【絶景】あまり知られていない世界の建造物10選♡
- IMATABI(イマタビ) |
1.ねじれた家 ポーランド
photo@ねじれた家
まるでおとぎ話の世界から抜け出したようなこの建物「ねじれた家」は、ポーランド北部のソポトという街にあります。この建物は、ポーランド出身のイラストレーター、ヤン・マルチン・シャンツェルの作品に影響を受けて造られたと言われています。
2004年に建てられたこの建物は、4階建てで、30のテナントが入っているショッピングモールです。ブティックやカフェ、書店などが入っていて内装もおしゃれで、世界中からの観光客が立ち寄っています♡
2.ダンシングハウス チェコ
photo@ダンシングハウス
中世の街並みが残り、街全体が世界遺産になっているプラハ。そんな歴史的で美しい街並みにそぐわない近代的なビルがこちらの「ダンシングハウス」で、1996年に建てられました。カップルがダンスを踊っていて、女性を男性が抱きかかえているように見えることからそう呼ばれるようになりました♡
このビルの正式名称は、「ナショナル・ネーデルラン・ビル」といいますが、「ダンシングハウス」の他にも「フレッドとジンジャー」とも呼ばれています。有名ダンサーのフレッド・アステア(女性)と、ジンジャー・ロジャース(男性)のダンス姿にインスパイアされて、設計されたからだそうです。
photo@ダンシングハウス
当初は保険会社のオフィスとして使われていたこのビルは、現在では、1階に美術館が入っており、チェコ現代美術の傑作が展示されています。また、「ダンシングハウスホテル」というホテルも入っており、斜めの窓から近くを流れるヴルタヴァ川やプラハ城が見える部屋もあり、人気となっています♡
建物内のレストランやバーは、宿泊しなくても利用できます。特に、上の写真の最上階バーには展望テラスがあり、プラハの絶景を一望することができるので、おすすめです◎
建設当初は、周囲の街並みに合わない建物として批判の多かった「ダンシングハウス」ですが、時の流れと共に、チェコの民主化を象徴する近代的建物として受け入れられ、現在では観光客の訪れる人気スポットとなっています。
3.アラゴン・パビリオン スペイン
photo@アラゴン・パビリオン
スペイン北東部アラゴン州の州都サラゴサでは、2008年に水をテーマとし、サラゴサ博覧会が開催されました。「アラゴン・パビリオン」はその数あるパビリオンの一つで、アラゴンの風景の多様性をテーマとし、アラゴン州の文明がどのように水を利用していったのか展示されました。
建物の形状は、アラゴン地方の伝統工芸である籠がモチーフとなっています。バスケットのように尖った部分が印象的ですね♡2008年以降は、アラゴンの教育省本部として活用されています。
4.シュヴァルの理想宮 フランス
photo@シュヴァルの理想郷
フランス南部のドローム県オートリーブにある「シュヴァルの理想宮」は、郵便配達夫のフェルディナン・シュヴァルによって造られました。1969年にフランス政府により、国の重要建造物に指定され、修復もされています◎
1879年、シュヴァルはソロバンの玉が重なったような奇妙な形をした石に躓きました。その石にインスパイアされ、それ以後仕事の途中で石を見つけると、仕事の後で拾いに行き自宅の先に積み上げました。シュヴァルは建築の知識はなく、配達物の各国から届く絵葉書からヒントを得ていたそうです♪
33年の月日を経て、1912年に完成しました。村人達からは理解されず白い眼で見られていたものの、マスコミが取り上げることにより、見物客が増えていきました。シュヴァルの死後、ピカソが訪れ絶賛して馬の素描を描いたり、詩人のアンドレ・ブルトンも称賛し詩を作成したとされています。
5.ヴァルトシュピラーレ ドイツ
photo@ヴァルトシュピラーレ
ドイツのダルムシュタットにある12階建ての集合住宅は、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによって設計され、2000年に完成しました。
ヴァルトシュピラーレとは、森の渦巻きのこと。その名の通り、渦巻き状にフロアが増えていく構造で、頂上には金色のドームがあり、見る者にお城のような印象を与える建物となっています◎1000個以上ある窓はそれぞれ違う形をしており、ずっと見ていても飽きないデザインとなっています♡
屋上にはオープンカフェやバーがあり、中庭には小さな池や子供のための遊び場も配置されており、住民が充実した生活を送るために工夫を凝らしていることがよく分かります。
6.北京国家体育場 中国
photo@北京国家体育場
その形状から鳥の巣という愛称で呼ばれているのが、2008年の北京オリンピックのメインスタジアムです。スイスの建築家、ヘルツォークとド・ムーロンが設計し、約512億円をかけて造られました。夜になると、スタジアムがライトアップされとてもきれいですよ♡
