フルリモ・フルフレで働く管理職エンジニアパパ。二児の子育てにも全力でコミットする1日のスケジュール
- マイナビウーマン |

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。
共働き夫婦の1日スケジュールとは?
家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。
第34回となる今回は、人事システムの開発などを手掛けるWorks Human Intelligenceでエンジニアとして働くパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。前編では朝・昼のタイムスケジュールとお仕事についてうかがいました。
取材にご協力いただいた方
株式会社Works Human Intelligence 開発部門(ID管理製品グループ) マネージャー 大山 皓文さん(36歳)
大手法人向け統合人事システム「COMPANY」の開発部門に所属。ソフトウェアエンジニアとして、自身も企画・開発を担当するほか、マネージャーとしてグループ全体の統括も担う。プライベートでは、幼稚園年中の長男(4歳)と保育園に通う長女(1歳)のパパ。
朝のタイムスケジュール
◾️「朝のタブレット学習」で朝の支度がスムーズに
――小さなお子さんがいると朝の支度も大変だと思いますが、何か工夫されていることはありますか?
大山さん 朝子どもたちが起きてくるとどうしてもバタバタしてしまうので、前日までに保育園や幼稚園の準備はしておくようにしているのと、朝の家事はできるだけ子どもたちが起きてくるまでに終わらせるようにしています。あとは、子どもたちが夢中になるものを用意して、その間に大人の身支度をするようにしていますね。
――お子さんたちが夢中になるものとは、どんなものですか?
大山さん 今夢中になっているのは、トド英語などのタブレット型学習アプリです。4歳の長男向けのものですが、長男がやっているともうすぐ2歳になる長女も近寄っていって、一緒になって夢中でやっています。YouTubeやアニメでもよいのですが、朝学習の習慣も身につくのでいいかなと思って続けています。
――朝の家事や育児の分担はどのようにして決められましたか?
大山さん 特に話し合って決めてはいないのですが、お互いの得意なものをベースに自然に分担が決まっていったというのが実際のところかなと思います。ただ完全に分担を決めていないので、たとえば朝食は普段妻が作っていますが、妻が朝忙しそうであれば私が作ることもありますし、逆もしかりで臨機応変にカバーし合いながらやっていますね。
◾️子どもたちが別々の園に通うわけは?
――上のお子さんと下のお子さんで違う園に通っていらっしゃいますが、それは何か理由があるのですか?
大山さん 長男はもともとは小規模の保育園に通わせていて、先生が子供一人一人に丁寧に接してくれておりとてもよかったのですが、大きめの園で多くの友達と触れ合う経験があってもよいかもと思い転園を検討しました。
2人とも同じ園の方が親としての都合は良かったですが、2人の性格や状況を考えたときに、2人ともにぴたっと合うような園がなかったので別々の場所に通わせることになりました。
――保育園ではなく幼稚園を選んだ理由も教えてください。
大山さん 幼稚園は小学校のようなカリキュラムがあって、息子の性格的に合っていると思ったのが理由のひとつです。保育園への転園も検討はしたのですが、3歳から保育園へ入園するのは定員の関係で難しいというのもあり、みんな一緒にスタートできる幼稚園に決めました。
――実際に転園をしてみていかがでしたか?
大山さん 少人数での保育から大人数で日常を送るようになったことで、お友達がたくさん増え、息子が意外に社交的という一面に気づくことができました。
以前はお風呂などでも顔に水をつけられなかったのですが、プールの授業で練習をしてつけられるようになったりと、日々成長を感じますね。
――幼稚園では延長保育を利用されているのですか?
大山さん 午後2時から夕方の5時まで延長保育を利用しています。延長保育の時間は、学年ごとではなく全学年同じ場所で過ごしているので、他の学年の園児さんたちと関わりがもてるのも環境としてはいいのかなと思っています。
――下のお子さんの保育園はどのようにして決められましたか?
大山さん 下の子は、とにかく自由奔放で元気なタイプなので、泥だらけになって思いっきり遊べるような保育園を選びました。結果的に別々の園になりましたが、自転車があればどちらも送り迎えできる距離なので特に問題なく通えています。
勤務中のタイムスケジュール
◾️フルリモートでも業務が円滑に進む環境を整える
――大山さんの業務内容について教えてください。
大山さん 弊社は人事関連のシステムを提供している会社で、わたしはソフトウェアエンジニアとして働いています。ソフトウェアといっても複数の領域があるのですが、そのうちのひとつの領域のマネージャーをしているので、自身の案件の開発やお客さま対応などを行いつつ、チームのマネジメントも行い、グループとしてアウトプットを出すというのが主な仕事です。
――人事関連というのは、具体的にどのようなシステムなのでしょうか?
