「日本一運行時間が長い」夜行バスに乗った! 片道1000km超 “1日の半分以上バスのナカ”でどう過ごす!?
- 乗りものニュース |

まだ明るいけど出発!
東京駅と山口県の「萩バスセンター」を結ぶ「萩エクスプレス」は、国内でもトップレベルの運行時間を誇る夜行高速バスです。運行時間が長い東京行きに乗車しました。
防長交通の夜行高速バス「萩エクスプレス」(安藤昌季撮影)
国内の夜行高速バスで最も長距離を走るのは、東京~博多間で運行するオリオンバスの8041/8042便です。1116.35kmを15時間24分(上り)かけて走ります。以前は新山口駅に立ち寄り15時間50分でしたが、短くなりました。これと、バスタ新宿発のためやや運行距離が短くなる東京~博多間の西鉄バス「はかた号」が、長距離バスの双璧です。
長時間を走るバスは近年減少しており、14時間40分かかった全但バスの「東京~城崎温泉」線は廃止、14時間20分だった西東京バス/伊予鉄バスの「オレンジライナーえひめ」は区間が東京~松山間に短縮されました。そうした中、運行時間として日本一に輝くのが、防長交通の「萩エクスプレス」です。
運行距離は1001km。運行時間は下りが14時間41分、上りが15時間33分で、上りが日本一の運行時間です。
「萩エクスプレス」(運行開始時は「萩エキスプレス」)の運行開始は、1993(平成5)年。当時は防長交通と京浜急行電鉄の共同運行でした。
東京(品川・浜松町)~防府・萩間の「萩エキスプレス」と、横浜~岩国・徳山間「ポセイドン」の2本立てで始まり、後に「ポセイドン」は東京(品川・浜松町)発着の「アルバ」号に変わりますが、1998(平成10)年に両者が統合され、区間が東京(品川・浜松町)~岩国・徳山・防府・萩間に。防長交通によると「両者を統合してから、連日満員の人気便となった」とのことです。
そして2007(平成19)年から防長交通の単独運行となり、東京側の発着地が東京駅となって、現在に至ります。
取材として萩営業所(山口県萩市)で車両を見せていただきました。日野自動車「セレガ」の夜行高速タイプで、車内は1+1+1列の座席が並びます。入口に消毒薬、座席にはプライベートカーテンとスリッパ。肘掛けには電源コンセントとインアームテーブルが付いています。座席はレッグレストと足乗せを備えており、リクライニング角度も大き目。やや固めの座面ですが、快適です。設備面としては必要十分と感じます。
車内の温度はフルオートで25度に保たれているそうです。やや変わっているのはトイレで、鍵を掛けないと電気がつかない仕様です。
食料調達は必須
撮影を終え、萩バスセンターに移動しました。世界遺産を構成する「萩城下町」の観光に便利ですが、バスセンターはJRの萩駅・東萩駅からはかなり離れています。
ここから東京までは15時間33分と長旅になるため、食料調達は必須です。弁当などはバスセンターの前にあるショッピングモールで購入できます。
萩バスセンターは歴史を感じさせる造りで、鉄骨の屋根付近に東京行きとの表示もありました。16時25分、バスセンターに「萩エクスプレス」の車両が入ります。
取材は2025年11月でしたが、出発の16時半の時点ではまだ明るく、昼行バスの雰囲気。しかしバスに乗り込むと、側窓カーテンは完全に降ろされています。
筆者(安藤昌季:乗りものライター)は事前に調べ、前面展望できる1B席を予約していました。前方のカーテンは深夜まで降ろされないため、この席なら景色を楽しめるのです。当日の乗客は、萩バスセンターの出発時点では筆者を含めて2人でした。
乗車前に運転手さんに聞いたところ「萩から東京まではいつも2~3人ですね。多客期は4~5人の時もあります」とのこと。
15時間半の勤務で「食事などはどうしているのですか」と聞くと、「2人乗務なので休憩中に食べます。時間が長いので、決して無理をしないことを心掛けています」といいます。一方で乗客は「持ち込む人と、ドライブインで買う人がいる」ということです。
「定時運行されていますか」という質問には「大体定時ですが、東京周辺は日によって混雑が違います。土日は早着しやすいです」とのことでした。
バスは、萩バスセンターを出発すると一般道を1時間ほど走ります。17時39分着の山口湯田温泉で2人が乗車しました。山口県内を南下するにつれて道路が混雑してきます。定刻より7分遅れて18時1分に山口宮野着。ここで1人乗車。そして18時30分、JR山陽本線の防府駅前4番のりばに到着し、2人が乗車しました。
周囲はすっかり暗くなり、夜行バスらしくなってきます。19時10分着のJR徳山駅前8番のりばでは2人が乗車。2分の早着で遅れを取り戻していました。
出発して3時間が経ち、19時31分、初めて高速道路に入ります。バスは山陽道の熊毛IC(山口県周南市)と玖珂IC(同・岩国市)に立ち寄りますが、乗車なし。
再び一般道に戻り、20時17分、3分早着で岩国駅前4番のりばに到着し2人が乗車。そして21時2分、最後の停留所である広島の広域公園前駅に到着し2人が乗車しました。ここまで4時間半走っていますが、休憩はありません。
21時30分、山陽道の奥屋PA(広島県東広島市)で初めての休憩。ずっと座りっ放しで腰が痛くなってきたところで生き返ります。
21時45分出発した後は前カーテンも閉められ、室内が減光されます。飲食ができる明るさではないので、バスに持ち帰っての食事はオススメしません。
翌朝5時35分、東名高速の足柄SA(静岡県御殿場市)で15分休憩。8時6分に東京の霞が関で1人下車し、東京駅到着は7分遅れの8時10分でした。1004km、15時間40分のバス旅はメリハリもあり、それほど疲れもなく終えることができました。
実は損している?
ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。
ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。
運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?
簡単無料登録はこちらYOUの気持ち聞かせてよ!
| いいね | ![]() |
|
|---|---|---|
| ムカムカ | ![]() |
|
| 悲しい | ![]() |
|
| ふ〜ん | ![]() |







