車をクレジットカードで一括購入は無理!?頭金を払うのにおすすめなクレカを紹介
車を購入する際に、クレジットカードの一括払いでは支払えませんが、頭金などの一部なら支払い可能なケースも。この記事では、車の購入費用をクレジットカードで払おうと考えている方に向けて、抑えておくべきポイントなどを解説します。
- クレジットカードの一括払いで新車の購入は、基本的にできない
- 車の購入にクレジットカードを使うメリットは3つ
- 車の購入におすすめのクレジットカード5選
- 車の購入にクレジットカードを使うときの3つの注意点
- 車の購入時には一部をクレジットカード払いにするとおすすめ
クレジットカードの一括払いで新車の購入は、基本的にできない
車を購入するときには以下のようにさまざまな費用が発生します。
- 車両代金
- 税金や保険料などの法定費用
- 車庫証明費用や検査登録費用、代行費用などの諸費用 など
このなかで最も大きな割合を占める車両代金は、原則としてクレジットカードの一括払いで支払えません。
車両代金は高額商品であり、クレジットカードカードでの一括支払いを受け付けると、カード会社に支払う手数料が大幅に増えてしまうため、多くのディーラーや販売店がクレジットカードでの支払いを不可としています。
- 頭金として車両代金の一部をクレジットカードで支払える可能性はある
- 中古車の購入は販売店によって対応が異なる
ただし、一部であればクレジットカードで支払えたり、中古車の販売店によってはクレジットカードで自動車を購入できる可能性もあります。
1. 頭金として車両代金の一部をクレジットカードで支払える可能性はある
車両代金の全額ではなく、頭金などの一部の代金であれば、クレジットカード払いができるディーラーや販売店もあります。
新車購入を検討しているお店でカード払いをしたい場合は、頭金の支払いにクレジットカードが使えるかどうかは、事前に確認をしておきましょう。
2. 中古車の購入は販売店によって対応が異なる
中古車の場合は、新車購入とは対応方法が異なります。ディーラーや販売店によっては、中古車の車両代金を全額クレジットカード払いできるとしている店舗もあります。
中古車の購入を検討している場合は、クレジットカードの利用可否を事前に確認しましょう。
車の購入にクレジットカードを使うメリットは3つ
車両代金の全額に充てられなかったとしても、車を購入する際にはクレジットカードの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
一部だけでもクレジットカードを利用すると、以下のようなメリットが得られます。
- ポイントを大量にゲットできる
- 後払いができる
- 支払い方法が選べる
1. ポイントを大量にゲットできる
自動車の購入にクレジットカードを利用する最も大きなメリットは、ポイントを大量にゲットできることです。
車両代金の一部とはいえ、数十万単位の金額をクレジットカードで支払えば、ポイント還元の金額も大きくなります。仮に頭金が30万円の新車を購入した場合、ポイント還元率1%のクレジットカードで支払えば3,000円分のポイントが得られます。
ポイント還元率が高いクレジットカードを使えば、さらに大量のポイントをゲットできるチャンスとなるでしょう。
2. 後払いができる
クレジットカード払いの強みは、手元に現金がなくても購入できることです。仮に頭金を用意しきれなかったとしても、クレジットカードがあれば、頭金に相当する額を一度に支払えます。
しかし、引き落とし日には間違いなく支払額を用意しておきましょう。支払いが遅れるとクレヒスに傷がついてしまうため、十分に注意が必要です。
3. 支払い方法を選べる
クレジットカードを使えば、一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いなど自分のペースに合わせた支払い方法が選べます。一度に支払いきれないという人はクレジットカードを使って分割払いを選択してもよいでしょう。
ただし、リボ払いや分割払いの回数によっては手数料が発生し、ポイント還元を考慮しても損してしまう可能性もあります。
そのため、分割払いやリボ払いを検討している人は、支払いシミュレーションを十分に行ってから選択することをおすすめします。
車の購入におすすめのクレジットカード5選
ここからは、車を購入する際に利用するとメリットがあるクレジットカードを、5種類紹介していきます。
カード名 |
TOYOTA TS CUBIC CARD レギュラー |
Honda Cカード |
SUZUKI CARD |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード |
リクルートカード |
年会費 |
○ 1,375円 |
○ 1,650円 |
○ 1,375円 |
○ 11,000円(税込) |
◎ 無料 |
基本ポイント還元率 |
◎ 1.0~3.0% |
◎ 1.0~2.0% |
◎ 0.5~1.0% |
◎ 0.75% |
◎ 1.2% |
カードの特徴 |
・ロードサービス
|
・初年度1,650円が無料
|
・スズキポイントサービス
|
・海外利用でポイント2倍
|
・高還元率1.2%
|
国際
|
Visa,Mastercard,JCB |
JCB |
JCB・Matercard |
Amex |
Visa・Mastercard・JCB |
リンク |
1. TOYOTA TS CUBIC CARD レギュラー
TOYOTA TS CUBIC CARDは、トヨタが発行しているクレジットカードです。ドライブや給油などカーライフのさまざまなシーンでポイントを貯められます。
