伊勢湾岸道を「橋がもうすぐまたぎそう」 空港を“ぐっと近く”する「西知多道路」もりもり工事中!? 既存道改良+新設道路の18.5km
- 乗りものニュース |

「JCTでも作ってるの?」そうです!
伊勢湾岸道を東京方面から大阪方面に走っていると、2026年1月現在、名古屋港をまたぐ名港トリトンの斜張橋区間の手前で、本線の横に新しい橋が架かっているのがわかります。もうすぐ伊勢湾岸道の本線をまたぎそうなこの橋は、「東海JCT」の新ランプ。工事が目に見えて進捗しています。
伊勢湾岸道をまたぐランプ橋として建設が進む西知多道路の新ランプ(乗りものニュース編集部撮影)
この橋は伊勢湾岸道と、その下で交差する国道247号「西知多産業道路」をつなぐため、新たに4本建設されるランプのうちの一つ。このJCT工事を含め、伊勢湾岸道と常滑市の知多横断道路を結ぶ「西知多道路」18.5kmの建設が進んでいます。
西知多道路の北半分は、すでに信号のない自動車専用道のような構造となっている西知多産業道路を組み込みます。東海JCTは現在、高架の名古屋高速と伊勢湾岸道をつなぐランプでT字を構成していますが、伊勢湾岸道と西知多産業道路をつなぐランプがなく、両路線を行き来するには東海ICでいったん地上へ流出し、交差点を経由する必要があります。伊勢湾岸道と西知多産業道路をつなぐランプを新設して十字JCTを構成し、両者を直結とします。
さらに西知多産業道路にICを増設するほか、6車線化も計画されています。そして南半分は、新たに国道247号のバイパスとして自動車専用道路を整備します。終点の常滑JCTで接続する知多横断道を通じて、中部国際空港へ直結します。
現在は西知多産業道路の東側に並行する知多半島道路から知多横断道へのルートが中部国際空港アクセスの主流ですが、知多半島道路も伊勢湾岸道とは立体的に接続しておらず、大府ICを介したややこしいルートになっています。
これに対し西知多道路は、中部国際空港と名古屋市街を最短で結び、かつ伊勢湾岸道とも立体的に接続する“わかりやすい”道路ネットワークが完成します。
この道路はリニア中央新幹線の開業に合わせたもので、現在のところ、開通予定は2027年度の予定。ただしリニアの開通は延期されているほか、長浦IC~常滑JCTについては2025年の段階で未取得用地の取得完了までに数年程度が必要とされており、スケジュールに影響する可能性があります。
また、北側の西知多産業道路はこれまで通り無料で通行できますが、南側の新設バイパス区間(長浦JCT―常滑JCT)は建設促進のため有料道路となります。同区間を乗り通した場合の料金は普通車で「500円程度」と想定されています。一方で、北区間(西知多産業道路)の6車線化については未着手となっており、まずは4車線での開通が目指されています。
西知多産業道路の交通量は現在でも1日7.3万台とかなり多く、地上接続となっている東海JCTの下では渋滞が発生しています。ランプを新設して物流交通(高速道路)と一般交通を分離するほか、中部国際空港アクセスの知多半島道路とのダブルネットワーク化、周辺混雑の緩和などが図られます。
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