巨大クルーズ船「もう1隻買った!」 就航したばかりの元米国クルーズ船“姉妹船”まさかの追加投入 商船三井
- 乗りものニュース |

商船三井クルーズは2025年3月5日、米国のクルーズ会社からクルーズ船「Seabourn Sojourn(シーボーン・ソジャーン)」を購入したと発表しました。12月に就航した「三井オーシャンフジ」の姉妹船が追加投入されることとなりました。
三井オーシャンフジ「姉妹船も買いました」
2024年12月に就航した元米国クルーズ船の「三井オーシャンフジ」。姉妹船が追加投入される(画像:商船三井)
商船三井クルーズは2025年3月5日、米国のクルーズ会社からクルーズ船「Seabourn Sojourn(シーボーン・ソジャーン)」を購入したと発表しました。12月に就航した「三井オーシャンフジ」の姉妹船が追加投入されることとなりました。
「シーボーン・ソジャーン」は3万2千トン型、全長198.19mで、客室数は229。「三井オーシャンフジ」となった元「シーボーン・オデッセイ」の姉妹船です。商船三井クルーズにとって米国シーボーン社から2隻目の購入となり、3月4日に引き渡しを受けたそうです。
商船三井グループはクルーズ事業を新たな成長産業と位置づけ、2023年3月に「シーボーン・オデッセイ」を購入。「シーボーン・ソジャーン」も同型であることから、三井オーシャンフジでの運航経験を踏まえ、より習熟したサービスを提供するということです。
今後、2026年後半に日本籍船として運航を開始、船内の公用語は日本語を予定しているということです。瀬戸内海を夜間に航行可能な全長200m以下の船体を活かし、日本近海での短期~中期のクルーズなど、豊富な旅程を用意するとしています。
なお、商船三井グループはシーボーン社から購入した2隻とは別に、2隻の新造船の投入も発表しています。さらに、日本郵船系の郵船クルーズが「飛鳥II」を後継する「飛鳥III」を2025年に就航させ2隻体制とするほか、2028年には郵船クルーズが運航管理を担うオリエンタルランド「ディズニークルーズ」も就航予定です。
このディズニークルーズの登場を機に、クルーズ市場は一気に拡大すると見込まれており、各社が船隊の整備を行っている状況です。
現状、日本の大型クルーズ船は商船三井系の「にっぽん丸」「三井オーシャンフジ」、日本郵船系の「飛鳥II」の3隻体制ですが、さらに商船三井系で3隻、日本郵船系でディズニークルーズを含む2隻が追加され、大幅に拡大する見込みです。
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