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「防災の日」に見直すべき「スマホ」の必須設定とは? 避難時に役立つ“緊急設定”をサイバーセキュリティーのプロ解説

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災害に備えて見直すべきスマホの設定とは?(画像はイメージ)
災害に備えて見直すべきスマホの設定とは?(画像はイメージ)

災害に備えて見直すべきスマホの設定とは?(画像はイメージ)災害に備えて見直すべきスマホの設定とは?(画像はイメージ)

 9月1日は「防災の日」です。今年は災害が相次いでおり、非常食や水、懐中電灯などの点検をする人は多いでしょう。これらに加えて、地震や台風、洪水などの災害時、スマホは手元でいちばん重要なツールの一つになります。緊急速報の受信や避難所の情報、地図、家族との連絡、重要書類へのアクセスなど、日々の生活に欠かせない機能が一台に集約されています。

 一方、紛失や破損、電池切れ、さらにセキュリティー設定が不完全だったために、非常時にスマホが「使えない」、という事態は絶対に避けたいところです。今回は災害の発生に備えて、事前に確認しておきたいスマホのセキュリティー対策について、紹介します。

スマホは今や「防災用品」並みに重要

 サイバーセキュリティーの専門家であり、個人向けセキュリティーサービスを提供するNordVPNの最高技術責任者を務めるマリユス・ブリエディスさんは、次のように指摘します。

「私たちは非常用バッグの中身は慎重に考えますが、一方でスマホにも同じくらい重要な情報が入っていることを忘れがちです。デバイスの事前準備も、防災準備の一部にすべきです」

 災害に備えてまず確認したいのは、以下の基本設定です。

・緊急速報(Jアラートなど)が有効になっているか
・強固な画面ロック(パスコード)を設定しているか
・生体認証が適切に設定されているか
・OSが最新の状態に更新されているか
・デバイスの位置追跡、リモートロック機能がオンになっているか

 併せて、位置情報へのアクセス許可をアプリごとに見直し、本当に必要なものだけに絞ることも大切です。また、スマホがロックされた状態でも緊急連絡先にアクセスできる方法(緊急通報画面からの医療情報・緊急連絡先表示など)を確認し、すべてを1台のデバイスに依存しない体制を作っておきましょう。

「『災害時に緊急速報が無効になっていた』『デバイス復旧用の情報が古くなっている』『リモートロックができない』と気付いてもすでに遅いです。必要になる前に簡単に確認できる小さな設定を、必ず見直しましょう」と、ブリエディスさんは語ります。

紛失や通信障害に備える

 大切なデータが水の泡にならないよう、連絡先、写真、書類などの重要データは、定期的にバックアップを取りましょう。特に大切な電話番号や避難情報、アカウント復旧用の情報は、スマホ以外の場所、例えばノートや別のデバイスにも残しておくと安心です。

 また、災害時には自宅のネット回線やモバイル通信が途絶え、駅、避難所、ホテルなどの公衆Wi-Fiに頼る場面も考えられます。一方、メール、クラウドストレージ、銀行口座など、機密性の高いアカウントにアクセスする際、公衆Wi-Fiは慎重に扱うべきです。信頼できるVPNを使えば通信が暗号化され、不慣れなネットワーク上でもプライバシーをより一層保護できます。

「緊急時、人は使えるネットワークに何でもつなごうとします。見知らぬ公衆Wi-Fi、特にそれを使って重要なアカウントにアクセスする際には、信頼できるVPNがデバイスとネットワークの間に重要な保護層を加えてくれます」とブリエディスさんは説明します。

スマホを紛失、盗難、破損した場合の対処法

 もし災害時にスマホを紛失したり、破損したりした場合や盗難の被害に遭った場合でも、最優先すべきなのは身の安全を確保することです。

その上で、落ち着いたら以下の手順を取りましょう。

・位置追跡・リモートロック機能があれば利用する
・モバイル通信キャリアに連絡する
・必要に応じてリモートでデータを消去する
・第三者にアクセスされる可能性がある場合、重要アカウントのパスワードを変更する
・メール、銀行、クラウド、SNSのアクティブなセッションを無効化する

 加えて、バッテリー対策も忘れずに。防災バッグには充電済みのモバイルバッテリーを入れ、定期的に動作確認を行いましょう。どれだけセキュリティーが完璧でも、バッテリーが切れればスマホは役に立ちません。

「何よりもまず、体の安全が第一です。安全が確保できたら、紛失したデバイスをできるだけ早く保護することで、災害という緊急事態が、アカウント乗っ取りや個人情報漏えいという『第二の問題』に発展するのを防げます」と、ブリエディスさんは締めくくります。

 防災の日に合わせて、身の周りの非常用バッグや防災グッズの準備とともに、デバイスの事前準備もぜひ行いましょう。

オトナンサー編集部

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