季節関係なく「冷え性」 何科を受診するのが正解? 医師に聞いた
- オトナンサー |

気温30℃を超える暑い日が続いているのに、手足やおなか、腰に冷えを感じている。職場や部屋で除湿や冷房に当たると寒気を感じる……。気温が低い冬のみならず、夏でも「冷え性」になっているけど、病院に通うまでではない……という人は少なくないと思います。しかし、「冷え性」を放っておくと、不調をきたすことになりかねません。しかし、病院へ行こうにも「何科を受診すればよいのかわからない」という人もいると思います。そこで、たまきクリニック(東京都目黒区)の院長で、内科医・心療内科医・漢方内科医の玉木優子さんに、さまざまな疑問を聞いてみました。
「体質」と諦めず、正しいケアで改善
玉木さんに、「冷え性」について聞くと、「体の一部または、全身が他の人が寒さを感じない程度の温度にも関わらず、冷たく感じられる状態で、日常生活に支障をきたすこともある症状です」と説明してくれました。
女性は、男性に比べて筋肉量が少ないため、月経や更年期などによるホルモンの変動が大きいため、冷えを感じる人が多くいるということです。その一方で、男性もストレスや運動不足、生活リズム、食生活の乱れなどが原因で、増加している傾向にあるとのことです。
続けて、「冷え性」になるとどんな病気になるのか、質問すると「頻尿をはじめ、肩こりや痛み、しびれ、生理不順、月経痛、不眠、免疫低下などの不調」をきたします。
「冷え性」になる原因については、6つの事が考えられるということです。
(1)熱を生み出す筋肉量が少ない
(2)栄養不足などで筋肉が熱を十分に産生できない
(3)貧血・低血圧・血流の悪さによって血液が末端までうまく届かない
(4)ストレスや生活リズムの乱れから自律神経による血管の収縮、拡張のバランスが崩れ、血流が悪くなる
(5)エストロゲン・甲状腺ホルモンの低下やプロゲステロン・コルチゾールの増加
(6)内臓の機能低下など
もし、「冷え性」の症状を感じていたり、悩んでいたりした場合は「心療内科・内科・漢方科・婦人科などを受診されるとよいでしょう。治療は冷えている原因を見極めた上で、体質改善と生活習慣の見直しを軸に行います。具体的には血流改善として漢方薬やビタミンE、末梢血管を促す薬、ホルモン治療、自律神経調節薬などがあります」と教えてくれました。
最後に、玉木さんは「冷えは日常的な不調の一つと思われがちですが、体質と諦めず正しいケアで改善可能です。また、冷えには他の病気が隠れている可能性もあるため、しびれや痛み、皮膚が青白かったり紫になったり、むくみやだるさ、動悸、息切れ、月経不順や月経痛、胃腸の不調、不眠などが見られたら放置せず、受診をお勧めします」と話していました。
ただの「冷え性」と過信するのはよくありません。原因に思い当たる点がある人は、病院へ行くようにしましょう。
オトナンサー編集部
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