プラチナ・カード®の利用可能枠は一律制限なし|利用可能枠を引き上げる5つのコツ
本記事では、プラチナ・カード®の、利用可能枠を上げる方法について解説します。アメックスのプロパーカードのうち、インビテーションなしで申し込める最高峰がプラチナカード。プラチナ・カード®を手に入れたのに、利用可能枠が希望通りにならない(低い)方はご一読ください。
- プラチナ・カード®はランク最高峰のカード
- プラチナ・カード®の利用可能枠
- プラチナ・カード®の利用可能枠が下がってしまう4つの原因
- プラチナ・カード®の利用可能枠を引き上げる5つの方法
- プラチナ・カード®の利用可能枠を確認する方法
- プラチナ・カード®の利用可能枠は個別の審査で決まる
プラチナ・カード®はランク最高峰のカード

プラチナ・カード®はランク最高峰のカードです。アメックスのランクは高い順に並べると以下の通り。
- ブラック
- プラチナ
- ゴールド
- 一般
アメックスではブラックの次に高いランクを誇ります。プラチナ・カード®では、定評のあるデスクサービスが、さらに拡充されて提供されています。
クレジットカードにステータスを期待するユーザーからは、プラチナ・カード®は輝かしい存在と言えるでしょう。まずはプラチナ・カード®の基本情報から確認していきます。
プラチナ・カード®の基礎知識

プラチナ・カード®はランクが高いため、年会費が165,000円(税込)と非常に高いカードです。しかし、サービスは充実しており、国内旅行傷害保険は利用付帯最高1億円と申し分ない特典。
さらに、電話にてカスタマーデスクと様々な相談ができるのもプラチナ初心者におすすめのクレジットカードです。顧客の要望にできるだけ対応してくれるのが、高ステータスカードの魅力ですね。
プラチナ・カード®についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してみてください。
プラチナ・カード®の利用可能枠

プラチナ・カード®は、社会的信用の大きな人だけが持てるカードのため、利用可能枠が比較的高い傾向にあります。グリーン以上のアメックスの利用可能枠の詳細は、以下の通りです。
- 年収/利用頻度を「目安」として設定されている(無制限ではない)
- 利用可能枠の最低は10万円
- 最高で数1000万円程度
- 高額商品を購入すると、カード利用を停止されることがある
- キャッシング枠はなく、ショッピング枠のみ(リボ払い利用可能枠はショッピング枠の中で設定)
利用時に大きく利用可能枠を超えると、カードが使えなくなることもありますが、基本的にアメックスの利用可能枠は高い傾向にあります。その理由については以下より詳しく解説します。
- アメックスの利用可能枠は全て一律制限なし
- プラチナ・カード®の利用可能枠を決める基準
アメックスの利用可能枠は全て一律制限なし

プラチナに限らず、アメックスの利用可能枠は、「利用可能枠について一律制限なし」となっています。他社のクレジットカードであれば、利用可能枠が決まっている場合がありますが、アメリカンエキスプレスカード全てに利用可能枠の制限がありません。
カードの種類に応じて利用可能枠が決められている訳ではなく、アメリカンエキスプレスカード全てに利用可能枠の制限がないということですね。
カード利用者それぞれに個別の利用可能枠の設定はある
しかし、アメックスは、カード会員個々の利用可能枠として設定されています。あくまでカードの種類としてないだけであり、カードを個別に持つ人には利用可能枠の設定があるということです。
公式サイトでは以下のように表記されています。
アメリカン・エキスプレスのカードは、不意のお買物の場合にもご利用いただけるよう、ご利用可能枠に一律の制限を設けておりません。ご利用可能枠につきましては、個々のカード会員様のご利用状況や、お支払い実績などによって異なります。
アメックスも利用可能枠が存在しないわけではないので、カードの利用においては意識しておくようにしましょう。プラチナ・カード®の利用可能枠はいくつかの基準が設定されています。
以下より詳しく説明していきましょう。
プラチナ・カード®の利用可能枠を決める基準

アメックスの利用可能枠については、以下を基準として決められます。
- 年収(申込時の収入など)
- 職業(勤め先など)
- 個人の信用情報(借入状況/資産状況など)
プラチナ・カード®の利用可能枠は入会時だけでなく、利用頻度や実績に応じて、柔軟に変更されていきます。そのため、上記の基準が一定以上ない場合、利用可能枠が低くなってしまう可能性も十分あり得ます。
プラチナ・カード®の利用可能枠が下がってしまう4つの原因

