ほぼ「自動で運航」できる旅客機、実は”離陸”は手動なのはナゼ? スペック的には可能だが実用化されない理由とは
- 乗りものニュース |

現代の旅客機の多くは、自動操縦で巡航、そして着陸までこなせます。一方で、いまだに手動がスタンダードなのが、離陸操作です。なぜなのでしょうか。
手動で操縦は平均10分間にも満たない
「先端技術のかたまり」ともいえる旅客機では、巡航中など多くの場面で自動操縦(オートパイロット)を用いるのが一般的で、着陸なども自動でこなすことができます。一部では「パイロットの手動で飛行機を飛ばすのは平均すると10分間にも満たない」と報じられることも。そのなかでも例外的ににオール手動の操作が”離陸”です。なぜなのでしょうか。
離陸するJAL機(乗りものニュース編集部撮影)。
離陸に関しては推力の自動調整など補助的なものはありますが、2025年現在も手動で行われています。JAL(日本航空)によるとこれはルール化されているとのことで、ボーイングやエアバスなど航空機メーカーから提供されるフライトマニュアルで「このモデルはこの高度、もしくは時間に達するまでは自動操縦を使ってはいけない」というルールがそれぞれ決まっているとのことです。
離陸操作のみが手動となっている理由は、ほかの操作より条件などが複雑であるというのが理由とされています。乗客数、機体の重さ、燃料の搭載量、その日の気象といった条件がフライトごとに異なり、それらすべてを考慮したうえ、パイロットは自分の意思で離陸を続けるか続けないかを判断する必要があります。また、たとえば出発前に着陸待ちの飛行機が滑走路に進入してくるなど、上空と比べるとかなり近い距離にいるたくさんの飛行機の動きを考慮にいれながらの操作も必要となってくるわけです。
とはいえ、少なくとも現在就航している多くの飛行機は、スペック的には、自動操縦が可能な能力を有しています。
たとえば、ヨーロッパの大手旅客機メーカーであるエアバスでは、技術研究を目的とした飛行機の自律技術テスト「ATTOL(Airbus Autonomous Taxi,Take-Off&Landing)」プロジェクトが進行しています。2020年1月には同社のA350-1000で、画像認識を用いた自動離陸のテストを成功させています。
この「自動離陸」機能は、画像認識のためのカメラの装備やフライトコントロールコンピューターの調整なども別途必要とはなるものの、世界各国で飛行している同モデルへも、ソフトウェアをインストールすれば、これを行うことができるとのことです。
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