審査なしで少額融資を受ける方法とは?注意点を紹介!
少額融資を受ける際に審査なしで利用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。少額であれば、カードローンを活用しなくても融資を利用できる場合があります。審査なしで少額融資をする方法について詳しく解説します。
審査なしで少額融資を受ける方法5選

審査なしで少額融資を受ける方法は主に5つあります。それぞれの方法について詳しく解説します。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」が設定されていることがあり、キャッシング枠を利用することで現金を借りることができます。キャッシング枠が設定されている場合、銀行やコンビニのATM、クレジットカード会社の専用サービスを通じて即座に現金を引き出すことが可能です。
キャッシングの申し込みは、基本的にクレジットカードを申し込む際に同時に行われますが、後から追加で申し込むこともできます。ただし、利用限度額は個人の信用情報やカードの種類によって異なり、審査によって設定されることが一般的です。
キャッシング枠がすでに設定されている場合は、追加の審査なしで即日利用できることが多く、急な資金調達に適しています。キャッシングの返済方法には「一括返済」と「リボ払い」の2種類があり、一括返済では翌月のカード請求時に全額を支払うことになります。
一方、リボ払いでは毎月一定額を支払う方式ですが、利息が高くなる傾向があるため注意が必要です。キャッシングの金利は15%~18%程度と比較的高めに設定されているため、できるだけ早めに返済するのが負担を軽減するポイントとなります。
また、キャッシングを利用する際には、限度額の確認が重要です。クレジットカードの利用明細や公式アプリをチェックすることで、現在の利用可能額を簡単に確認できます。
加えて、海外旅行中に外貨での現金が必要になった場合も、海外対応のATMでキャッシングを利用できる場合がありますが、手数料や為替レートに注意する必要があります。
給料の前借り制度を活用する
企業によっては、従業員向けに「給与の前払い制度」や「日払い制度」を導入している場合があります。特に、派遣会社やアルバイト先では、働いた分の一部を即日受け取れるシステムが整っていることが多く、緊急の資金調達に適しています。
また、近年では給与前払いサービスを提供するアプリも普及しており、利用者の口座に直接振り込まれる仕組みがあるため、手軽に活用できる点も魅力です。
質屋を利用する
審査なしで資金を調達する方法として、質屋に品物を預けてお金を借りる方法があります。貴金属やブランド品、時計、スマートフォンなど価値のある品物を持ち込むことで、その場で現金を受け取ることが可能です。
返済ができなかった場合でも、品物が売却されるだけで済み、信用情報に影響を与えることはありません。ただし、査定額は市場価格より低くなることが一般的なため、事前に相場を確認しておくとよいでしょう。
友人や家族に借りる
最も手軽な方法として、家族や信頼できる友人に相談して借りるという手段もあります。金融機関を介さないため、審査もなく利息も発生しない場合が多いですが、返済の約束を守らなければ人間関係に悪影響を及ぼすリスクもあるため、慎重に検討する必要があります。
また、トラブルを避けるために、簡単でもよいので借用書を作成するのも一つの方法です。
後払いサービスやバイナンスペイを利用する
後払い決済サービスを利用すれば、一定期間の支払いを先延ばしにできるため、実質的に少額の融資を受けるのと同じ効果が得られます。
また、バイナンスペイのような暗号資産を活用した即時決済システムを利用すれば、一部の取引において資金調達の選択肢が広がる可能性があります。ただし、利用できる店舗やサービスが限られているため、事前に対応状況を確認しておくことが大切です。
公的融資を利用することもできる

少額であっても公的融資を活用できるケースも多いです。ここでは、少額融資に適している公的融資について詳しく解説します。
各自治体の融資制度
自治体では、低金利で借り入れができる公的融資制度を用意しています。特に、低所得層や失業者、年金受給者など、通常のローンやクレジットカードに申し込みが難しい人でも利用できる可能性があります。
ただし、誰でも借りられるわけではなく、条件を満たす必要があるほか、貸付決定や送金までに1~2週間かかる点も考慮する必要があります。そのため、利用を検討している方はまず自治体ごとにどのような融資制度が設けられているかを確認しましょう。
緊急小口資金
緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった際に利用できる制度です。無利子で保証人も不要なため、比較的利用しやすい融資制度といえます。低所得世帯や要介護者がいる世帯などが対象で、貸付限度額は10万円以内とされています。
総合支援資金
失業や減収などにより生活が困窮している場合に、生活費や一時的な資金を借りることができる制度です。低所得世帯が対象で、利用目的に応じて生活支援費、住宅入居費、一時生活再建費の3種類に分かれています。
生活支援費では、2人以上の世帯で月20万円以内、単身世帯で月15万円以内が借りられます。住宅入居費は最大40万円、一時生活再建費は最大60万円まで可能です。保証人は原則不要ですが、保証人なしの場合は年1.50%の利子がかかります。
教育支援資金
進学や就学の継続を支援するための融資制度で、低所得世帯が対象です。教育支援費として、高校生は月3.5万円以内、高専・短大・大学生は月6〜6.5万円以内が借りられます。
また、就学支度費として入学金などに最大50万円の融資が可能です。特に必要と認められた場合は貸付上限額の1.5倍まで借りられることもあります。無利子・保証人不要ですが、世帯内で連帯借受人が必要です。
求職者支援資金融資
ハローワークの職業訓練中の人が生活費を補うために利用できる制度です。職業訓練受講給付金(月10万円)が支給されますが、それだけでは生活費が足りない場合に利用できます。
一般世帯の場合、月10万円×受講予定訓練月数、単身世帯の場合は月5万円×受講予定訓練月数が借りられます。担保や保証人は不要ですが、年3.00%の利息がかかります。最大12カ月まで申請可能です。
少額融資を受ける際の注意点

