ETC一体型クレジットカードは廃止へ|年会費無料のETCカードおすすめ5選
ETC一体型クレジットカードは便利で人気があったものの、2018年に廃止され、現在はクレジットカードと分離しているETCカードが主流です。この記事では、ETC一体型クレジットカードに代わる、おすすめのETCカードを紹介します。
ETC一体型のクレジットカードは2018年に廃止へ
クレジットカードにETC機能が付随した「ETC一体型クレジットカード」は、使いやすく便利なことで人気がありましたが、2018年6月1日に施行された「改正割賦販売法」により廃止されました。現在は、ETC専用カードとクレジットカードを分離することが定められています。
ETC一体型クレジットカードの廃止理由は、セキュリティ上の問題のためです。車上荒らしのきっかけになったり、盗難されたETC一体型カードが不正利用されたりするケースが多発したため、ETCカードは通常の決済ができない「分離型」とすることと定められました。
この法律の施行後、各クレジットカード会社が順次対応をすすめ、今では分離型のETC専用カードが主流となっています。
現在は分離型のETCカードが主流
ETCカードは分離型となっているため、今からクレジットカードに申し込む人は分離型のETCカードしか申し込めません。現在クレジットカードと一体型のETCカードを持っている人は、カードの更新などのタイミングで分離型ETCカードへと切り替わります。
クレジットカードは、ポイントが貯まりやすいもの、ガソリンが割引になるもの、特別な特典を受けられるものなど、さまざまな種類があります。
ほとんどのクレジットカードはETCカード発行にも対応しているため、自分にとってメリットが大きいクレジットカードを選び、ETCカードを発行しましょう。
年会費無料・ポイント高還元!メリットが多いクレジットカード・ETCカードおすすめ5選
ETCカードの年会費が無料(または条件を満たせば無料)で、多くのメリットがあるクレジットカードとして、以下の5つがおすすめです。
それぞれのクレジットカードの特徴について、詳しく解説します。
- JCB CARD W
- イオンカードセレクト
- dカード
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
1.JCB CARD W
JCB CARD Wは若者向けのJCBカードです。申し込み条件は39歳以下となっていますが、一度発行すれば、39歳以降もカードを使い続けられます。
年会費が無料でポイント還元率が高いクレジットカードのため、早いうちに申し込むのがおすすめです。
下記に沿ってより詳しくカードについて説明します。
- ETCスルーカードはポイント還元率の高さが特徴
- JCB CARD Wは初めてクレジットカードを持つ人におすすめ
- 女性はJCB CARD W plus Lがおすすめ
ETCスルーカードはポイント還元率の高さが特徴
JCB CARD Wはポイントを貯めやすいクレジットカードとして人気があります。基本のポイント還元率が1%と高いことに加え、スターバックス、セブンイレブンなどの優待店舗が豊富なことから、日常生活でポイントを貯めやすいことが大きな魅力。
また、ETCカードの発行手数料や年会費は無料で、利用金額に応じて1%のポイントが貯まります。クレジットカード・ETCカードともに、カードの保有コストが一切かからず、ポイント還元率が高いことがJCB CARD Wの特徴です。
JCB CARD Wは初めてクレジットカードを持つ人におすすめ
JCB CARD Wは、店舗での利用に加え、JCB独自のポイントモールサイト「Oki Dokiランド」を経由してAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで買い物をすると、2~11倍のポイント優待を受けられます。
貯めたOki Dokiポイントは、自分の好きな商品に交換するだけでなく、Amazonの支払いや他社サービスのポイント移行、ギフトカードや商品券、カード利用代金のキャッシュバックなど幅広く利用できることも嬉しいポイントです。
クレジットカードを初めて持つ人をはじめ、ポイントをたくさん貯めたい人、ポイントを無駄なく利用したい人には「JCB CARD W」がおすすめです。
女性はJCB CARD W plus Lがおすすめ
女性であれば、女性ならではの特典や優遇サービスが受けられる女性向けカード「JCB CARD W plus L」がおすすめ。
JCB CARD W plusには、以下のようなメリットがあります。
- 女性特有の疾病に対する保険が月々290円から加入可能
- @コスメや一休.comレストラン、ABISTEなどの協賛企業が割引特典や商品抽選キャンペーンなどを実施
- 毎月10日・30日は抽選で2,000円分のJCBギフトカードがもらえる
年会費やその他の特徴はJCB Wと同様のため、女性であればJCB CARD W Plus Lを選ぶのがよいでしょう。
2.イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオンカードが発行するクレジットカードです。銀行とクレジットカード、電子マネーWAONの機能を1枚にまとめられるため、お財布の中のカードを減らして、スマートに生活できます。
下記に沿ってより詳しくカードについて説明します。
- イオンカードセレクト ETCカードは発行スピードの早さが特徴
- イオンカードセレクトはイオンでよく買い物する人におすすめ
イオンカードセレクト ETCカードは発行スピードの早さが特徴
イオンカードセレクトのETCカードは、発行手数料と年会費が無料です。最短で申し込み翌日にETCカードが発行されるため、すぐに使えます。
また、イオンカードセレクトのETCカードには、車両損傷お見舞金制度が付帯。万が一、ETCゲートで開閉バーに衝突して車両を損傷した場合、年に1回を限度として一律5万円のお見舞金がもらえる制度です。
めったに使うことのない制度ですが、万が一に備えて付帯していると安心できますね。
イオンカードセレクトはイオンでよく買い物する人におすすめ