プラチナ・カード®に限らず、どのカードでも利用可能枠は定期的に見直されます。クレジットカード会社にとって、次に該当する方は、利用可能枠が下がる可能性があります。
- カードの支払いを滞納してしまった
- 1度大きな金額を利用した
- キャッシングやリボ払いを利用した
- ローンの利用履歴がある
上記に該当すると、利用可能枠が下がることもあります。以下よりそれぞれ見ていきましょう。
①カードの支払いを滞納してしまった

カードの支払いを滞納すると、利用可能枠が下がる可能性があります。カードの支払い滞納は、大きな信用失墜につながり、クレジットヒストリー(通称クレヒス)に傷が付く場合も。
クレジットカードは個人の信用により所持できるアイテムです。滞納を繰り返すとカード会社からすれば、個人の信用にペナルティがついたと理解したほうがいいでしょう。
しかし、一度二度、何らかの理由があり引き落としに間に合わないケースがあっても、背景を話せば、免れられる場合があります。アメックスで万が一、意図せず短期の滞納をしてしまった場合は、デスクに相談して事情を説明するようにしましょう。
②大きな金額を利用した

アメックスで大きな金額の買い物を利用すると、利用可能枠が下がる可能性があります。アメックスの場合、利用可能枠設定が緩やかなため、大きな買い物が可能です。
しかし、事前の相談なくいきなり大きな買い物をしてしまうと、金額を支払い終わるまで、次の買い物に制限がかけられる場合があります。アメックスでは、大きな買い物をする際には相談するという、カード会社と利用者との間の約束時効があります。
また、大きな買い物をしたあと、「利用可能枠の引き下げ」よりも、いきなりカード利用を止められる場合もあります。プラチナ・カード®を利用する際は注意しておきましょう。
③キャッシングやリボ払いを利用した

キャッシングやリボ払いを利用すると、アメックスの利用可能枠へ悪影響となります。借金がある個人は、カード支払の確実性が減り、「滞納するのではないか」とカード会社から疑われてしまう可能性があります。
お金がないときにキャッシングやリボ払いに頼ってしまいがちですが、利用可能枠への影響をいえばマイナスとなるので、現在プラチナ・カード®を利用している方は気をつけましょう。
④ローンの利用履歴がある

ローンの利用履歴があることも利用可能枠が下がる可能性があります。ローン履歴とは以下のような事例を指します。
- クレジットカード
- 住宅ローン
- 自動車ローン
カード以外でのローンも利用可能枠に影響を及ぼす場合があります。ローンの利用履歴は個人の信用情報として記録され、各金融機関が重視しています。
一度記録された信用情報は一定期間保存されるため、気になる方は、信用情報機関から削除されるまで待つようにしましょう。
プラチナ・カード®の利用可能枠を引き上げる5つの方法

ここまで、プラチナ・カード®の利用可能枠が下がる原因をご紹介しました。特に、インビテーションで手に入れたカードでない場合、入会審査の結果低い設定の利用可能枠を付与されることも珍しくありません。
ここからは、利用可能枠を引き上げる5つの方法についてご紹介します。以下の通り。
- デポジット(事前入金)で利用可能枠を引き上げる
- カードの利用実績を積む
- 優良なクレヒスを積む
- 引き落とし日を守る
- 電話で利用可能枠引き上げの依頼をしてみる
年収が低いというわけでもないのなら、ポテンシャルとしてはまだまだ利用可能枠が上がる可能性があります。それぞれ見ていきましょう。
①デポジット(事前入金)で利用可能枠を引き上げる

アメックスの利用可能枠を簡単に上げる方法が「デポジット」です。デポジットとは未払いを防ぐために、事前に入金する「預かり金制度」のことを指します。
利用可能枠が100万円のカードにデポジットを活用して50万円を事前に入金しておくと、150万円分の金額を利用できます。デポジットの金額に利用制限はありませんが、利用するためには、事前にデスクと相談しておく必要があります。
高額の買い物をプラチナ・カード®で行う場合は、余裕を持って手続きを行うのがおすすめです。
②カードの利用実績を積む

