【漫画】入院中の母が名付けた“クマのテツ” 最期まで笑って、支えて、寄り添った…“ぬいぐるみの物語”に「涙が止まらない」【作者取材】
- オトナンサー |

母とぬいぐるみの絆を描いた漫画「我が家にいたテツというぬいぐるみについて」が、「X」で合計2400以上の「いいね」を集めて話題になっています。
作者は、病気で入院している母を元気付けるために、クマのぬいぐるみをプレゼントしました。かわいいものが大好きな母は喜び、そのぬいぐるみに「テツ」と名前を付けて、大切にしながら闘病を続けるのですが…。読者からは、作品に感動して「泣けた」という声が多数寄せられています。
「テツ」は母と私、2人の分身だった
この漫画を描いたのは、漫画家の圷見南子(あくつ・みなこ)さんです。Xで漫画を発表しています。圷見南子さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
圷見南子さん「漫画は19歳ごろから描き始めました。ここ10年のことです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
圷見南子さん「母や父について描いたエッセー漫画をまとめるため、昨年5月の同人誌即売会『コミティア』に出展を決めました。今回の漫画は、そのときの描き下ろしです。母の逝去から半年が過ぎ、心に一区切りをつける意味も込めて、制作しました」
Q.お母さまは、どのような人でしたか。
圷見南子さん「私以上に漫画、小説、映画やドラマなどをたくさん嗜(たしな)んでいた人でした。よく2人で漫画の回し読みをしていましたね。文化的に豊かな感性を持った人で、年齢が離れた姉のような存在でした」
Q.お母さまへのプレゼントにぬいぐるみを選んだのは、何か理由があったのでしょうか。
圷見南子さん「親子でかわいいものが好きだったので、ぬいぐるみにしようと決めていました。『テツ』はかわいく、元気が出そうなデザインだったので、治療の励みになってほしくて選びました」
Q.「テツ」はお母さまにとって、どのような存在だったのでしょうか。
圷見南子さん「わたしの分身でもあったし、母自身の分身でもあったと思います。漫画の中で、ぬいぐるみのテツが母のスマホでメッセージを打つ場面がありますが、実際にも母はテツが打った体(てい)で、よくメッセージをくれていました」
Q.作品にすることで、ご自身の気持ちに変化はありましたか。
圷見南子さん「作品にしていろいろな人たちに読んでいただいたことで、1つの供養になったのではないかと思っています。そのことにとても感謝しており、おかげで私の母への気持ちは、後悔から感謝へと大きく変わったのも確かです」
Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
圷見南子さん「実際に納棺の際にぬいぐるみをお供させたことのある人や、今かわいがっているぬいぐるみへの思いを深めたという人からコメントをいただきました。また、率直に『泣いた……』と言ってくださる人もいらっしゃいました。どの反応も優しく、ありがたかったです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
圷見南子さん「この作品をきっかけに、連載漫画の第1話を描くことになりました。この作品を元にした話は描く予定がなかったのですが、担当さんが『テツの話を元に、第1話を描きませんか?』と言ってくださいました。連載は忙しいですが、いつでも『ぬいぐるみには、恩がある』ということを胸に、取り組んでいきたいです」
オトナンサー編集部
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