クルマの「足回りの汚れ」はなぜガンコなのか!? 「上から下へ」洗車するより“先に洗え”のワケ
- 乗りものニュース |
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洗車は基本的には「上から下へ」洗うことを推奨されていますが、タイヤとホイールだけは先に洗うことが推奨されています。一体なぜなのでしょうか。
汚れが頑固な理由は油のせい?
洗車は基本的に、「上から下へと洗っていく」方がいいといわれますが、タイヤとホイールだけは例外で、最初に洗うことを推奨するカー用品店や洗車サービス店などが多いです。一体なぜなのでしょうか。
タイヤやホイールを洗車するイメージ(画像:写真AC)。
それはタイヤやホイール部分に頑固な汚れが集中しているからです。これらの汚れを落とすためにゴシゴシと洗っている間に、飛沫がボディに飛んでしまうこともあるそうです。そうなると、上から下へ洗車したのに、もう一度ボディを洗うことになり二度手間となります。
中古車販売店のスタッフによると、タイヤやホイールの汚れが頑固なのは、油が原因とのことで、「タイヤにはアスファルトににじむ油などが付着しており、ホイールには、ブレーキを作動させたときに発生する鉄や油の混じった『ブレーキダスト』が付着しています」と話します。砂や花粉が主であるボディとは、汚れの質も違うのです。
特にブレーキダストに関しては、ホイールの奥にあるブレーキローターと呼ばれるプレート部分とブレーキパッドの摩擦による削りカスであるため、頑固で落ちにくいうえに、雑巾やクロスなどでは手が届かない箇所も多くなっています。
前述した中古車販売店のスタッフによると、「ホイールの奥の方をキレイにする場合は、無理に手を突っ込むと怪我してしまうこともあるので、ホイール専用ブラシなどを使うと効率良く作業できる」といいます。洗剤に関しても、汚れがひどくなければ通常のカーシャンプーでホイールの汚れも十分に落とせるものの、油分を浮かせるように洗剤を十分に泡立てて使うのがコツなのだそうです。また、あまりゴシゴシと力を入れすぎるとホイールが痛んでしまうため、適度な力で洗うのも重要です。
ダストがひどい場合などは、ホイール専用クリーナーを使用すれば、化学反応で落ちやすくなります。ただ、通常の洗剤より時間はかかります。
また、ダストそのものを抑える方法もあります。ダスト低減型のブレーキパッドに変えてしまうのです。ただ、交換費用は安くて5~6万円ほど。車検や整備点検でブレーキバッドを交換する機会にモノ自体も変えてしまう方が、出費は抑えられるといいます。
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