環七から続く「鉄道三角州」地帯が大変貌へ! 崖を削って道路拡幅 事業スタート
- 乗りものニュース |

赤羽の「清水坂地区」を削って整備
東京都は2026年2月17日、北区で計画している「補助第83号線 十条III期」の事業について、国から認可を取得し事業に着手したと発表しました。
写真中央が補助83号線、十条III期の区間(画像:東京都)。
補助83号線は、JR京浜東北線などと埼京線に挟まれたエリアを、王子から赤羽にかけて南北につなぐ道路です。このうち十条III期は環七通りから北へ、台地から埼京線の高架下まで下りていく485mの区間で、地元では「清水坂」と呼ばれています。
現況幅員約10mの道路を、幅員20~30mに拡幅。車道2車線とその両側に歩道を整備します。また、あわせて電線類の地中化や街路樹の植栽を行うといいます。また、環七との交差点付近には、将来の立体交差計画のための空間も確保されます。
この区間は本郷台地の際にあたり、京浜東北線に向かって急激に下がっていく斜面に家屋が密集し、現状では拡幅の余地がありません。住宅街から通りに出る生活道路にも大きな高低差があります。
そこで、現況の道路と沿道の宅地との大きいエリアでは、崖を削る形で新たに宅地造成を行う土地区画整理事業をセットで行う案も検討されていましたが、宅地側の都市計画線の外側に「副道」を整備することで、宅地を削る範囲を限定する案が採用されました。このため、補助83号線と宅地のあいだには高い擁壁ができる見込みです。
事業期間は2037年度までの予定。補助83号線はすでに今回の区間の南側、東十条駅の西側の区間は拡幅が進んでおり、ここと連続することで、王子~赤羽を結ぶメインルートである北本通り(国道122号、東京メトロ南北線ルート)のバイパスとなり、環七、環八を連絡する新たなルートが形成されます。
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