【漫画】身振りで「スリに気を付けろ」と教えてくれ…旅先で出会った“心がイケメン”な人たちに「かっこよすぎる！」＜作者インタビュー＞

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オトナンサー
2025年4月21日15時10分

漫画「旅先で『この人マインドがイケメンだな』と思った瞬間5選」のカット（ヨハヌンさん提供）

　海外で出会った人々を描いた漫画「旅先で『この人マインドがイケメンだな』と思った瞬間5選」が、Xで合計2万4000以上のいいねを集めて話題になっています。

　海外で1人旅を続けている作者。世界各地でのさまざまな人たちとの出会いがある中で、思わず作者が「この人、マインドがイケメン！」と感じた人たちとは…。読者からは、「かっこよすぎる！」などの声が上がっています。

コロンビアの出来事が印象的だった

　この漫画を描いたのは、海外旅行をしながら絵日記を描いている、ヨハヌンさんです。海外旅行での体験談を漫画にして、Xやブログ「ヨハヌンのきまぐれ絵日記」で発表しています。これまでに『いや、目の前にいるやつ、ゲイなんだけどね。』（KADOKAWA）などの作品を手がけました。

　ヨハヌンさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ヨハヌンさん「2022年の秋ごろです。コロナ禍で外出もろくにできず、SNSでつながった人たち向けに『隠れゲイあるある』みたいな4コマ漫画を描いたことがきっかけです。全然うまくないんですが、『面白かった！』と言ってもらえたのがうれし過ぎて今に至ります」

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

ヨハヌンさん「旅先で出会う『ちょっとしたコミュニケーション』が好きなことに気付き、いろいろな交流を絵日記にして描き続けています。その中で、『この人マインドがイケメンだったなあ～』と個人的に思った話をピックアップしました」

Q.どんなときに「マインドがイケメンだな」と感じますか。

ヨハヌンさん「見ず知らずのまったく関係性もない相手に対して、気遣いある行動をしてくれたときに『イケメンだなあ～』と感じます。ヨーロッパと南米は人との距離感が近くて、困っていたら積極的に助けてくれた思い出が多いです」

Q.特に影響を受けた「マインドがイケメンな人」はどのような人でしょうか。

ヨハヌンさん「コロンビアで行動をともにした、スイス人とオーストラリア人の2人からは学ぶことが多かったです。食事中、物売りが来たときにきちんと断りながらも、『ありがとう！』と笑顔でかわしていました。物売りの人もニコッと笑いながら去って、『この場をお互い気持ち良く終われる方法があるんだ』と知り、それからまねしています」

Q.日本で「マインドがイケメンな人」に出会ったことはありますか。

ヨハヌンさん「日本で働いていた頃の上司がそうでした。会社にとって大きなトラブルが起きたときに、上司は大爆笑。その後最終的に解決まで導いてくれました。本当は上司もすごく焦っていたそうですが、『俺まで深刻な顔してたら終わるでしょ』と言われ、『イケメン過ぎる』と思いました」

Q.ヨハヌンさん自身は「マインドがイケメン」なことをしたことはありますか。

ヨハヌンさん「『日本人って、何だか良い』と思ってもらえるような振る舞いを心掛けています。旅をしていると、これまでの日本人の旅人のおかげで、自分も良い思いをすることがたくさんあるので…。マインドイケメンになれるように頑張ります」

Q.今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか。

ヨハヌンさん「漫画を読んでくださった人たちから体験談などが寄せられました。『チベットに行ったとき、おばちゃんから“ちゃんと財布をしまいなさい！”と言われました。ありがとう、おばちゃん』というコメントには、ほっこりしました。見ず知らずの人が大変な目に遭わないように注意してくれるのは、本当に助かります」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

ヨハヌンさん「しばらく1人旅を続けるつもりなので、旅の絵日記ブログは続けていきたいと思っています。旅先で気に入った場所を見つけて長期滞在しながら、動画を発信したり、完全創作漫画にも挑戦したりしてみたいです」

オトナンサー編集部