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「義実家に行きたくない」のは妻だけではない…帰省が負担で離婚を切り出した39歳夫が人知れず抱えていた《本音》

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  • オトナンサー
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「義実家に行きたがらない」のは妻だけではない…
「義実家に行きたがらない」のは妻だけではない…

 リモートワークや、フレキシブルな休暇体制の普及で、「お盆休み」という言葉はいつの日かなくなるときが来るのでしょうか。日本の風習が消えゆくのは寂しい感覚があります。

 とは言うものの、「正月とお盆の帰省が苦手」という方々の声を、夫婦仲相談所では長年受け続けています。“姑(しゅうとめ)問題”という永遠に消滅しないであろう言葉があるのですが、「義実家に行きたがらない」のは、妻の側だけではありません。実は、妻の実家に行きたがらない夫も多くいます。一体何が原因なのか、実例をお伝えします。

義実家が原因で離婚を考えた経験がある夫は37%

 マッチングサイト「既婚者クラブ」を運営するリンクス(東京都港区)が2024年、全国の30~59歳の既婚男女3000人を対象とした「義実家」に関する調査を実施しました。その中で、「義理の実家に行きたくない」と回答した夫は30.5%。3割とは意外に多く感じる数値です。

 具体的な理由として、次のようなケースが考えられます。

【(1)精神的・心理的負担】

最も大きな理由でしょう。アウェイな環境での気遣いや緊張感が、心身を疲弊させます。義父母からの丁寧すぎるお世話に「お客さま扱いはやめてください」と言いたくなる瞬間がある、という声も。

【(2)妻のズケズケとした言動】

意外な盲点ですが、義実家での妻の無意識な言動が、夫のストレスを増幅させているケースです。「お姉ちゃんの旦那と違って、うちのは稼ぎ少ないから」的なセリフです。妻にとっては実家なので、遠慮なく本音をズバズバ言いがちです。

【(3)環境・文化的な違い】

育った環境の違いは、生理的な嫌悪感や居心地の悪さに直結します。「お風呂は男の人が先に入って」と明るいうちから入浴を強要されたり、朝は食欲がないからコーヒーだけでいいのに、食卓に山盛りのご飯とアジの干物が並んでいたり、休日くらいデジタルデトックスしたいのに義父にパソコンの設定を教える羽目になったり……。

【(4)関係性・経済的な問題】

過去の嫌な思いや、交通費・お土産など金銭的な負担も、訪問の足かせとなります。

「義実家に行きたがらない夫」を無理やり連れて行ってはいけません。訪問へのストレスから夫が本音を話せなくなり、不満が爆発、そして離婚の危機に陥ることは十分にあり得ます。事実、「君のご両親と親族でいるのはもう無理」と言った夫も少なくないのです。先述の調査では「義実家が嫌で離婚を考えた経験がある」と37%もの夫が答えています。

 夫が妻の実家に苦手意識をもっていると感じたら、一方的に夫のせいにしないよう、次の3つを参考にしながら振り返ってみてください。

【(1)事前の話し合いを徹底する】

訪問前に、お互いの義実家への気持ちや懸念を正直に出し合い、「夫が何にストレスを感じるか」を妻が理解することが第一歩です。訪問中の過ごし方(滞在時間、手伝いの分担など)も事前に決めておくと、夫も心理的に楽になります。

【(2)妻は「夫の味方」であることを示す】

義実家では、妻は自分の親よりもアウェイにいる夫を優先する姿勢が重要。「いつでもあなたの味方だから」と伝え、夫が孤立しないように配慮しましょう。夫の愚痴を実家で言うのは絶対にNGです。

【(3)家族個々の境界線(バウンダリー)を守る】

夫婦の問題は夫婦で解決するのが基本。親の意見に頼りすぎず、流されないで、夫婦二人の意見のすり合わせを優先することです。親からの過度な干渉には、夫婦で協力して「NO」を言う勇気も必要です。日本人なので、「NOの言い方」には配慮の気持ちを含ませて。

「みんな仲良し実家だから」といって夫が良い時間を過ごせるとは限らない

 結奈さん(38歳、仮名)は4人姉弟の3番目。姉と兄、弟がいます。兄は結婚していて、姉と弟は未婚。お正月には必ず家族で集まり、周囲の従兄弟(いとこ)たちの家へ新年のあいさつ回りに出かけます。

 一方、夫の新太さん(39歳、仮名)は一人っ子。お盆、お正月に親戚で集まるようなことは未経験。初めてのお正月のときから及び腰でした。2年目に「お正月は自分も実家で過ごすから、結奈さんは1人で帰省すればいい。その方がゆっくり過ごせるでしょう」と発言したところ、結奈さんが激怒。

「うちの家族が嫌いなの? お正月とお盆は家族で集まる決まりがあるの。一緒に来てよ」と無理やり新太さんを同行。もちろん、別の日程で夫の実家にも遊びに行きますが、結奈さんにとっては、夫の実家は全然苦ではありません。

 結奈さんの家族は大らかで、新太さんに何かを強制したり、小言を言ったりするようなことは一切ありません。お酒が大好きで、みんなで大いに飲んで食べて盛り上がる宴会好き系。しかし新太さんはお酒が飲めず、カラオケも苦手なので負担です。

 結奈さんはそこがまったく理解できず、夫の負担をくみ取ろうとしませんでした。3年目には新太さんが「具合が悪いから君の実家にはいけない」と断固拒否。結局、1人で帰ることに。

 結奈さんは夫の体調を心配して、予定より早く帰宅しました。すると、そこには寝転がりながらお菓子を食べてゲームをしている夫の姿が。再び結奈さんの怒りが爆発します。

 しかし、今度は夫も激怒。「君の家族が悪いわけではないけど、僕の気持ちを考えないその態度が許せない。僕がどれだけ負担に思っていたと思うんだ。もう一緒にいたくないから離婚したい」とエスカレートします。そんな負担になっていたのかと初めて気付いた結奈さんは反省して謝り、「離婚したくないし、ただ家族と夏休みを過ごしたかっただけ」と伝えました。

 その後、お正月はお互いの実家にあいさつだけして、それぞれの実家で過ごすようにしました。お盆は「自由行動」というルールも設定。いったん離婚話は取り下げられました。

 夫も妻も、それぞれの家族のもとで育っています。習慣が違うお互いの義実家で嫌な思いをすることはあるものです。「相手のことを愛しているなら、その家族も愛せ」と、都合よくいくものではありません。そこを踏まえ、帰省に向き合ってください。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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