ラグジュアリーカードの審査の傾向と申込み条件を解説!審査落ちしないポイントも
この記事では、豪華な特典の数々が利用できてステータス性の高い、ラグジュアリーカードについて解説します。審査の傾向や申込み条件、審査落ちしないポイントなどを重点的に紹介するため、ぜひ参考にしてください。
- ラグジュアリーカードは4つのランクがある
- ラグジュアリーカードの申込み条件と審査の傾向
- ラグジュアリーカードの申し込みから発行までの期間や審査状況
- ラグジュアリーカードで審査落ちしないために注意したいポイント
- ラグジュアリーカードの審査に通過できれば豪華な特典が利用できる
ラグジュアリーカードは4つのランクがある
ラグジュアリーカードは、国内で最高ランクのクレジットカードであり、カードが金属でできている点が大きな特徴です。持っているだけでステータスになるとも言われており、ラグジュアリーカードに憧れている人も少なくありません。
ラグジュアリーカードは、チタン、ブラック、ゴールド、ブラックダイアモンドの4つのランクがあり、チタンからブラックダイアモンドにかけてランクアップ。それぞれのカードの魅力について詳しく解説します。
また、個人カードとは別に法人決済用カードも用意されています。
- ラグジュアリーカード・チタン(Mastercard Titanium Card)
- ラグジュアリーカード・ブラック(Mastercard Black Card)
- ラグジュアリーカード・ゴールド(Mastercard Gold Card)
- ラグジュアリーカード・ブラックダイヤモンド(Mastercard Black Diamond)
1. ラグジュアリーカード・チタン(Mastercard Titanium Card)
ラグジュアリーカード・チタンは、他のクレジットカードではプラチナランクに相当するクレジットカードです。ポイント還元率は1%となっており、最高1億2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されます。
さらに、24時間365日のコンシェルジュサービスや、国内外の空港ラウンジが無料で利用可能になるサービスも付いてきます。そのため、海外旅行によく行く方に特におすすめしたいクレジットカードです。
2. ラグジュアリーカード・ブラック(Mastercard Black Card)
ラグジュアリーカード・ブラックは、チタンに比べて年会費が111,000円と高額になりますが、その分キャッシュバック還元率が1.25%に上がり、さまざまなシチュエーションでポイントが貯められます。
また、ハワイアン航空の上級会員資格である「Pualani Goldステータス」が、無条件で利用可能に。Pualani Goldステータスがあれば、無料の受託手荷物数が2個まで無料になったり、空席状況に応じたプリファードシートへ無料でアップグレードできたりと、多数の特典が受けられます。
そのほか、人気レストランのコースアップグレードや会員制ラウンジでの優待サービスなど、多岐にわたり豪華な特典が用意されていることが魅力です。
3. ラグジュアリーカード・ゴールド(Mastercard Gold Card)
ラグジュアリーカード・ゴールドは、オスカー像やNASA発注品と同じ製造会社が24金コーティングを手がけた金属製カードです。
Mastercardのロゴが削り出し加工となっているなど、1枚のカードに多数の特許技術が用いられたプレミアム感が魅力。
1.5%という高いポイント還元率を誇るだけでなく、ライブチャットにも対応したコンシェルジュサービスなど、充実の特典が受けられます。国内・海外問わずに、出張時の旅行手配やプレゼント品の提案などあらゆる知識を持ったコンサルタントが 24時間体制でサポートしてくれます。
ラグジュアリーカード・ゴールドは誰でも申し込みが可能に
ラグジュアリーカード・ゴールドはこれまで完全招待制でしか手に入れられないカードでしたが、後述するブラックダイヤモンドカードのローンチに伴い、招待制が撤廃されました。
そのため、2021年11月17日から、学生を除く20歳以上の人は、誰でも申し込み可能です。
4. ラグジュアリーカード・ブラックダイヤモンド(Mastercard Black Diamond)
ラグジュアリーカード・ブラックダイヤモンドは、国内最上位となるラグジュアリーカードの中でも、最もハイクラスなカードです。
2021年11月に日本上陸5周年を記念してローンチされましたが、完全招待制で入会金が110万円、年会費も66万円かかることから、格式の高さが窺えます。
還元率は2%と高いだけでなく、条件を満たせば最大で4.4%までアップ。そのほか、日本・ハワイ便で往復ビジネスクラス相当のマイルが付与される特典や、Marriott GiftCard・東急ホテルズと提携した国内外で選べるホテルギフト(最高20万円相当)など、豪華な特典が多数用意されています。
ラグジュアリーカードの申込み条件と審査の傾向
ここからは、ラグジュアリーカードの申込み条件と審査の傾向をそれぞれ解説します。
- ラグジュアリーカードの申込み条件
- ラグジュアリーカードの審査の傾向
1. ラグジュアリーカードの申込み条件
ラグジュアリーカードの申込み条件は、20歳以上であること、継続した安定収入があることの2点のみです。ただし、20歳以上であっても学生は申し込みできません。
申込み条件として「規定の年収」は公開されていませんが、安定した収入は必須条件です。そのため、フリーターや契約社員では、ある程度の収入があったとしても審査に通らない可能性が高いと言われています。
法人決済用カードについては、法人代表者あるいは個人事業主のどちらも申込み可能です。
2. ラグジュアリーカードの審査の傾向
