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学校再開で子どもはストレス 家庭で十分な休養を、授業は詰め込まなくていい

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毎朝の検温や分散登校など従来とは違う状況が続く(2020年5月、時事)
毎朝の検温や分散登校など従来とは違う状況が続く(2020年5月、時事)

 多くの自治体で学校が再開されました。新型コロナウイルス感染症対策のため、前例のない形で新しい学年を迎えたわけで、保護者と先生たちにはいろいろと気を付けてほしいことがあります。

話を聞くときは共感的に

 まず、保護者に気を付けてほしいのは「家庭ではリラックスさせてあげてほしい」ということです。ただでさえ、新学年は新しい友達、新しい先生、新しい教室など新しいことばかりで、子どもたちは楽しい半面、ストレスもたまります。おまけに6月に入って暑さも増してきました。

 加えて、家庭での自粛生活が続いたことで、生活リズムが乱れている子や体力が低下している子が多いことが予想されます。ですから、家庭では子どもたちを十分リラックスさせて、休ませてあげてほしいと思います。家庭でも追いまくられていると、次の日に元気に登校することはできません。

 子どもの話を聞くときは、共感的に聞くように心掛けてください。特に、愚痴や悩みには十分な共感が必要です。共感してもらえるだけでストレスが軽減されます。もし、アドバイスや励ましをするにしても、十分共感してからにしてください。

 次に、先生たちに心掛けてほしいのは、子どもたちが「学校って楽しい」「授業・勉強が楽しい」「先生が大好き」と思えるようにしてあげることです。これが最優先です。もちろん、勉強の遅れは気になると思いますが、それを取り戻そうとギュウギュウ詰めにしないでください。

 教科書の内容を全部やる必要はありませんので、思い切った精選をしてください。筆者は長年教壇に立ってきましたが、その経験で言えば、教科書には省ける部分もありますし、軽い扱いでよい部分もたくさんあります。精選すれば、「夏休みの大幅短縮」「土曜日授業」「授業7時間目まで」などしなくても大丈夫です。

 これ以上、子どもを苦しめないでほしいと思います。子どもは勉強するロボットではありません。子どもには、遊んだり、休んだり、ボーッとしたりする時間が絶対に必要です。

 保護者や先生が勉強の遅れを取り戻そうと無理すると、その反動が必ず出ます。子どもたちは既に今でさえ、ストレスをため込んでいるのに、これ以上負荷をかけると深刻な弊害が出てきます。心身症やうつ病になる子、いじめで発散しようとする子なども出てくるでしょう。

 繰り返しますが、子どもはロボットではありませんので、大人の一方的な考えで遅れを取り戻そうと無理をさせても、絶対にうまくいきません。

子どもの人間関係にも気を配ること

 次に、保護者と先生の双方に気を付けてほしいのが子どもたちの人間関係です。新しいクラスが始まってしばらくは、最初の様子見の時期であり、子どもたちの人間関係も流動的です。

 しかし、それが過ぎると人間関係がだんだん固定化してきます。それによって、カーストが発生し始め、トラブルやいじめも出てきます。これが子どもたちにとっての最大の悩みですので、保護者も先生もその点については常に十分な配慮をしていく必要があります。

 子どもたち一人一人をよく観察して、いち早くその予兆をキャッチするように努めることが大事です。また、日頃から共感的な対応を心掛けて、子どもたちが相談しやすい関係を築いておきましょう。次のような、子どもたちが気楽に相談できる窓口を紹介することも必要です。

【チャイルドライン】
18歳までの子どもを対象とした相談窓口です。電話やチャットで相談できます。

【24時間子供SOSダイヤル】
いじめ問題やその他の子どものSOS全般について、子どもや保護者が電話を通じて相談できます。

【BONDプロジェクト】
10代、20代の生きづらさを抱える女性を対象に、女性による支援を行っている団体です。電話のほか、LINEやメールを通じて相談できます。

 これらの相談窓口を紹介するプリントを作成して配ったり、目につくところに恒久的に掲示したりするとよいと思います。

 この時期は、もろもろの問題が混在しながら表れてくることが危惧されます。例年なら「5月病」ですが、今年は「6月病」という形で表れると思われますので、保護者も先生も十分気を付けてあげてほしいと思います。

教育評論家 親野智可等

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