JALカードの解約方法や解約後のマイルについて解説!事前に注意点を確認しよう
マイルが貯まりやすくなるJALカード。フライトの機会が少ない人にはあまりお得感がなく、解約したいと考える人もいるのではないでしょうか。この記事では、JALカード解約手続きの方法と連絡先を説明し、注意点や解約後のマイルについても解説します。
- JALカードの2つの解約方法とクレジットカードの処理
- JALカードを解約してもマイルは継続
- JALカードの年会費をムダにしない解約のタイミング
- JALカードを解約するデメリットと注意点
- JALカードの解約は有効期限やポイント、未払い残高を確認してから
JALカードの2つの解約方法とクレジットカードの処理
JALカードの解約には「電話」と「退会届」による2つの方法があります。それぞれの解約方法と手順、解約後のカードの処理について説明します。
- 電話で解約手続きを行う
- 書類で解約手続きを行う
1. 電話で解約手続きを行う
電話による方法は退会届よりも簡単で早く解約できるため、年会費の関係などから早急に手続きを完了したい人におすすめです。
ただし、本カードの名義人でなければ解約は行えません。解約手続きをする際の連絡先は以下の通りです。
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電話番号:0120-747-907
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携帯電話から:03-5460-5131(有料)
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海外から:+81-3-5460-5131(有料)
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受付時間:月~土 9:00~17:00(日・祝・年末年始は休み)
CLUB-Aゴールドカード、プラチナ会員の場合は、カード裏面に記載された電話番号へ連絡が必要です。
また、サービスセンターに電話がつながりにくいことも考えられますが、午後の時間帯(14:30~17:00)が比較的つながりやすいとされています。
2. 書類で解約手続きを行う
2つ目は「JALカード会員退会届」の提出による解約方法です。手続き完了まで時間はかかりますが「電話がなかなかつながらない」「応答を待っている時間的余裕がない」といった場合に適しています。
退会届はJALカード会員専用オンラインサービス「MyJALCARD」の「資料請求」から申し込み可能です。ログインには、お得意様番号とJALマイレージバンクの「パスワード」が必要なので、準備しておきましょう。
また、退会届は電話からの請求も可能。自動音声サービスとなり資料コードナンバーの入力が必要です。連絡先と資料コードナンバーを以下にまとめました。
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電話番号:0120-747-804
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携帯電話・海外から:03-5460-4343
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資料コードナンバー :51513
※資料コードナンバー入力後「#」の入力が必要
退会届請求後、約1週間で郵送されてくる「JALカード会員退会届」を返送すれば手続きは完了です。返送に時間を要することも考慮して、早めに退会届を提出しましょう。
「退会完了通知」は送付されないため、手続きが完了したかどうかは「My JALCARD」で確認します。退会後も一定期間はログインが可能です。
JALカードSuicaはカードの返送が必要
JALカードSuicaの場合は「JALカード会員退会届」を請求のうえ、退会届とクレジットカードの両方を返送します。
電話からの退会手続きができないほか、クレジットカードを返送しなければ解約が完了しないため注意しましょう。
JALカードSuica以外のクレジットカードは返送不要です。退会手続き完了後は、念のためハサミでカードに切り込みを入れて処分するとよいでしょう。
JALカードを解約してもマイルは継続
JALカードを解約した後もマイルが失効することはありません。JALマイレージバンク(JMB)会員としては継続され、獲得したマイルも引き継がれます。マイルは自動的に移行されるため手続きも不要です。
「JALマイレージバンクカード(JMBカード)」を持っていない場合は、新たにJMBカード(IC機能なし)が発行されます。既にJMBカードや他のJALマイレージバンク提携カードを保有している場合は、手元のカードが引き続き使用可能です。
もし、JALマイレージバンクも退会したい場合は、別途会員本人が以下の連絡先へ電話し、手続きが必要です。
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電話番号:0570-025-039
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PHS・海外から:03-5460-3939
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受付時間:月~金8:00~19:00/土9:00~17:30(日・祝・年末年始休み)
提携カードの独自ポイントは無効になるため注意!
