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【バッグの中身】自分らしさを見つけたひとり起業家のお仕事バッグ

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  • マイナビウーマン
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取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部

自分らしく働くって、どういうことだろう。好きな仕事をすること? 無理なく働くこと? 「自分らしい」の定義が広すぎて、考えれば考えるほど、“らしさ”が分からなくなっていく。

「自分らしさも分からなければ、自己肯定感も低かった私を救ってくれたのは、文字にして吐き出すことでした」

そう語ってくれたのは、学生時代に不登校になってしまった過去を乗り越えて起業した、ひとり起業家の山口恵理香さん

山口恵理香さん
ひとり起業家。株式会社atelier ERICA代表取締役。中学校3年間の不登校や、死別うつを乗り越え、「書くことは、生きること」をコンセプトに小さな文房具店Self0(セルフレイ)を開業。主力商品の「おひとりさま会議用紙」は、ロングセラー商品となり、売り切れが続出中。2025年1月には3冊目の著書『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』を発売。

つらい過去を乗り越えようとする度に彼女を支えてくれたのが、紙とペン。誰にも言えない悩みや、頭の中でまとまりきらない考えやモヤモヤをノートに吐き出すようになり、前を向くことができた時が何度もあったといいます。

そんな彼女にとって、用途別のノートや筆記用具は必需品。いざという時に自分を助けてくれるアイテムもたくさん持ち歩くという山口さんのしごとバッグは、A4サイズのノートやPCを入れてもまだ余裕があるほどの大容量サイズ。

「愛用のバッグは、FURLAのメンズラインのもの。華奢で女性らしいバッグにも憧れはあるものの、ノートだけでなく仕事用のPCを持ち歩くことも多いですし、先方にお渡しする手土産なども入れられるものがいいなと思い、大きめのバッグが多いメンズラインからセレクトしました

小旅行に行けるほど大きいサイズ感はもちろん、メンズラインにしては珍しい、鮮やかなカラーリングもお気に入りのポイント。ジャケットやシンプルなお仕事コーデの差し色になってくれるんです」

持ち手が太めで、肩からかけても負担が少ないのもうれしいポイント。大きめサイズのしごとバッグの中には、自身に必要なものをしっかり理解している山口さんにとって「呼吸と同じくらい大切な存在」だという、大切な相棒たちがたっぷり収納されていました。

●バッグの中身

1 マイメロディのポーチ
2 SHIRO PARISIAN SHIRT ハンド美容液
3 iPhone14 Pro
4 仕事用PC
5 GUCCIのペンケース
6 能率手帳(仕事の整理ノートとして使用)
7 SABON ボディローション(チューブ)リリー・パレス
8 ナカバヤシ ロジカルプライムWリングA4(ひとり会議ノートとして使用)
9 ITOYAオリジナルノート(夢ノートとして使用)

思春期から、自己の内面と向き合う機会が多かったという山口さん。今も自身のメンタル管理には気を配っているそうで、ポーチの中には香り系のアイテムがたくさん。

「集中力が切れた時や、人の多い街で疲れてしまった時など、お気に入りの香りを嗅ぐことで気持ちが整うのはもちろんなのですが、これらは頂いた人とのご縁を感じさせるものでもあるんです。

SABONのハンドクリームは、文具女子博に参加させていただいた時に、応援に来てくれた大学の後輩にプレゼントしてもらったもの。今は遠方に住んでいる子なのですが、頻繁には会えなくとも、その子にパワーをもらえる気がして、大切に使っているんです。

SHIROの方は、お世話になっている美容師さんにおすすめしてもらいました。細かいことを伝えずとも、今の自分の状況に合わせて最適なメンテナンスをしてくださる人。美容室に行くことが日々の支えになっていることもあり、お守りとして持ち歩いています」

緊張した時や心細くなった時などには、気持ちを整えるためにタブレット系のお菓子を食べたり、大切な用事の前には「おいせさん」のお清めスプレーを使ったり。「こういう時にはこうする」というルーティンを決めておくのも、山口さん流。

用途別のノートに日々のタスクやスケジュール、それに自分の気持ちをペンで書き出すのも、山口さんにとっては大切なこと。3種類のノートには、それぞれに想いが込められています。

気持ちやタスクをノートに書き出すことを“ひとり会議”と呼んでいます。主に仕事のことで、アイデアや思いがまとまり切らない時に使うのが、ナカバヤシのリングノート。罫線がないタイプで、自由に想いを描けます。セパレート式のWリングタイプで、筆記時に手が当たりにくいのもお気に入りのポイントです」

自分用の会議ノートの他に、スケジュール管理や社外の打ち合わせのためのノート、そしてプライベート用のノートも。

プライベート用のノートのことは“夢ノート”と呼んでいます。文房具店の特製ノートは、装丁がすてきで長く大切にできそうだなと購入。叶えたい夢や目標を、叶えた時のことを想像して、未来日記のような使い方をしています。

たとえば数年前には、ずっと夢だった本を出版した日の未来日記を書きました。そして現在は、3冊の本を出版することができました。完了系で日記を書くことで、夢に向かってがんばるモチベーションをもらっているんです」

ノートに使うペンも「ジェットストリーム」と決めているそう。太めで握りやすく、筆圧をかけなくても書きやすいそうで、家にはなんと使い切ったジェットストリームが100本以上もあるのだとか。

「デジタル中心の時代には逆行しているかもしれませんが、スケジュールやタスクの管理もノート派です。ひとりで活動しているので、タスクを取りこぼさないためにも予定やタスクもチェックリスト化して仕事しています。大小問わず書く手間を省かないことで、自分の中で一つひとつの行動を大切にすることができ、結果的にミスを避けられていると感じます」

書くという行為一つひとつに、自分にとっての意義を考えながら仕事しているという山口さん。

「作ったジャムにラベルを貼るように、買ったノートにも名前や目的を考える。ノートに魂を吹き込むのは自分ですし、その想いはきっと文字にも表されます。ただ、何をどうやって文字にしてもいいか分からないという人のために、ひとり会議用のフォーマットシートを作って売っています」

山口さんが運営している小さな文房具店・Self0では「おひとりさま会議用紙」という商品を販売。仕事のことからプライベートのことまで、自己分析ができるシートを数種類取り扱っている他、2025年には『ひとり会議ワークブック』という本も出版。発売日から2週間で1.5万部を突破し、すでに話題を集めているそう。

ワークブックは将来に悩んだ時、人生の目的に迷った時はもちろん、日々の自分の調子を知るためにも利用できるのだそう。

「『ひとり会議ワークブック』は、私が実際に自分自身に問いかけてきた質問や、書き出してきたことがベースになっています。自分の心の声を聞いて、その時の自分や指標を把握するのに役立つと思います。

私だけでなく誰しもが、生きていく中で上手くいかないことがあったり、傷つく瞬間もあると思います。だけど自分らしい生き方を見つけて実践するには、自分と向き合うことが不可欠だと思っています

山口さんが不登校やうつなど、人生の波を乗り越えてこられたのは、紙とペンを使って、自分と向き合う時間を惜しんでこなかったから。

完璧な人間ではない私も、ひとり会議と出会って少しずつ、自分に足りない部分を埋めながら働くことができるようになりました。自分を知る方法は、自分にしか見つけられないと思います。ワークブックやおひとりさま会議用紙が、皆さんの自分探しの手助けになりますように」

自分自身に向いている仕事や暮らし方、好きなものの見つけ方。ノートとの対話でそれらを見つけてきた山口さんのしごとバッグは、彼女の心や肯定感を包み込むかのように、頼り甲斐のあるバッグでした。

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