新東名SAの「前向き駐車」やめます 駐車マス拡張に合わせ「バック駐車」に一斉変更 出発時に“ドカンっ”防ぐ
- 乗りものニュース |
上り線に続き下り線も「やめます」。
静岡SA下り線も駐車マス拡張へ 周回路は?
NEXCO中日本東京支社が2024年10月7日より、新東名高速の静岡SA下り線で駐車マス増設工事を始めます。これに伴い、小型車マスのレイアウトが今までとは“真逆”の方式に変わります。
新東名 静岡SA下り線(乗りものニュース編集部撮影)。
変更後の駐車場は、大型車が駐車可能な駐車マスが約1.3倍(83台→105台)に、合わせて普通車が可能な駐車マスもに約1.3倍(104台→132台)に、それぞれ増加します。園地への駐車場拡張や駐車レイアウトの見直しにより、主に大型車の駐車マス不足に対応します。
小型車マスは、通路の進行方向に対し、両サイドの「斜め前方」へ向かって引かれており、前進で駐車マスへ入る想定のレイアウトになっていました。これを「バック駐車・前進出庫」方式へ、駐車マスを引き直して全て改めます。
なお、同SAの特徴の一つである小型車マスの「周回路」は存続。進入した列の駐車マスに停められなくても、周回路で戻ってやり直すことができます。
同じ構造だった静岡SAの上り線は、2019年の駐車マス拡張に合わせてバック駐車方式へ変更されています。もともと、周回型の構造に合わせて、「アタマから簡単に留められるレイアウト」にしたとNEXCO中日本は話ていました。
しかし、通路を挟んで両側の駐車マスからバックで同時に出庫するときなどは、互いのクルマがルームミラーにも映りにくく、事故が起こっていました。今回も「バック駐車・前進出庫」方式とすることで、「退出時の衝突事故防止」を図るとしています。
上り線のレイアウト変更の際には、「バックのほうが停めやすい」という利用者の声も反映していたとしていました。駐車マスが斜めになっているので、バック時もルームミラーに駐車マスの端まで映りやすく、直角配置の駐車マスよりもバック駐車が容易だということです。
下り線の駐車マス拡張工事は2025年春頃までの予定です。
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