「なんで“ボンネットだけ”黒いの?」 昔とは異なる“理由”とは?
- 乗りものニュース |

スポーツカーなどのモデルで、たまにボンネットの部分だけ真っ黒になっているクルマをみかけることがあります。なぜ、一部分だけ色が違うのでしょうか。
実は“真っ黒”ではない「CFRP製ボンネット」
スポーツカーなど一部のモデルのなかには、たまにボンネットの部分だけボディカラーとは異なり、真っ黒になっているクルマがあります。なぜ、車体の色がボンネット部分だけ違う色なのでしょうか。
なぜボンネットだけ黒いスポーツカーがいるのか?
ボンネットだけ黒いケースとして最も一般的なのが、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を素材に用いたボンネットを装着している場合です。CPRPはカーボンファイバーとプラスチックの複合素材で、丈夫で軽量なことで知られています。その表面は一見して真っ黒に見えますが、実は近くでよく見ると、カーボン素材特有の模様が入っているのが確認できます。
CFRP製ボンネットの最大のメリットは、鉄やアルミなどでできたボンネットに比べて、非常に軽量なことです。クルマの性能アップを図るうえで、車体を軽くすることは、エンジンのパワーアップなどと並びとても重要です。特に、車両のフロント周りの軽量化には、重量バランスの最適化や、操縦性の向上などの効果も期待できます。そのため、ボンネットをCFRP製パーツに置き換えることは、クルマの走行性能やコントロール性を上げるための“定番技”なのです。
ところでCFRP製ボンネットは多くの場合、ボディと同じ色に塗ることもできます。しかし、ボンネットは外販部品としてそれなりに大きな面積があり、塗装すると塗料分の重量がプラスされ、軽量化のメリットが損なわれることがあります。さらに、CFRP素材独特の模様を魅力として考えるユーザーも多く、スポーツカーのオーナーの間では、あえてそのまま装着するケースが少なくないようです。
ちなみに、CFRP製ボンネットは比較的最近、1990年代ごろから普及していったカスタムパーツです。ところが、はるか以前の1960~1970年代にもスポーツカーを中心に「ボンネットだけ黒く塗り分ける」スタイルが流行し、一部ではメーカー純正のカラーバリエーションとされたことがありました。
その目的は、ドライバーの視界を確保するため。野球選手が目の下に装着する黒いアイパッチと原理はほぼ同じで、ボンネットに反射した太陽光が視界を遮らないよう、ボンネットをツヤ消しの黒で塗りつぶしていたのでした。
ボンネットを艶消しブラックで塗りつぶすカスタムは、ラリーを戦う競技車両などから広まり、一般ユーザーの定番ドレスアップとしても流行しました。また、国産車では1969年にいすゞ自動車が発売したスポーツクーペ「ベレットGTR」に、オプションとしてツヤ消しブラックのボンネットを持つツートンカラーが用意されたほか、一部車種で純正採用するケースもいくつか見られました。
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