クレジットカードの利用実績を積むことも利用可能枠を上げるためには大切です。年収アップや持ち家取得などが望めない場合でも、信用が付けばいいのです。
日常の現金払いをすべてプラチナ・カード®に移すと利用実績は積みやすくなります。以下は、日常生活でクレジットカードを利用できるタイミングです。
- 公共料金(水道代/光熱費等)
- 家賃
- お買い物
- 接待/会食
公共料金などをカード引き落としにするのも利用実績を積むにはおすすめです。高額商品を購入するのではなく、日常的にカードを利用していくと実績を積めるでしょう。
③優良なクレヒスを積む

優良なクレヒスを積むことも利用可能枠を上げる方法のひとつです。クレヒスとは、クレジットヒストリーの略で、クレジットカードやローンの利用履歴が記録された信用情報のことを指します。
カードを積極的に使っていくことで、自然と優良なクレヒスが積まれます。クレヒスは、5年間は信用情報機関に保存され、5年より前のクレヒス情報は徐々に削除されていきます。
5年以上前の記録に不安がある方でも、プラチナ・カード®をこれから利用する際は、滞納がなく、一定の基準をクリアしていれば、よいクレヒスが積み上がるでしょう。
④引き落とし日を守る

引き落とし日に、きちんとカード代金を支払うのも利用可能枠を引き上げる上では大事な項目です。支払日に数日遅れることがあったからといって直ちにクレヒスの大きな傷にはなりません。
しかし、信用情報には延滞マークがついてしまいます。延滞マークの数が増えると、必然的にカード会社からの対応も厳しくなっていくでしょう。
プラチナ・カード®を利用する際は、カードの引き落とし日を守り、指定の金額を支払うのが望ましいです。
⑤電話で利用可能枠引き上げの依頼をしてみる

利用可能枠をすぐに上げたい場合は、電話で引き上げの依頼をしてみましょう。一般的なカードの場合、利用可能枠の引き上げには、次の2種類があります。
- 海外旅行など、臨時の引き上げ
- 永続的な引き上げ
アメックスの場合、永続的な引き上げ申請は、制度としては用意されていません。臨時の引き上げを希望する場合は、以下に電話をしてください。
- 「事前承認係」(0120-376107)
利用可能枠引き上げの申込みがあると、新たに審査が行われます。利用可能枠増加の申込みは、個人信用情報には記録されません。そのため、審査落ちしても、影響は少ないので、プラチナ・カード®の利用可能枠を引き上げたい方はチャレンジしてみるのが良いでしょう。
プラチナ・カード®の利用可能枠を確認する方法

よほど高額な買い物をしない限りは、利用可能枠を意識することは少ないかもしれません。
- 電話で確認
- Webで確認
- 専用アプリで確認
アメックスの場合は「目安」ですが利用可能枠は、設定されています。それぞれの確認方法について説明していきましょう。
①電話で確認
カードデスクは比較的すぐにつながります。電話して確認しましょう。
電話番号は以下の通り。
- 0120-376107
電話がつながれば、利用可能枠をすぐ教えてもらえるでしょう。しかし、Webやアプリを活用する方が手間なくスムーズに進められるのでスマホに慣れている方はWeb・アプリで確認しましょう。
②Webで確認
Webでも利用可能枠を確認できます。Webで確認する場合、会員専用の「オンライン・サービス」へログインし、「カードご利用可能額の確認」をタップすると利用額が表示されています。
③専用アプリで確認
スマートフォンのアメックスアプリ「アメリカン・エキスプレス・サービス・アプリ」からも確認できます。ユーザーIDとパスワードでログインすれば、Webでの確認とやり方と同じく「カードご利用可能額の確認」をタップすると、利用額を確認可能です。
プラチナ・カード®の利用可能枠は個別の審査で決まる

クレジットカードの利用可能枠は、会員ごとの個別の審査で決定されます。せっかくのプラチナ・カード®とはいえ、当初から高い利用可能枠を付けてもらえるとは限りません。
しかし、利用可能枠を上げていく方法は確実にあります。今回ご紹介した方法を試すと少しでもプラチナ・カード®の利用可能枠を増やせられるでしょう。
クレジットカードは自分で育て上げるものです。ぜひ本記事を参考に、最強のプラチナ・カード®を作り上げてください。

プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。