スタジアムは、現在コンサートに使用されることが多く、その期間以外は鉄柵によって取り囲まれ、日常ではほとんど使用されていないので壁なども崩れ落ちている箇所もあると言われています。
7.ガラスの歩道 中国
photo@ガラスの歩道
こちらは中国湖南省にある、天門山の周りに作られたガラス張りの歩道。標高1078メートルの高さに作られた幅1.6メートルの歩道で、「ガラスの歩道」や「ドラゴンの崖のスカイウオーク」と呼ばれており、2016年8月1日に一般向けにオープンしました。
足元を見ると、遥か下に国家森林公園や曲がりくねった道、切り立つ崖が見え、絶景に美しさに心を奪われると同時にスリルを味わえます♡2.7センチの厚みのある強化ガラス3枚を床材に使用しているとはいえ、足がすくんで立ち止まる人や山側に沿って慎重に歩く人も見られるスポットです♪
8.サンクチュアリー・オブ・トゥルース タイ
photo@サンクチュアリー・オブ・トゥルース
タイのビーチリゾートとして有名なパタヤには、「サンクチュアリー・オブ・トゥルース(真実の聖域)」という巨大木造寺院があります。1981年にタイの大富豪が私財を投じて工事を始めましたが、現在もまだ未完成とされています。拝観時にはヘルメットが手渡され、着用が必須となっています。
美しい仏像が並び、裏には大きな仏頭の装飾も施されています。寺院の周りにはレストランやフレッシュジュースの売店もあり、園内ではタイ舞踊を無料で観ることができ、ゆっくり過ごせます◎
周辺にはお堀のような池があり、池を含めた寺院の眺めは美しく、写真に収める人が足を止めています。完成時期の見通しが立たないことから、アジアのサグラダ・ファミリアとも呼ばれ、密かな観光スポットとなっています♡
9.ヘイダル・アリエフ・センター アゼルバイジャン
photo@ヘイダル・アリエル・センター
カスピ海に面したアゼルバイジャンは、日本人にはあまりなじみのない国かも知れません。原油国のアゼルバイジャンは、コーカサスのドバイとも呼ばれ、モダンな建物が次々と建築されています。
その中でも、首都バクーにある「ヘイダル・アリエル・センター」は、その独創的なデザインで注目を集めています◎この建物は、建築家ザハ・ハディドによって設計され、2012年にオープンしました。見る角度によって貝殻のようにも波のようにも見え、さまざまな表情になるよう計算されています。
白い建物の周辺の芝生には、色鮮やかなウサギやカタツムリなどのオブジェがあり、そのコントラストが美しさを引き立てています♡館内には、アゼルバイジャンの文化や歴史を紹介する展示や、美術館やコンサートホールなどが入っており、さまざまな文化施設を楽しめます。
10.カツヒの柱 ジョージア
photo@カツヒの柱
アゼルバイジャンの隣国ジョージアには、カツヒという小さな町に目を疑うような光景があります。高さ40メートルの石灰岩の頂上に建てられた修道院です。9~10世紀頃に建てられたこの修道院は、建物の屋根部分に十字架がつけられているのが遠目にも分かります。
この修道院には、今も一人の修道士が住んでいると言われています。石柱の側面にあるハシゴを使って昇り降りしているそうです。また、修道士の従者たちが、巻き上げ機で重い物資などは引き上げて供給しているとのこと。地元の人々はこの石柱のことを「命の柱」と呼んでいるそうです。
メテオラ ギリシャ
photo@メテオラ
岩の上の修道院といえば思い出す方も多いのが、ギリシャ北西部テッサリア地方のメテオラではないでしょうか。メテオラは、切り立つ奇岩群とその上に造られた修道院の総称で、ギリシャ語で「中空の」という意味のメテオロンという言葉からつけられたそうです◎まるで中空に浮かんでいるようですね♡
9世紀に修行のためにこの地に移り住んだ修道士たちは、洞窟や岩の裂け目を修行の場にしていました。その後14世紀に修道院が建てられ、神の近くで修行できる場所として有名になりました。奇石群の高さは30メートルから400メートルのものまであり、物資のやりとりはロープウェーでされています。
この岩山は、6千年前に海底で積み重なった砂岩が盛り上がり、侵食されて今の地形となったと言われています。下から見上げてみてもその壮大な光景に感嘆しますし、上に登って眼下の景色を見渡せば、その絶景に心を奪われるでしょう♡メテオラは、1988年に世界遺産に登録されています。
以上、まだ日本人にはそれほど知られていないと思われる世界の建造物を中心にご紹介しました◎不思議な建物を見るといろいろなことが想像できて楽しいですよね^^絶景を見にぜひ訪れてみてくださいね♪
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。
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