どうせ読むならポイント貯めない?

【漫画】“優しさ”が見失われがちな世の中… 「目の前の人には優しくありたい」 小学生の“まっすぐな生き方”が大人たちの心に響く【作者取材】

16,338 YOU
  • オトナンサー
  • |
漫画「なんてことないことだけど…」のカット(かっぱ太郎さん提供)
漫画「なんてことないことだけど…」のカット(かっぱ太郎さん提供)

 小学生の女の子が考える、自分なりの生き方について描いた、かっぱ太郎さんの漫画「なんてことないことだけど…」(vol.17)が、インスタグラムで300以上の「いいね」を集めて話題となっています。

「人に笑顔を向ける人」「人に悪意を向ける人」など、世の中にはさまざまな人たちがいます。そんな大人たちを見てきた小学生の女の子が考える、自分なりの「正しい生き方」とは……。読者からは、「大人も考えさせられるすてきな作品でした!」「私も彼女の考え方を学びたい」「彼女のような人が増え、いまよりもっと温かい世界へ変わりますように」などの声が上がっています。

怒りや敵意が溢れる日常の中で

 漫画を描いたかっぱ太郎さんは、インスタグラムで漫画を発表しています。かっぱ太郎さんに、作品についての話を聞きました。

Q.今回、漫画「なんてことないことだけど…」を描いたきっかけを教えてください。

かっぱ太郎さん「大人になり、自分が子どもの頃に思い描いていたような、いわゆる世間で一目置かれるような人間にはなれなかったけれど、子どもの寝顔をふと見たときに、『あれ、自分って日々、幸せかもな……』と感じたことがきっかけです。

『普通の社会人で、普通の主婦で、日々を普通に生きている。とりわけ大きな出来事も起こらないけれど、それでも悩み苦しみ、喜びながら毎日を生きている。でもまあ、それでいいじゃん……』。そう思えるようになってから、生きることがとても楽になりました。『何者かになりたくて、苦しんでいる人、自分以外にもいるんじゃない?』と思い、もしそんな人がいたら、『なんてことはない日々だけれど……それでいいじゃん』というメッセージが、1人でも多くの人に届けばいいなと思い描き始めました。

そのため、『なんてことないことだけれど…』という漫画は、シリーズとして現在23本を描いていますが、全ての漫画で登場人物に名前をつけておらず、『なんてことない人たちの、なんてことない日常』を描いています」

Q.「人に敵意や悪意を向ける人」を見たとき、かっぱ太郎さんはどのような気持ちになりますか。

かっぱ太郎さん「『感情の選択肢は他にもいくらでもあるのに、敵意や悪意を選んでしまう悲しい人がいるのだな』と、残念で悲しい気持ちになります」

Q.かっぱ太郎さん自身も、私生活で「人から敵意や悪意を向けられること」はありますか。

かっぱ太郎さん「もちろんあります。例えば作品についても、ほとんどの方々が好意的なコメントをくださいますが、『オチが分からない』『絵が下手』『そうは思わない』などと否定的なコメントをいただくこともあります。一瞬、『ムッ』としてしまうこともありますが、時間を作ってわざわざ作品を読んでコメントをくださったことには感謝し、『そう感じる人たちもいるのだな』と心の中にとどめるようにしています」

Q.いろいろな人たちがいる世の中で、かっぱ太郎さん自身はどのような人でありたい、また生きていきたいと思っていますか。

かっぱ太郎さん「作中の少女のように、目の前の人、自分の半径1.5メートルくらいの人には優しくありたいですね。昔は外面ばかりがよく、自分の周囲の友達や家族にはきつく当たってしまっていた時期がありました。日々、イライラし、『なんでそんなこともできないの?』と自分の一番身近な人を責めてしまうことも。そのような状況から抜け出したくて、脳科学や心理学、自己啓発系の本を読み漁り、そこでようやく、自分が一番認めていなかったり、許せていなかったりするのは『自分自身』で、そのイライラを家族に八つ当たりしていたことに気が付きました。そこから、何度も失敗を繰り返しましたが、家族や身近な友達、自分自身に対してだいぶ優しくなってきたと思います。これからもそういう自分であり続けたいですね」

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

かっぱ太郎さん「2018年からサングラスを掛けた『かっぱ太郎』という河童の漫画を描き始めました。幼少期から漫画を読むことが好きでしたが、描き始めたのは大人になってからです。人間の漫画を描きたかったのですが、絵の勉強をしたことがなく、指や体を描くことが難しかったので、まずは形が簡単な妖怪から描き始めました。現在は、かっぱ太郎やその仲間のゆるい妖怪たち、新しいキャラクターの『ぱんだんな』という、夫婦の日常をパンダで擬人化した漫画などを描いています。また、最近はAIを漫画に取り入れたりもしています」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

かっぱ太郎さん「1人でも多くの人に、自分の作品を届けたいですね。自分自身、漫画がきっかけでバレーボールを始めるなど、漫画作品に影響を受けたことがあったので。ほんの少しでも、誰かの、何かの、よりよい方向へのきっかけになれば幸いです。そのために、今後もたくさん作品を描いて発信していきたいです」

Q.漫画「なんてことないことだけど…」について、どのようなコメントが寄せられていますか。

かっぱ太郎さん「『私も目の前の人には優しくありたいと思います』『ほっこりしました』などのコメントをいただきました。作品に共感してくださる方々がいて、とてもうれしく思っています。私の漫画を読んでくれた皆さんが、今度は別の誰かに、その思いを伝えてくださるとうれしいです」

オトナンサー編集部

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ
PeXポイントで賞品を当てよう!

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!