今さら聞けない日本の伝統「大晦日に食べちゃいけないもの」があるって知ってる?
- マイナビウーマン |
多くの日本人が大晦日に食べるものといえば、真っ先に思い浮かぶのは「年越しそば」。一方で、昔は「大晦日には食べてはいけない」とされる食べ物があったことはご存知でしょうか?
かつての日本で「大晦日に食べてはいけない」とされていたものとは?
豚肉・牛肉
まず、豚肉・牛肉は、大晦日に食べてはいけないとされてきました。
「正月から殺生をする」ことは縁起が悪いとされていたので、殺生を連想させるような四足歩行の動物の肉を食べることは忌まれていたのです。
ただし、二本足の鶏肉に関してはOKでした。その結果、お雑煮には鶏肉が使われようになったとも言われています。
鍋料理
また、鍋料理をしてはいけないとも言われてきました。鍋料理をするとアクが出るので、「悪」を連想させるということから、NGになったそうです。
現代の大晦日は、何を食べても大丈夫!
とはいえ、豚肉や牛肉、鍋料理がNGとされたのは昔の話。
現代は、大晦日に好きな物を食べてOKです。すき焼き、寄せ鍋、お寿司、宅配ピザを食べる家庭も増えてきています。さらにちょっと早めにおせち料理を楽しむ家庭もあります。
年越しそばは別腹! 夜遅くに食べる人も多い
そういえば、大晦日といえば「年越しそば」を食べるイメージがありますよね。
株式会社YAYは今年11月、全国の20~60代の男女を対象に「年越しそば」に関する調査を行いました。それによると、「年越しそばを毎年食べていますか?」の質問では、「毎年必ず食べている」48.8%、「なるべく毎年食べるようにしている(基本的には毎年食べるようにしている)」25.5%と、7割以上の人が、毎年必ず、あるいはなるべく毎年年越しそばを食べるようにしているようです。
また、年越しそばを食べる時間帯を訪ねる質問では、「夜」60.7%、「年越し直前」26.7%。夕食として年越しそばを食べる人が多く、また、4人に1人は年越し直前に食べている模様です。
年越し直前に食べている人たちは、夕食には他の料理を食べ、その数時間後に年越しそばを食べていることも考えられますね。「甘いものは別腹」とよく言われますが、大晦日の年越しそばも「別腹」なのかもしれません。
まとめ
今回は、昔の大晦日の食事事情、現在の年越しそば事情についてお伝えしました。昔と違い、大晦日の食事は自由であり、年越しそばを食べる・食べないも自由です。大晦日も食事は楽しくしたいですね。
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