戸塚純貴だけじゃない 筋肉に局アナ、賞なしの菅田将暉…意外なジュノンボーイ出身者たち
- オトナンサー |

日本テレビ系連続ドラマ「親バカ青春白書」が9月13日に最終回を迎えました。ムロツヨシさんと永野芽郁さんが演じる、父と娘を軸としたホームコメディーです。その中で、いい味を出していたのが戸塚純貴さん。告白してフラれる動画と魚をさばく動画が得意な大学生YouTuberを濃密、かつ、ゆるーくこなしていました。
おかげで注目度もアップしましたが、雑誌のインタビューではこんな発言も。「“ジュノンボーイなんです”って言うと“うそでしょ?”って言われます(笑)」(「週刊女性」9月22日号)
そう、彼は2010年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「理想の恋人賞」を受賞したのを機に芸能界入り。ただ、ジュノンボーイの王道というべきイケメンキャラとはちょっとズレた役を得意にしています。
特に「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ系)で演じた駄目彼氏ぶりは評判になりました。そのあたりが「うそでしょ?」という反応の理由でしょう。
武田真治、袴田吉彦、渡辺和洋…
もっとも、意外なジュノンボーイは彼だけではありません。1989年の第2回でグランプリを獲得した武田真治さんはここ数年、「筋肉男子」として再ブレーク中。かと思えば、原田龍二さん(1990年、準グランプリ)や袴田吉彦さん(1991年、グランプリ)のように不倫で世間を騒がせてしまった人もいます。
また、1996年の審査員特別賞・渡辺和洋さんはフジテレビに就職して局アナに。1997年にファイナリスト(最終選考会出場者の総称)となった一人は海外での活動を経て、ディーン・フジオカとして大ブレークしました。
そして、逆の意味で意外なのが、菅田将暉さんです。2008年のファイナリストですが、後にこう振り返っています。
「僕の代はファイナリスト12人のうち9人が賞を取ったんですけど、僕は取れなかった方の3人に入ってた。そのときに“僕はココなんだな”って思った。テレビで“今年のジュノンボーイ”として自分が紹介されるのを見ても、いまいちピンとこなかったんです」(「JUNON」2013年10月号)
つまり、2001年の小池徹平さん(グランプリ)や2006年の溝端淳平さん(同)、あるいは2007年の三浦翔平さん(フォトジェニック賞・理想の恋人賞)のように、特別に推される存在ではなかったわけです。菅田さんのイケメンぶりや現在の活躍から見れば、意外な気もします。
そんな菅田さんが注目されたのは「仮面ライダーW」(テレビ朝日系)の主役に抜てきされたことです。さらに、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」でヒロインの息子を演じたことが認知度をアップさせました。
実はこれ、ジュノンボーイならではのブレークなのです。このコンテストはドラマ、中でもスーパーヒーロータイム(テレビ朝日系日曜朝の特撮番組2本)枠やNHKの朝ドラ枠に強いという特徴があります。今月スタートした「仮面ライダーセイバー」では、富樫慧士さん(2017年、準グランプリ)がライダーの一人として俳優デビュー。4月から放送されている朝ドラ「エール」では中村蒼さん(2005年、グランプリ)が主人公の親友役でレギュラー出演しています。
「演じたいイケメン」が集まる
ではなぜ、ドラマに強いかというと、伝統的にもっぱら俳優の登竜門と見なされ、機能してきたからです。このコンテストが始まった1988年は、光GENJIらを擁するジャニーズ事務所が何度目かの全盛期を迎えていました。歌って踊るイケメンを輩出するジャニーズに対し、すみ分けを計る必要があり、それが「ジュノンボーイ=演じるイケメン」という方向性につながったわけです。
それゆえ、ここには「演じたいイケメン」が集まりやすく、また、そういう人が役者を極めていく上でも適した状況が用意されています。菅田さんもそうですし、前出の戸塚さんも同様です。
ちなみに、戸塚さんもデビュー2年目に「仮面ライダーウィザード」にレギュラー出演。ライダー役ではなかったあたりが、彼らしいところです。その後、ジュノンボーイっぽくない路線を進んでいくわけですが、転機となる出会いがありました。
「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系)や映画「HK 変態仮面」など、独特のコミカルな作風で知られる演出家・福田雄一さんに認められたのです。
福田さんの大ファンで、中学時代にはその作品を「友達とファミレスで再現」するほどだった戸塚さんは大喜び。「監督は僕の芝居を“素晴らしい負け芝居”だって言ってくれるんです。(略)自分でも“負けて勝つ”みたいなことを意識してお芝居していたので、福田監督に出会えた僕は本当に幸せだなって思います」(「JUNON」2015年6月号)と語っていました。
その後は「福田組」の常連となり、今回の「親バカ青春白書」も福田さんの脚本・監督です。情けないけど憎めない、あの大学生YouTuber役はまさに「負けて勝つ」芝居の真骨頂と言えます。
なお、現在のイケメンシーンでは、EXILEから始まったLDH系も一大勢力となっています。ただ、ジャニーズ同様、こちらも歌って踊るイケメンが中心です。ジュノンボーイの独自性は今後も揺らぐことなく、魅力的な「演じるイケメン」たちを世に送り出してくれることでしょう。
作家・芸能評論家 宝泉薫
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