世界が認めた日本人写真家 - 横浜生まれの戸井田鉄平、スウェーデンの国際コンテストで快挙を果たし初個展開催へ

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2025年9月26日19時3分

TEPPEI TOITA（代表：戸井田鉄平）は、2025年12月中の5日間、横浜みなとみらいギャラリーにて初の個展「SCENE」を開催します。50歳で会社を辞め、写真家として新たなキャリアをスタートさせ、わずか8ヶ月で国際的な評価を獲得した戸井田鉄平の決意と作品を紹介する写真展です。

世界が認めた日本人写真家の躍進

戸井田の作品は、国際的な写真界で高い評価を受けています。特筆すべきは、写真業界で権威あるスウェーデンの審査制写真サイト「1x（ワンエックス）」での驚異的な実績です。同サイトは世界中のプロフェッショナル写真家が作品を投稿し、厳格な審査基準による選考を経なければ掲載されない国際的プラットフォームとして知られています。
戸井田は2025年1月から投稿を開始し、わずか8ヶ月という短期間で82作品が掲載され、そのうち16作品がAwardを受賞するという国際的な快挙を達成しています。これは日本人写真家として特筆すべき成果であり、日本の写真文化が世界に認められた証左ともいえるでしょう。
「国境を越えて写真で人々の心に触れたい」と語る戸井田は、欧州での撮影旅行や日本各地でのストリートグラフィーを通じて独自の視点と表現を追求しています。

50歳からの挑戦 - 「後悔しない人生」を求めて

「挑戦して夢を実現できなかったことより、挑戦しなかったことのほうが後悔する」という信念のもと、戸井田は50歳という節目に大きな決断を下しました。小学生の頃から写真に親しみ、中学生時代には月刊カメラマンの月例コンテストで銅賞・佳作を受賞するなど、写真への情熱を持ち続けてきました。しかし、就職氷河期の影響で様々な仕事を転々としながらも、写真への思いは断ち切れずにいました。
「細々と写真は撮り続けていましたが、50歳を迎えるにあたり、一度は夢見た写真家を目指したい気持ちが勝りました」と戸井田は語ります。平均寿命が延び、人生100年時代と言われる今、中高年からの挑戦や再スタートを切る人が増加する社会背景もあります。厚生労働省の調査によれば、50代以降に転職や独立を経験する人の割合は過去10年で約1.5倍に増加しているといわれています。
こうした国際的な評価を受けながらも、故郷・横浜での初個展にこだわる姿勢には、地元への愛着と恩返しの気持ちが込められています。

プリント写真の魅力を世界基準で表現

「写真はネット上でスマホやPC画面で見ることができますが、写真を一番味わえるのは写真展や写真集だと考えています」と戸井田は言います。「音楽が好きな人がイヤホンで聞くのも良いですが、生のライブパフォーマンスに参加することは至極の時間になるのと同じで、写真もじかにプリント作品を見ていただきたい」という思いから、国際的な写真展示の基準に沿った高品質な印刷と額装にこだわった展示を計画しています。
今回の個展では、横浜を中心に日本各地と欧州で撮影し国際的にも評価された作品を中心に展示・販売します。一流のアートディレクター、プリンティングディレクターとともに世界水準の作品を完成させる予定です。

初個展と国際基準の写真集制作

国際的評価を受けた作品を収録した写真集も同時に制作し、数々の名作写真集を手がけてきた山田製版所と協力して出版します。「欧米と比べるとどうしても地位が確立されていない日本の写真文化を国際レベルに引き上げたい」という思いも込めて、リアルに写真を観る楽しさを広げる活動を展開します。
個展開催および写真集制作の資金を調達するため、クラウドファンディングも実施しています。リターンとしては、高品質な額装作品や写真集、さらには戸井田と一緒に横浜をめぐるフォトウォークなどを用意しています。