ラグジュアリーカードは、国内でも有数のハイクラスカードであるため、年収が高く勤続年数が長い方が、審査が有利となりやすい傾向にあります。
しかし、年収が200万円の人や600万円に満たない人も審査に通過した実績もあるため、ひとくくりに「~万円以下では通らない」とは言えません。
年収と同じぐらい重要なのはクレヒスです。これまでクレジットカードやローンの返済を着実に行い、金融事故履歴などが無いことが大切です。審査に落ちるかどうかが心配な人は、まずは自分のクレヒスを確認してみましょう。クレヒスの確認方法は後述します。
ラグジュアリーカードの申し込みから発行までの期間や審査状況
ラグジュアリーカードを申し込んでから発行されるまでの期間は、最短で5営業日ほどです。
審査は最短翌日に通過となり、その2営業日後にはカード発行工場にデータが到着、そこから数日で手元にカードが届く流れとなります。
審査の途中状況は確認できない
審査結果は途中で確認することはできません。審査に通過した場合のみ、メールで通知が届きます。
申込み時にメールアドレスを記載しますが、そのメールアドレス宛に「【NETstationAPLUS】会員登録完了」の旨が書かれたメールが届いたら審査通過が決定します。なお、審査に落ちた場合は、メールではなく後日郵送で審査に通らなかった旨が書かれたハガキが届きます。
審査に時間がかかるケースもあるため、申込みから1週間~2週間ほどでカードが届いたという事例もあるようです。なかなかメールが届かない場合も、気長に待ってみることをおすすめします。
ラグジュアリーカードで審査落ちしないために注意したいポイント
ここからは、ラグジュアリーカードで審査落ちしないために日常的に注意したいポイントを解説します。一つひとつのポイントを抑えておくと、ラグジュアリーカードの審査に通過する確率を上げられるかもしれません。
ハイクラスカードを持ちたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
- 優良なクレヒスを積み重ねる
- 安定した収入源を確保する
- 多重申込は避ける
- 他社のキャッシングやローンは可能な限り返済しておく
1. 優良なクレヒスを積み重ねる
審査の際には必ずクレヒスが確認され、過去に支払いの遅延や延滞がないかチェックされます。優良なクレヒスを積み重ねていると、その分信用が上がり、審査に通る可能性が高くなるでしょう。
遅延や延滞がなかったとしても、クレジットカードを利用しなければクレヒスは貯まりません。特に「スーパーホワイト」と呼ばれる、信用情報機関に履歴がまったく蓄積されていない人は、実績を持っていないため審査に落ちやすい傾向にあります。
優良なクレヒスを持っている人は、年収が高くなくてもラグジュアリーカードの審査に通過することがあるため、継続的にクレジットカードを利用し、その上で支払いの遅延や延滞がないように運用していきましょう。
クレヒスに不安がある人は情報開示請求で確認できる
自分のクレヒスに不安がある場合は、信用情報機関に情報開示請求を行いましょう。指定信用情報機関であるCICは、郵送や窓口、Webから申し込めば、登録されている情報を確認できます。
特に手軽なのはWebで登録情報の開示請求申し込みを行う方法です。必要情報を入力すると情報が記載されたPDFファイルがダウンロードできます。その際、手数料として1,000円(税込)かかる点を留意しておきましょう。
調べた結果クレヒスに傷が付いていた場合には、ラグジュアリーカードの審査に通過するのは難しいかもしれません。
2. 安定した収入源を確保する
定職に就き、安定した収入源を確保することも重要です。瞬間的に収入が高かったとしても、その収入に安定性がなければラグジュアリーカードの審査に落ちる可能性は高くなります。
フリーターや契約社員、個人事業主などの場合には、少しでも安定的に収入が得られる状態を目指しましょう。
3. 多重申込は避ける
クレジットカードを申し込む際には、審査に落ちることを想定して、複数の会社に申し込む人がいます。しかし、短期間に複数のクレジットカードを申し込むこと(多重申込)は、かえって審査落ちの可能性を高めることに。
多重申込をすると「お金に困ってカードローン目当てで多重申し込みをしている」という疑いを持たれていまいます。クレジットカードは返済能力の有無が重要なため、そのような疑いを持たれるだけで審査に落ちる可能性は大幅に上がるでしょう。
ラグジュアリーカードはハイブランドであるため、審査もよりシビアです。クレジットカードの申し込みも信用情報へ記録されるため、他社のクレジットカードに申し込んでいる人は、半年間は空けて申し込むとよいでしょう。
4. 他社のキャッシングやローンは可能な限り返済しておく
消費者金融のキャッシングや、銀行カードローンの高額借り入れ履歴があると、「安定した収入がある」という点に疑いが持たれ、ラグジュアリーカードの審査に落ちてしまう可能性があります。
そんな事態を防ぐためにも、キャッシングやローンは、可能な限り事前に返済を済ませておきましょう。借り入れ額があまりにも多いと「ラグジュアリーカードを持つのにふさわしくないのではないか」といった判断が下されてしまうかもしれません。
ラグジュアリーカードの審査に通過できれば豪華な特典が利用できる
ラグジュアリーカードは、持っているだけでステータスとなるだけでなく、さまざまな特典が利用できてメリットの多いカードです。
「ハイクラスなカードを持ってみたい」という方はぜひ申し込みを検討してみてください。ゴールドカード、ブラックダイヤモンドカードは特に豪華な特典が用意されています。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。