少額融資を受ける際は、以下の5つのポイントに注意する必要があります。計画的に利用するように心がけましょう。
利子や手数料について確認する
利息や手数料について十分に確認することが重要です。特にクレジットカードのキャッシングや消費者金融の融資は、年利15%~18%程度の高金利が設定されていることが多く、短期間の利用であれば問題ありませんが、長期間の返済になると負担が大きくなる可能性があります。そのため、返済計画をしっかり立て、できるだけ早めに完済することを心がける必要があります。
返済能力を考慮する
返済能力を考慮した借入額を設定することが大切です。少額だからといって無計画に借り続けると、気付かないうちに借金が積み重なり、返済が困難になるリスクがあります。
特に、リボ払いなどを利用すると返済総額が膨らむ可能性があるため、慎重に選択する必要があります。また、複数の金融機関やサービスを利用している場合は、全体の借入状況を把握し、無理のない範囲で管理することが求められます。
違法な業者に注意する
違法な金融業者に注意することも重要です。「審査なし」「無職でも即日融資」といった文言をうたう業者の中には、ヤミ金や違法業者が含まれていることがあり、法外な金利を請求されたり、厳しい取り立てを受けたりするリスクがあります。
少額融資を利用する際は、必ず正規の金融機関や認可されたサービスを選び、日本貸金業協会に登録されているかを確認することが安全な借入につながります。
信用情報への影響を留意する
信用情報への影響についても理解しておく必要があります。クレジットカードのキャッシングや消費者金融からの借入は、信用情報機関に記録され、将来的に住宅ローンや自動車ローンを組む際の審査に影響を及ぼす可能性があります。
特に延滞や滞納があると信用情報に傷がつき、他の金融機関からの融資が受けにくくなることがあるため、返済期限を守ることが重要です。
審査なしで利用できるカードローンはない

カードローンは金融機関が提供する融資サービスの一種ですが、すべてのカードローンは貸金業法や銀行法などの規制を受けており、必ず審査が行われます。そのため、「審査なし」で利用できるカードローンは基本的に存在しません。
一般的に、カードローンの審査では、申込者の信用情報や収入状況、勤務先などがチェックされます。貸し倒れのリスクを防ぐために必要なプロセスであり、どの金融機関であっても避けることはできません。
特に、消費者金融系のカードローンや銀行系カードローンでは、信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)に登録されている情報をもとに審査が行われるため、過去に金融事故(延滞や債務整理など)があると審査に通りにくくなります。
審査なしを謳う業者には注意
「審査なし」をうたう貸金業者には注意が必要です。金融庁や日本貸金業協会に登録されていない業者の多くは違法なヤミ金であり、極めて高い金利や厳しい取り立てを行う可能性があります。
ヤミ金業者は、法定金利(年20%以下)を大きく超える違法な利息を設定し、利用者を借金地獄に追い込むケースが多いため、絶対に利用すべきではありません。ただし、比較的審査が通りやすいカードローンを選ぶことで、融資を受けられる可能性を高めることはできます。
消費者金融のカードローンは審査基準が緩め
消費者金融のカードローンは、銀行系カードローンよりも審査基準が緩めで、即日融資が可能な場合もあります。また、安定した収入があれば、パート・アルバイトでも審査に通ることがあります。
どうしてもカードローンの審査に通らない場合は、他の方法で資金を調達することを検討するのが賢明です。例えば、質屋や給料の前借り制度を利用する、不要品を売却する、家族や知人に相談するなど、合法的かつリスクの少ない方法を選ぶことが重要です。
審査なしで少額融資を利用するならカードローン以外がおすすめ
少額融資の際の審査が気になるのであれば、キャッシング枠のように審査なしでも利用できる制度を活用するのがおすすめです。カードローンの場合は審査が必要になってしまうので、審査に不安がある方にはおすすめしません。一方で、審査に通りやすいカードローンも存在するので、有効活用しましょう。