イオンカードセレクトは、全国のイオンやイオンモール、マックスバリュなどのイオングループでの利用で、ポイントがいつでも2倍貯まります。
また、以下のようにお得な特典を利用できます。
- 毎月20日・30日は5%オフ
- 毎月10日はイオングループ以外の買い物でもWAONポイントが2倍
- 55歳以上の人は毎月15日に買い物が5%オフ
- 専用Webサイトで映画のチケットがいつでも1,000円※
- イオンマークカードの旅行特典で海外旅行や国内旅行が割引になる
イオンセレクトカードは、イオングループを日常的に利用する人、効率的にWAONポイントを貯めたい人、補償がついているETCカードを利用したい人におすすめです。
3.dカード
dカードはNTTドコモが発行しているクレジットカードです。
dカードはdocomoユーザーだけにメリットがあると思われがちですが、「ポイント還元率が高い」「特約店や加盟店が多くポイントを貯めやすい」など、docomoユーザー以外の人にとってもお得なカードです。
dカード ETCカードはdポイントの貯めやすさが特徴
dカードのメリットの一つは、ETCカードのポイントの貯めやすさです。
dカードはETCカードの利用でも100円(税込)につき1ポイントが貯まるため、クレジットカードとETCカードの利用を合わせて、効率的にポイントを貯められます。
ETCカードの年会費は2年目から550円かかりますが、1年間に1度でもETCカードを利用すれば無料になる点も魅力です。
dカードはドコモユーザーに特におすすめ
dカードはドコモユーザーが利用する場合に、特にメリットが大きいクレジットカードです。
ドコモユーザーが受けられる主な特典として、以下が挙げられます。
- dカードを保有しているだけで、ドコモ利用料金の1%分がdポイントとして貯まる
- ドコモユーザーは最大1万円のケータイ補償も付帯
- dポイントをドコモのケータイ料金やデータ量追加、スマホの修理代に利用可能
dカードはドコモユーザーに特にお得です。しかし、dカードの上位カードである「dカード GOLD」は、より良い条件になっているため、ポイントをしっかりと貯めたいドコモユーザーはdカード GOLDも検討してみましょう。
-
①dカード GOLD入会&利用&要Webエントリーで最大5,000dポイントプレゼント!
※dポイント(期間・用途限定)
4.楽天カード
楽天カードは、楽天の関連サービスを利用するほど、ポイントが貯めやすくなるクレジットカードです。
年会費無料でクレジットカードの保有コストがかからないこと、ポイント還元率の高さで人気があります。
楽天カード ETCカードは還元率の高さが特徴
楽天カードのETCカードはポイント還元率が1%のため、ポイントを貯めやすいことが特徴です。楽天カードとETCカードの両方を使うことで、楽天ポイントを効率よく貯められます。
年会費は、通常は550円(税込)かかりますが、以下の条件をいずれかを満たせば無料です。
- 申し込み時点で楽天PointClubの会員ランクが「ダイヤモンド会員」または「プラチナ会員」であること
- 楽天ゴールドカード/プレミアムカード/ブラックカードの会員であること
楽天カードのゴールドランク以上であればETCカードの年会費も無料になりますが、楽天カードで無料にする場合は、楽天PointClubの会員ランクアップを目指しましょう。
楽天カードはポイントを効率的に貯めたい人におすすめ
楽天カードは、エネオスで利用するとポイント還元率が1.5倍になるほか、楽天市場の買い物で楽天カードを利用するだけで、ポイント還元率が3%以上になり、お得です。
また、楽天トラベルでレンタカーや宿泊施設の手配をすれば、さらに効率よくポイントを貯められるでしょう。
楽天カードは年会費無料でポイントがたくさん貯まるカードを持ちたい人、楽天ポイントをしっかりと貯めたい人におすすめです。
5.三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号や有効期限が印字されていない、新しいタイプのクレジットカードです。三井住友銀行のアプリを使うと、クレジットカード番号の即時発行もできます。(クレジットカードは別途郵送)
三井住友カード(NL)ETCカードは実質無料で持てる
三井住友カード(NL)のETCカードは、年に1度以上利用すれば翌年の年会費が無料※になるため、定期的に高速道路を利用する人は実質無料です。
※通常年会費は550円(税込)かかります。
※初年度無料
また、ETCカードの利用でもポイントが貯まることに加え、以下のようなメリットがあります。
- ETCマイレージが貯まる
- 60日前以降の不正利用について補償がある
ETCマイレージは、ETC通行料金支払額に応じてポイントがもらえる制度です。別途ETCマイレージサービスへの会員登録が必要ですが、貯まったポイントは通行料金に充てて利用できます。
また、通行料金の「平日朝夕割引」の対象にもなるため、高速道路料金の最大50%割引されるなどお得。ETCカードを発行したら忘れずに登録しておくのがおすすめです。
三井住友カード(NL)はポイントをお得に活用したい人におすすめ
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号がないためセキュリティ面でも安心です。
基本のポイント還元率は0.5%ですが、以下の特典を活用することで、日常生活の利用で効率的にポイントを貯められます。
- 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でポイント最大7%還元*
三井住友カード(NL)は、ポイントを効率的に貯めたい人、ETCカードを無料で利用したい人、クレジットカードを即時発行したい人におすすめです。
特典・ポイント還元を利用してお得にETCカードを利用しよう
クレジットカードにはさまざまな種類がありますが、ポイント還元率が高い・特典が多いクレジットカードでETCカードを発行すると、よりお得になるためおすすめです。
ETCカードも、種類によってポイントの還元率や年会費の有無などが異なるため、自分にとってメリットが大きいETCカードを選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。