「間違えて買った」の声…そうめん&ひやむぎの違いは? 揖保乃糸の販売元に聞いて分かった“意外な事実”
- オトナンサー |

暑い夏は、そうめんやひやむぎがよく食べられます。ただ、そうめんとひやむぎは形や食感が似ているため、違いがよく分からないと感じたことはありませんか。SNS上では、「そうめんとひやむぎの違いが分からない」「そうめんと間違えてひやむぎを買った」などの声が上がっています。
そうめんとひやむぎには、どのような違いがあるのでしょうか。「揖保乃糸」を販売する兵庫県手延素麺(てのべそうめん)協同組合(兵庫県たつの市)の担当者に聞きました。
機械で製造する場合は定義があるが…
担当者によると、乾めん類の日本農林規格(JAS規格)では、そうめんは長径1.3ミリ未満、ひやむぎは1.3ミリ以上1.7ミリ未満、うどんは1.7ミリ以上とそれぞれ定義されているということです。
ただし、この定義はあくまで機械製乾麺における定義だといいます。
担当者は「当組合の揖保乃糸のように、小麦粉に食塩水を混ぜてよく練った後、帯状に切り出し、それを数本合わせて1本にし、よりをかけながら引き伸ばしと熟成を何度も繰り返し、乾燥させて製造する『手延べ麺』の場合、長径1.7ミリ未満であれば、日本農林規格上、そうめん、ひやむぎ、どちらの呼び方でも構いません」と説明。
その上で「例えば、徳島県の名産である『半田そうめん』は、通常のそうめんよりも太いですが、昔からそうめんと呼ばれ、親しまれてきました。そのため、こうした歴史に配慮し、そうめんとして販売されています。揖保乃糸でも、長径が1.1~1.5ミリ程度と、通常のそうめんよりも少し太く、ボリューミーでモチモチと歯切れのよい食感に仕上げた『太づくり』というそうめんがあります」と教えてくれました。
揖保乃糸の場合、例年、10月から翌年4月にかけてそうめんを製造。寒さがピークを迎え、温度、湿度が特に安定する12月から翌年2月ごろが製造の最盛期だということです。一方、揖保乃糸の「手延ひやむぎ」は、例年5月と9月に製造しているといいます。
揖保乃糸のひやむぎは、そうめんよりも一層ソフトなモチモチとした歯ごたえとつるっとした喉越しが感じられるのが特徴だということです。
なお、そうめんが食べられる地域、ひやむぎが食べられる地域はそれぞれ異なるといいます。担当者は「気候、風土的な要因から、西日本には主要な手延べそうめんの産地が多く存在するため、そうめんが食べられる傾向にあります」と説明。
その上で「東日本には手延べそうめんの産地は少なく、元々うどんやそばのような切麺として普及していったひやむぎの認知度が高い傾向にあるようです。冬は太くて冷めにくいうどん、夏は細く冷たいひやむぎ、と季節に応じて食べ分けられていたとされています。ただ、現在は関東地方でも、ひやむぎよりもそうめんの認知が高くなっています」と教えてくれました。
担当者によると、そうめんとひやむぎは、さまざまな調理方法でおいしくすることができる食べ物だということです。
冷やしでめんつゆにつけて食べるだけでなく、温かくして食べるのもお勧めで、特に西日本では「にゅうめん」として、冬に温かいだしをかけて食べられているといいます。
また、沖縄の「そうめんチャンプルー」のように炒めたり、あえたり、サラダ風にしたりと自由にアレンジができる点も、そうめんとひやむぎの面白さだと強調しました。
ひやむぎは生パスタに近い食感があり、市販のパスタソースと合わせるとおいしく食べることができるといいます。
担当者は「揖保乃糸の公式サイトでは、そうめんに関するさまざまなアレンジレシピを公開しています。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか」と勧めています。
オトナンサー編集部
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