JALカードの解約によりマイルは継続されますが、提携先の独自ポイントは失効するため注意しましょう。提携先によって種類は異なり、次のようなポイントがあります。
貯めたポイントは、カード解約前に使い切ってしまいましょう。ポイント数や交換手続きは各提携先のサイトで確認でき、他社ポイントやマイル、ギフト券、電子マネーへのチャージなどに利用できます。
JALカードの年会費をムダにしない解約のタイミング
JALカードは年会費がかかり、1年に1度支払います。そのため、JALカードの解約は、カード券面に記載の有効期限月までに行うのがベストです。
カード有効期限月の末日までに解約すれば、次年度の年会費が発生しませんが、既に支払った年会費は返金されません。
また、JALカードには「ツアープレミアム」「ショッピングマイル・プレミアム」といったオプションサービスがありますが、適切な解約のタイミングは異なります。
- ツアープレミアム:ツアープレミアムの登録月末日まで
- ショッピングマイル・プレミアム:JALカードの有効期限月末まで
それぞれ上記期限までに手続きを済ませれば、次年度の年会費は発生しません。 JALカードと同様に、電話か会員専用オンラインサービス「MyJALCARD」からの資料請求により解約が可能です。
ツアープレミアムに関しては、退会手続きが完了した日の翌日以降からボーナスマイルの対象外となります。
JALカードは入会初年度でも解約は可能
JALカードは、アメックスブランドを除いて初年度年会費が無料ですが、無料期間中でも解約は可能です。
ただし、解約後1年以内に再入会した場合は、初年度年会費無料のサービスを受けられません。もちろん再入会でも審査は行われ、これまでのカード利用履歴等はチェックされます。
むやみにカードの解約・入会を繰り返すと信用情報機関に記録され、よい印象とはならないのでおすすめしません。
JALカードを解約するデメリットと注意点
JALカードの解約方法やタイミングについて説明してきました。ここからは解約のデメリットや注意すべき点について解説します。
- JALカードの特典やサービスがすべて使えなくなる
- 貯めたポイントが失効する
- 支払いに設定しているサービスは変更する必要がある
- 未払いの残高が一括で請求される
解約してから困らないように、事前に確認しておきましょう。
1. JALカードの特典やサービスがすべて使えなくなる
JALカードを解約することで、特典航空券や空港のラウンジ利用、国内空港店舗・免税店での割引など、JALカードに付帯する特典が使えなくなります。
さらに家族カード・ETCカード・JALカード家族プログラムなどのサービスも同様です。フライトに関する特典は不要でも、家族カードやETCカードは必要というケースはある人は注意しましょう。
また、家族カードに未払金がある場合は解約時に一括請求されます。家族間で確認・話し合いのうえ、解約手続きを進めることが大切です。
2. 貯めたポイントが失効する
先述したように、提携カードの独自ポイントは解約時にすべて失効します。
コツコツ貯めたのに、いざ使おうと思ったら失効していた、というもったいない思いをしないよう、注意が必要です。
貯めたポイントは使い切るか、商品や他社ポイントに交換するなど事前に対応しておくと良いでしょう。ポイントの使い方や他社ポイントの変換手続き、ポイント数の確認は各社Webサイトでチェックできます。
3. 支払いに設定しているサービスは変更する必要がある
JALカードで公共料金や毎月の支払いを行っている場合は、解約前に変更の手続きをする必要があります。変更を行わないままにしておくと正常に支払いが行われません。
例えば、以下のようなサービスが考えられます。
- 電気・ガス・水道などの公共料金
- スマートフォンの通信料
- インターネット使用料
- 家賃の引き落とし
- 新聞・雑誌の定期購読
それぞれのサービス先で支払い方法の変更を行いましょう。
4. 未払いの残高が一括で請求される
JALカード解約後は利用残高が一括で請求されます。請求が残っている場合は、あらかじめ支払いを済ませておきましょう。ショッピング利用に限らず、キャッシングについても同様です。
リボ払いや分割払いに設定していた支払いもまとめて請求されるため、解約を考えている人は、全て支払えるだけの残高があるか、検討してから解約しましょう。
JALカードの解約は有効期限やポイント、未払い残高を確認してから
JALカードを解約する際の方法や、マイルについて解説してきました。ポイントは次の3つです。
- JALカードには「電話による解約」と「退会届による解約」の2つがある
- JALカードを解約すると、家族カード・ETCカードを含めたすべてのサービスが無効になる
- JALカードを解約してもマイルは引き継がれるが、提携先のポイントは失効する
さまざまな支払いにJALカードを利用している場合は、サービスごとに手続きが必要です。ポイントの確認や支払い先の変更忘れなどないよう、解約前に十分確認してくださいね。
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