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「飛行中に“鮭”が機体にぶつかりました」なぜ!? “鳥”以外の「なんとかストライク」 そのレアケースとは

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飛行機のエンジンに鳥が吸い込まれてしまう現象「バードストライク」は、機体トラブルのなかでは発生しやすいもののひとつです。しかし、過去には鳥以外のいろいろなものが機体と衝突する事象が発生しています。

鮭ストライクに熊ストライク!?

 飛行機のエンジンに鳥が吸い込まれてしまう現象「バードストライク」は、機体トラブルのなかでは発生しやすいもののひとつです。しかし、過去には鳥以外、数々の“意外なもの”が機体と衝突する事象が発生しています。

Large 01アラスカ航空機(乗りものニュース編集部撮影)。

 1987年、離陸直後のアラスカ航空ボーイング737のコックピットに、鮭が衝突しました。この「フィッシュストライク」は現地メディアの報道によると、機体近くを餌の魚を抱えた鷲が飛んでおり、この鷲が落とした魚が偶然アラスカ航空機にあたったとされています。当時の空港の責任者はその理由について、「近くを通る大きな旅客機に恐れをなし、自ら餌を手放したのでは」という趣旨のコメントを残しています。

 2002年にはロサンゼルス国際空港で滑走路に向けて地上走行をしていたJAL(日本航空)機で「コンテナストライク」が発生しています。「ジャンボ」ことボーイング747-400のエンジンに、航空貨物を搭載する貨物コンテナが吸い込まれたのです。このコンテナはほかの航空会社のもので、中身は空っぽ。その重さは約100kgだったそうですが、「ジャンボ」のエンジンの強力な吸気により、近くにある手荷物を運搬する車両「トーイングトラクター」から空のコンテナが引きはがされ、エンジンに吸い込まれたと報じられています。

 そして2020年、アラスカ航空のボーイング737が着陸する際、左エンジンに熊が衝突するというアクシデントも発生しています。この「ベアストライク」により、当該機の左エンジンカバーが損傷し、機体は修理せざるを得ない状況になりました。

 冒頭に話を戻すと、旅客機のエンジンは「バードストライク」発生を前提に設計され、その開発段階では実際に稼働中のエンジンへ鳥の死体を投げ込むテストも実施されます。実運行においては、エンジンが停止してしまうケースもあるものの、多くの場合は鳥を吸い込んでしまったとしても飛行が継続できるようになっています。

 機長の判断で川へ着水し、乗客全員生還を果たしたことで「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる脚光を浴びた、USエアウェイズ1549便不時着水事故も、左右両方のエンジンに鳥の群れを吸い込み、停止してしまったことが事故のきっかけです。

 そのため特に鳥が飛来しやすい沿岸部の空港では、ピストルの音を鳴らすなどの対策をとっています。また関西エアポートが運営する関西・伊丹・神戸の3空港では、高周波をランダムに照射することで、鳥類を傷つけることなく回避行動を促す装置の試験運用を2024年3月から開始しています。

【映像】これが「エンジンに鳥の死体をぶっ放す」テストの様子です(グロテスク描写はありません)

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