行えるということです。コンセプト的には、陸上自衛隊で運用されている16式機動戦闘車(MCV)や19式装輪自走155mmりゅう弾砲に似ています。

 車体重量も40t未満を目指しているそうで、これにより列車や船舶への積み込みも容易になり、C-17「グローブマスターIII」のような大型輸送機での空輸も可能になると見込まれています。

 ハンファ・エアロスペースの説明によれば、MH型は韓国陸軍ではなく海外輸出を念頭においたプロジェクトであり、中東諸国やアメリカなどへの提案を考えているとの回答でした。

 車台として用いるトラックについては世界各国で自国製品が存在しており、モジュール化されたA2型の砲塔はそれらとの組み合わせが容易であるため、輸出先での現地生産によってその国の産業発展にも寄与できるとしています。

K9の未来は榴弾砲の無人化

 加えて、さらなる改良型であるK9A3というモデルも計画されています。このタイプは、A2型で削減された乗員数をさらに減らして、たった1名の運転手のみか、もしくは車両を完全な自律制御にして無人自走砲として運用することを目指しています。

Large figure3 gallery9シャシーとトラック型にしたK9モバイル・ハウザー・コンセプトの模型(布留川 司撮影)。

 自走砲としての射撃操作は別に開発されるK11射撃管制車がリモートで行い、3両のK9A3を1両のK11で制御して部隊として行動することを想定しています。

 自走砲の自動化はスウェーデン、ドイツ、イスラエルなどでも進められていますが、完全無人化は世界中を見わたしてみてもまだ実用化されておらず、技術的に大きなチャレンジだといえます。ハンファ・エアロスペース社もA3型は研究段階であり、開発のスケジュールは未定と説明していました。

 ただ、射撃管制のリモート化はA2型として開発が進められており、車両の自律制御による無人化も別のUGV(無人車両)の開発によってノウハウを得ているため、A3型に必要な技術の下地はすでにあるといえるでしょう。

 K9自走砲で何よりも注目すべき点は、好調な輸出によって生産が続くことで、メーカー側も技術者や資金を継続して投入することができ、このような改良型や派生型の開発を続けられる点にあります。

 大量生産によって維持される技術基盤が、A2型やA3型といった次世代モデルへのステップアップを可能にしているのです。継続して新技術を投入できる点にこそ、K9プログラムの本質的な価値はあるといえるのではないでしょうか。

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