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ボーナス出たのに「秋に大赤字」になる人の共通点 7月にスマホでやるべき“10分間の棚卸し”とは【FPが解説】

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ボーナスをもらったのに大赤字になる人の特徴とは?(画像はイメージ)
ボーナスをもらったのに大赤字になる人の特徴とは?(画像はイメージ)

ボーナスをもらったのに大赤字になる人の特徴とは?(画像はイメージ)ボーナスをもらったのに大赤字になる人の特徴とは?(画像はイメージ)

 夏のボーナスの支給時期は、夏休みや盆休み前のタイミングでもあることから、いつの間にかお金が手元から離れて行ってしまいやすい時期です。今回は夏のボーナスを計画的に使うための資金計画のコツや、資産形成の心構えについて、テレビ番組への出演経験が豊富なファイナンシャルプランナー(FP)の水野崇さんに聞きました。

支出を増やさないこと

Q.ボーナス支給後の7月に、家計が最も「大赤字」に転落しやすいよくあるNG行動について、教えてください。

水野さん「落とし穴になりやすいのは、ボーナスを毎月の家計とは別枠の『自由に使えるお金』と見てしまうケースです。特に注意したいのは、ボーナスでクレジットカードの支払いをいったん済ませたことで安心し、7月以降も外食、旅行、家電、セール品などの支出を増やしてしまうパターンです。

ボーナス月の家計は『黒字に見える』ことがありますが、実際には夏休み、帰省、旅行、レジャー、冷房による電気代、子どもの塾の夏期講習費など、これから出ていく支出の原資になっている家庭も少なくありません。ここを見落とすと、8月・9月のカード請求で一気に赤字化することがあります。

ボーナスが増えた人でも、収入が増えた分だけ支出も増やしてしまうと、家計の改善にはつながりません。車の買い替えや家電購入、旅行などに使う場合でも、『必要な支出なのか』『今でなければいけないのか』『支払い後に手元資金がどれだけ残るのか』を確認しておきましょう。

おすすめは、ボーナスが入ったら早めに『先取りで3分割』する方法です。まず貯蓄・投資用、次に税金や年払い保険料などの確定支出用、最後に自由に使うお金です。

毎月の収入だけで足りない分をボーナスで補う場合も、使い道をあらかじめ決めておくことが欠かせません。ボーナスを受け取った後の気の緩みから予定外の支出まで広げないことが、下半期の家計を崩さないための考え方になります」

赤字を防ぐために確認すべきこと

Q.「下半期の貯蓄」を軌道に乗せるために、7月中にスマホや手帳でやるべき「10分間のお金の棚卸し」について教えてください。

水野さん「7月にやるべきなのは、細かい家計簿をつけることではなく、下半期に出ていく『まとまった支出』を先に把握することです。スマホのメモでも手帳でも構いません。7月から12月までを月別に並べて、旅行や帰省、車検、保険料、固定資産税などの税金、学費、家電買い替え、年末年始費用などを記入します。

次に、それぞれを『必ず出る』『出るかもしれない』『削れる・先送りできる』の3つに分けます。ここで大事なのは、支出項目を並べるだけで終わらせず、『いつ』『いくらくらい』必要になりそうかまでざっくり確認することです。

先に一覧にしておくと、ボーナスをどれだけ残すべきか、旅行にいくら使えるのか、余裕があればNISAの積立を増やせるのかなど、下半期のお金の使い道を判断しやすくなります。食費を1円単位で管理するよりも、まずは大きな支出の時期と金額を把握することが、赤字化を防ぐ近道です」

7月は家計を立て直すチャンス

Q.7月時点で家計を立て直すことは本当に可能なのでしょうか。また、新NISAや積立投資を「7月」という中途半端な時期からリスタート・増額することには、どんなメリットがありますか。

水野さん「7月は、1年の投資計画を見直しやすいタイミングです。年初に立てた貯蓄や投資の目標が崩れていても、7月時点であれば、年末までの家計を立て直す余地があります。大切なのは、焦ってまとまった金額を投資に回すことではなく、下半期の収入と支出を確認した上で、毎月の積立額を無理のない水準に調整することです。

新NISAは、必ずしも1月から始めなければいけない制度ではありません。年間投資枠はありますが、枠を使い切ること自体が目的ではなく、家計に合った金額で長く続けることが重要です。7月は、ボーナスや夏以降の手取り、旅行、帰省、年末年始費用などの見通しが立ちやすいため、積立額を増やすだけでなく、据え置きや減額も含めて判断しやすい時期といえます。

ただし、投資は元本保証がなく、運用中に価格が大きく変動することもあります。家計に不安がある人は、ボーナスを一括で投資に回すより、まずは当面の生活費や生活防衛資金を確保した上で、毎月の積立額を少しずつ調整する方が継続しやすいでしょう。相場のタイミングを読み当て続けるのは負担が大きいため、『上がっているから買う』のではなく、『下落時にも積み立てを止めずに済む金額にする』ことを優先しましょう」

* * *

 ボーナスは「自由に使える臨時収入」としてすぐ財布に入れるのではなく、先行きを見通してあらかじめ分割することが重要です。まとまった支出の予定を把握しておくとともに、貯蓄・投資計画についても半期を迎えたタイミングで一度立ち止まり、見直してみましょう。

オトナンサー編集部

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