ポイント還元率は1.0%と比較的高く、貯まったポイントは新車購入やU-car、カー用品の購入などに利用可能です。また、車検や車両点検の支払いにも充てられるため、自動車関連の出費をサポートしてくれるクレジットカードと言えます。
JAFロードサービス
さらに、24時間かけつけてくれる、JAFロードサービスも付帯。遠くへドライブに行った際にトラブルが起こっても安心。メンテナンスでは、エンジンオイル交換やワイパーゴム交換などが5%引きとなるなど、日常的に車に乗っている方におすすめです。
2. Honda Cカード
Honda Cカードは、ホンダが発行しているクレジットカードで、年間利用額40万円以上(税込)でボーナスポイント1,650ポイントがもらえます。
また、ホンダの販売会社でカードを使用すると、最大2%分のポイントが還元。利用金額に応じてHondaキャッシュポイントが貯められるため、ホンダのディーラーで車を購入し、継続的にメンテナンスも依頼したい人におすすめです。
さらに、鈴鹿サーキットをはじめ、ホンダの関連施設で優待・割引サービスが受けられる特典もあります。
3. SUZUKI CARD
大手自動車メーカーのスズキが発行しているSUZUKI CARDは、2つのポイントプログラムが用意されており、「Wキャッシュバックコース」と「Wポイントコース」から好きな方が選べます。
- Wキャッシュバックコース:1ヶ月のカード利用金額に応じて獲得ポイントを決定し、翌月のガソリンスタンドや高速道路の利用金額合計でレートが決定。ポイントとレートに合わせてキャッシュバックが受けられるシステム。
- Wポイントコース:1回の利用で「ワンダフルプレゼント21」と「スズキポイント」の2つが貯まるコース。2つのポイントが同時に貯まるため、ポイントを重視したい人におすすめ。
貯めたスズキポイントは、車検やオイル交換などの維持費に充てることも可能。どちらのコースも共通して、CFスーパーロードサービスが受けられるため、万が一の際も安心です。
4. セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、国内利用時はポイント還元率が1.5倍、海外利用時にはポイント還元率が2倍となり、還元率に優れたカードです。
また、ETCカードは年会費無料、ETCカード利用分のポイント還元率も1.5倍のため、高速道路を利用する機会が多い人にもおすすめです。
そのほか、西友やリヴィン、サニーの買物が5%割引となるため、普段使い用としても役立つ汎用性の高いクレジットカードと言えます。
5. リクルートカード
リクルートカードは、年会費無料でありつつも常時1.2%の高還元率を誇る、コストパフォーマンスの高いクレジットカードです。
車の購入など、大きな額が動く買い物の際に積極的に使うと、高いリターンが得られます。また、自動車税など税金の支払いや公共料金の支払いにも使えるため、日常的にも利用しやすい点が魅力です。
ETCカードはJCBを選べば年会費無料で発行でき、1.2%の高還元率。購入した車で遠くに出かけたいときも、お得にドライブできますよ。
▼リクルートカードについてはこちらもチェック
車の購入にクレジットカードを使うときの3つの注意点
車の購入にクレジットカードを使う際には、メリットが多い反面、抑えておくべきポイントもあるため注意が必要です。
ここからは、以下の3つの注意点について解説します。
- クレジットカードの利用限度額を確認しておく
- クレジットカード払いで別途手数料が発生しないか確認する
- 分割・リボ払いはなるべく避ける
1. クレジットカードの利用限度額を確認しておく
車の購入にクレジットカードを使う際は、利用限度額を確認しておきましょう。頭金とはいえ数十万円単位で高額なため、事前に金額を把握し、クレジットカードの利用限度額が足りるかチェックが必要です。
仮に頭金の支払い額がクレジットカードの利用限度額を上回ってしまう場合は、限度額の引き上げを行うことも検討しましょう。
2. クレジットカード払いで別途手数料が発生しないか確認する
車を購入する際にクレジットカードを利用すると、販売店によっては決済手数料など、別途料金が請求される場合があります。
結果的にクレジットカードで支払ったことによって損をしてしまう可能性があるため、利用する店舗に事前に確認をしておきましょう。
3. 分割・リボ払いはなるべく避ける
クレジットカードで支払いをする際には、なるべく分割払いやリボ払いは避けましょう。クレジットカードは、3回以上の分割払いやリボ払いを選ぶと、高額な手数料が発生することも。
特にリボ払いでは、高額利用の場合は返済に時間がかかる傾向にあります。その分手数料も多く支払うことになるため、リボ払いや分割払いにする場合は、返済シミュレーションをしっかりと行うことが必要です。
車の購入時には一部をクレジットカード払いにするとおすすめ
車を購入するときは、車両代金のすべてをクレジットカードの一括払いはできません。しかし、頭金など一部の費用はクレジットカードで支払えることがあります。
ポイントを大量にゲットできる、手元に大きなお金がなくても支払えるなどのメリットがあるため、車の購入時には一部をクレジットカード払いにするのがおすすめです。
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ディーラーや販売店によって対応がさまざまなため、クレジットカード払いができる場合は、使用できるカードの種類や国際ブランド、支払い回数なども合わせて確認することが大切です。