第一子妊娠の丸山桂里奈さん「妊娠中はかなり我慢してます」お寿司よりも食べたいものは……

第一子を妊娠中の元サッカー日本女子代表・タレント丸山桂里奈さん。妊娠がわかってからずっと我慢している大好きな食べ物があるといいます。

「妊娠中食べれないもので食べたいもの」

（※画像は丸山桂里奈さんオフィシャルブログより）

丸山さんは今春に第一子を出産予定で、今まさに臨月。2月13日にInstagramを更新し、「妊娠する前からずっと前々から本当に、ラーメンがだいすきなんです」と、ラーメンへの熱い想いを綴っています。

とにかくラーメンが大好きで、「妊娠中食べれないもので食べたいものと言われたときにはお寿司と言われる方が多いかもしれませんが、私はラーメンです」というほど。確かに妊娠中は生ものがNGなので、出産したら念願のお寿司を食べたいという妊婦さんは多いですが、丸山さんの場合はラーメンなのですね。

丸山さんは妊娠中の自身の食事にはかなり気をつかっているそうで、「どうしてもどうしても食べたいときに数回食べに行きましたが、半分食べて本並さんに食べてもらったり、本並さんのを少しもらってみたいにしてました〜」と、ラーメンは制限しているよう。ちなみに町中華が好きで「ラーメン餃子炒飯」を頼んでがっつり食べるのだとか。

「#妊娠中はかなり我慢してます」「#いつか一気に食べてやるー」と、ラーメンを存分に食べられる日に向けてモチベーションを維持している丸山さん。出産予定日もまもなくですが、最近はトイレが近すぎて「初めてこんなに眠れない日」というほどつらい日もあったのだそう。愛犬の散歩でも少しお腹が張ることもあり、のんびり過ごしているようです。

妊婦さんがラーメンを食べるとき気をつけたいこと

日本の国民食ともいえるほど老若男女に愛されているラーメン。妊娠中も食べたいという妊婦さんは多いと思います。妊婦さんはラーメン禁止、というわけではもちろんありません。ただ、塩分もカロリーも高めなので、いつもと身体が違う妊娠中には少し意識しておきたいことがあります。

まずラーメンは塩分が多く含まれているということ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（2020年版）妊婦・授乳婦」によると、妊婦さんの1日あたりの食塩摂取目標量は非妊娠時同様、6.5g未満［*1］。1食あたり食塩で2g程度にし、1食2g×3回＋0.5gで1日6.5gの目標量以内におさえられると理想的です。

ラーメンの種類やお店にもよりますがラーメン1杯に含まれる塩分は6g前後、場合によっては7g以上のこともあります［*2］。ラーメン1杯を汁まで完食すると、1日分の塩分量を超えてしまうこともあるので、食べ方に工夫が必要です。

ただでさえ妊娠中は体内の水分を保持する働きのあるホルモンの分泌量が増えるため、むくみやすくなります。また、子宮が大きくなる妊娠後期には脚から心臓へ戻る血流が圧迫され、特に脚がむくみがちに。こういった妊娠中のむくみは「生理的浮腫」と呼ばれ、たいていは問題ないものですが、塩分のとりすぎは控えたいですよね。

ラーメンはカロリーが高めになりやすい食品でもあり、種類やトッピングによって異なるものの、外食のラーメンでは一杯1,000kcal前後のことも珍しくありません。厚生労働省の食事摂取基準を見ると、18〜49歳の女性が必要とするエネルギー量は1日2,000〜2,050kcal。妊婦さんの場合はこれに、妊娠初期で＋50kcal、中期で＋250kcal、後期で＋450kcalが必要なエネルギー量です［*3］。

そして妊娠中の食事は、特に栄養バランスが大切。ラーメンは単品で1食を済ませることも多く、具やトッピングの種類や量も限られてしまうので、どうしても栄養が偏りがちです。ラーメンを食べたときには、ほかの食事で野菜や肉・魚を意識して食べ、不足した栄養素をカバーするといいですね。

逆に言えば、具やトッピングを工夫したり、食べる頻度を少なめにしたり、スープを飲みすぎないようにしたりと工夫すれば、妊娠中にラーメンを食べても問題にはなりません。トッピングとしては、主菜で摂るべきタンパク質を肉や魚、卵で、副菜で摂るべきビタミン・ミネラル類などを野菜や海苔などの海藻類で補いましょう。また、ラーメンを食べた後にヨーグルトやバナナなど、乳製品や果物類をデザートとして食べるのもおすすめです。ラーメンを食べた日は、他の食事の塩分を抑えめにしたり、炭水化物と脂質以外の栄養素を補うと良いでしょう。

参考文献

［*1］厚生労働省「日本人の食事摂取基準（2020年版）妊婦・授乳婦」p.379

［*2］香川明夫：外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド、女子栄養大学出版部,2019

［*3］厚生労働省「日本人の食事摂取基準（2020年版）妊婦・授乳婦」

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