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ノルマンディー上陸作戦の“運命”分けた天気予報 成功の裏側示す「新発見の資料」を英海軍が公開

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  • 乗りものニュース
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気象条件が整う可能性は極めて低かった?

 イギリス海軍は2026年9月9日、第二次世界大戦中の「ノルマンディー上陸作戦」において、作戦の実施日を決定する際に作成された資料が新たに発見されたと発表しました。

Large figure1 gallery2ノルマンディー上陸作戦で車両を上陸させる揚陸艦(画像:パブリックドメイン)

 この資料は、1944年6月6日に行われたノルマンディー上陸作戦について、天候が侵攻日の決定にどのような影響を与えたのかを記録した、貴重な歴史的資料になるとのことです。プリマスのデヴォンポート海軍基地で発見されました。

 資料の中でも特に重要なのが、英国気象庁の気象担当責任者だったジェームズ・スタッグが1944年6月22日に作成した、後に機密解除された報告書です。ここには、海軍、空軍、地上部隊が作戦を実施するために必要だった厳しい気象条件が記されており、6月に侵攻に適した気象条件が整う可能性が極めて低かったことも示されています。

 資料によると、この年の6月にフランスへの上陸作戦を実施するには、厳しい気象条件をクリアする必要がありました。スタッグらは気象予報をもとに、6月4日ごろには6月6日の侵攻実施が可能だと判断。その後、連合軍最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワーが最終決定を下しました。

 実際、上陸作戦成功後の6月19~22日には大規模な嵐が発生しており、もし侵攻をさらに延期していれば、上陸作戦は極めて困難になっていたとされています。

 当時、気象担当者は毎日複数回の予報会議を開き、英国海軍、空軍、米軍などの気象部門が情報を共有していました。統計的な予測や当時最新のレーダー技術などを活用し、連合軍最高司令部に侵攻の可否を判断するための気象情報を提供していたとのことです。

 資料を公開したイギリス海軍は、今回の発見について「軍事作戦における気象情報の重要性を示す貴重な記録であり、その教訓は現在の軍事作戦にも通じる」としています。

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