大山さん 人事情報の管理や従業員の給与計算、人材戦略のためのタレントマネジメントといった人的資本を管理するための「COMPANY」というシステムで、大企業の約3社に1社にご利用いただいています。そのシリーズの中で私はID管理の製品を担当しています。たとえば誰かが新しく入社しましたという情報を入力すると、チャットツールやメールなど、社内で必要となるさまざまなシステムに対してアカウントの作成や権限を付与したり、退職したという情報に連動して社員のアカウントを削除したりということができるソフトウェアを、クライアントとなる企業に提供しています。
――大山さんはそうしたソフトウェアの開発をされているのですね。
大山さん すでに多くの企業様で必要とされる機能を備えているソフトウェアではありますが、新しいシステムに対応するための開発や、世の中の変化やそれに伴う運用の変化に合わせてさまざまな機能が必要となるので、常に機能強化を行なっています。
――現在はほとんどの社員がリモートなんですよね。マネージャーという立場から、デメリットに感じる点はありませんか。
大山さん 主にコミュニケーション面でのデメリットがよく懸念されるところだと思いますが、スラックで常時やりとりをしたり、定期的にオンラインでコミュニケーションを取る時間を設けたりなど、リモートで働く前提で仕事を組み立てているので、デメリットは特に感じていません。また、月に一度はランチ会をするなど、あえて出社の場を設けてコミュニケーションが希薄にならないように努めています。
◾️夕方5時、自分の仕事はいったん終わらせる
――仕事を効率的に行うために意識していることを教えてください。
大山さん 子どもが熱を出してお迎え要請があるなど突発的に仕事を抜けざるを得ないことはどこのご家庭でもあるあるだと思いますが、いつ園から電話があっても大丈夫なように、重要度や緊急度の高い業務はなるべく先に終わらせておくようにしています。また、効率をよくするためには、仕事を減らすか早くするかのどちらかしかないと思うので、その両方を意識して効率化を図っています。
――具体的にはどのようなことですか?
大山さん 減らすという観点でいえば、メンバーに仕事を任せれば自分の仕事は減りますが、ただ任せるだけではメンバーの負担が増えるだけになってしまいますよね。個々の成長を促す意味でも、フォローをきちんとするよう心がけています。
たとえば、経験の浅いメンバーはまだ仕事のスピードを上げる余地があるので、作業効率が上がるよう指導しています。メンバーが成長して業務効率が上がれば結果としてグループ全体にも高い価値をもたらしますし、メンバーも効率化によって生まれた時間を自分のために使うなど有効に活用してもらえるので、それをサポートするのがマネージャーとしての自分の仕事ですね。
――なるほど。大山さんは夕方の5時で一度仕事を区切り、夜再開するのがルーティンになっているのですね。
大山さん はい。子どもたちが帰ってきてから寝かしつけまでは家のことでバタバタするので、妻と分担して家事や育児をするために、一度仕事を終わらせ、夜の8時半から再開しています。
――日中と夜とで、業務内容は分けていますか?
大山さん お客さまの対応や社内ミーティングなど、相手がいる仕事は日中やるようにしています。夜は自身の開発業務など、一人で集中してやるような業務をメインに行なうことが多いですね。また、メンバーからの問い合わせが夕方までに届いていたら夜のうちに返信しておき、翌朝メンバーがスムーズに仕事に取りかかれるようにしています。
――在宅で、かつ「いったん抜けますがあとで再開します」というやり方に何の問題もなければ、お子さんの緊急時の対応もスムーズに行えそうですね!
大山さん それは本当に助かっています。急な発熱で小児科に連れていくこともありますし、保護者会などの用事も参加しやすいです。弊社ではこうしたプライベートの予定もあらかじめ会社のスケジュールにオープンに書き込んでいる人が多く、ミーティングなどの時間も調整できます。リモートかつフルフレックス制ということで、家のことと並行してバランスよく仕事ができている今の環境を、とてもありがたいなと感じています。
(取材・文:上野真依、撮影: 佐藤登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)
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