イライラすると「家族に当たってしまう」人も 心理カウンセラーが教える“怒りをうまく静める方法”
- オトナンサー |

近年、怒りや劣等感などのネガティブな感情を受け入れ、コントロールするためのスキルである「アンガーマネジメント」が注目されています。SNS上では「怒りを引きずってしまう」「怒りをコントロールできない」「一度キレると怒りに飲み込まれる」「イライラして家族に当たってしまう」などの声が上がっており、怒りの感情とうまく付き合えず悩んでいる人は多いようです。
そもそも、人はどのようなときに怒りを感じるのでしょうか。また、怒りをうまく静めるためにはどのような取り組みが有効なのでしょうか。心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。
怒りは「守りの感情」
Q.そもそも、人はどのようなときに怒りを感じる傾向にあるのでしょうか。
うるかすさん「怒りの感情というのは、本来守りの感情であるとされています。これは『情動反応』とも呼ばれる、外部からの刺激に反応して起きる感情の一種です。純粋な怒りというのは『自分のテリトリーに侵入される』『安全を脅かされる』あるいは『不利益を被る』など『不快な刺激』に対する警戒のアラームと考えてよいでしょう。場合によっては、侵入してきたものを押し返すことができるエネルギーにもつながります」
Q.怒りをうまく静めるには、どうしたらよいのでしょうか。対処法について、教えてください。
うるかすさん「思考を紙に書き出す『ジャーナリング』という行為はさまざまな心の悩みに対して有効で、怒りへの対処にも利用できます。まずは5分から10分程度、とにかく手を止めずに自分が感じたことを書き続けてみましょう。目的は自分の性格傾向を分析することであり、誰かにぶつけるわけではないので、遠慮はいりません。
先述の『守りの感情』は純粋な警戒心だけでなく、不安や恐怖、劣等感といった感情が複合している場合もあるため、そもそも怒りに気付けなかったり、自己を正当化したりする傾向が見られる場合もあります。ジャーナリングはこれらを深掘りする手助けとなる可能性があるでしょう。
もちろん、学校や職場の環境に問題があることや、同じような問題が繰り返し起きることで怒りやすくなる場合もあるので、自己分析と外的要因の分析を両立させる必要があると思います」
Q.どうしても怒りが収まらない場合、性格の問題、あるいは何らかの病気の可能性はあるのでしょうか。
うるかすさん「病気かどうかにかかわらず、極端な怒りの感情の背後には『自己愛』という心理が根底にあることがあります。例えば、養育環境などで十分に尊重されず、自己愛が満たされていない人が、誰かが自分に対して何かをしてくれない、大切にされていない、理解されていないと感じることで、自分が過剰に傷つけられたと反応することがあります。
病気の可能性を考慮する観点では、例えば自分を称賛しない相手に対して過剰に怒る、または批判に対して異常に反応する場合は、自己愛性パーソナリティ障害などが疑われることがあります。
さらに、怒りを伴って相手を知的に言い負かそうとしたり、相手より優位な立場に固執したりする場合には、何らかのパーソナリティ障害が関与している可能性も考慮するべきでしょう。しかし、パーソナリティに関する問題は非常にセンシティブなものであるため、その判断は慎重に行うべきと考えます。これらの怒りの行動が本人や周囲の日常生活にどれほど影響を与えているかを丁寧に検討することが重要だと考えます」
オトナンサー編集部
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