JALのCA「乗務員はドアモードをアームドに変更」→何してる? 実は超重要な「CAの“ナゾ言語”」その意味とは
- 乗りものニュース |

「ドアモード・アームド」は“武装”じゃない! 安全への第一歩
飛行機が出発の直前や駐機場に到着後、客室ではCAがナゾの用語を機内アナウンスで伝えています。たとえばJAL(日本航空)では、「ドアモードをアームドにしてください」「ドアモードをディスアームドにしてください」といったものです。どのようなものなのでしょうか。
JALのCA(乗りものニュース編集部撮影)。
「アームド(Armed)」と直訳すると“武装”といった意味になるので、それを聞くと物騒に思えるかもしれませんが、実際は「緊急脱出装置を準備完了状態にする」という意味の、安全に関わる重要な操作です。
具体的には、「アームド」では、万が一の緊急時にドアを開けると脱出用スライドが自動展開するようにセットします。作動するとドアの開閉とともに、スライドが自動で展開・膨張し、短時間で使用可能な状態になります。なお、このスライドは着水時には、救命ボートとして使用することができるスグレモノです。逆に「ディスアームド」はドアを開けてもスライドが自動展開しないモードで、乗客が乗り降りする際にこのモードに切り替えます。
もしアームドのまま地上でドアを開けてしまうと、スライドが勢いよく展開して大きな事故に繋がる可能性があります。さらに、整備や運航に影響が出るおそれがあります。
そうしたこともあり、CAは「アームド」「ディスアームド」は保安上必須の作業のひとつであり、作業完了後は、2人1組でそれぞれが操作したドアの状態を相互確認するなど、手順を徹底しています。
なお、こうした作業があるのは、用語の違いこそあるものの、他社でも同様です。
CAの最も重要な役割は「保安要員」であり、華やかなイメージの裏側で、厳しい訓練と高い安全意識を常に保っています。
次に飛行機に乗る機会があれば、「ドアモード」のアナウンス後に各ドアで操作する様子や、客席を注意深く見守る姿にも注目してみてください。空の旅の安全を支えるプロの仕事ぶりが垣間見え、新たな発見があるでしょう。
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