どうせ読むならポイント貯めない?

【元刑事が警告】バレンタインは「ロマンス詐欺」増…真面目な人ほど被害 加害者が口にする4つの“要注意ワード”

3,481 YOU
  • オトナンサー
  • |
バレンタインの時期はロマンス詐欺に注意(画像はイメージ)
バレンタインの時期はロマンス詐欺に注意(画像はイメージ)

バレンタインの時期はロマンス詐欺に注意(画像はイメージ)バレンタインの時期はロマンス詐欺に注意(画像はイメージ)

 例年、バレンタインデーを前に、警察当局や捜査機関が注意喚起を行う動きは、日本だけでなく国際的にも恒例となっています。国内では、警視庁や各地の警察本部が、この時期に合わせて詐欺被害防止のキャンペーンや広報活動を展開しています。一方、海外に目を向けると、米国ではFBI(連邦捜査局)が公式に「バレンタインデー前後にロマンス詐欺が増加する」と警告を発しています。FBIのインターネット犯罪苦情センター(IC3)によると、恋愛感情を装った詐欺は、毎年数十億ドル規模の被害を生み出しており、特にオンライン上で関係を築くケースが目立つとされています。

 こうした注意喚起が、国や文化を越えて繰り返されるのは、ロマンス詐欺が偶発的な犯罪ではなく、時期や人の心理を計算に入れて仕掛けられる犯罪だからです。そこで、こうしたロマンス詐欺の構造や、「なぜ普通の大人が巻き込まれてしまうのか」について、元警視庁刑事として詐欺事件の現場を見てきた立場から解説します。

「ロマンス詐欺」の被害額は月50億円超

 2月と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、バレンタインデーではないでしょうか。恋愛をテーマにした広告やキャンペーン、SNS上の投稿が増え、人と人との関係や感情について語ることが、普段よりも自然に受け入れられる季節です。チョコレートや贈り物、特別なメッセージ。こうした文化は本来、誰かを思う気持ちを形にするためのものです。しかし、その「ロマンスが前面に出る空気」は、犯罪者にとっても利用価値の高い環境を生み出します。

 警察庁が公表しているデータを見ていくと、SNSを通じたロマンス詐欺は、まさにこの2月という時期を一つの起点として、被害が拡大していく構造を持っていることが分かります。2025年11月時点(暫定値)で、SNS型投資詐欺、SNS型ロマンス詐欺を合わせた認知件数は1460件、被害額は179億8000万円に上っています。前年同月比で見ると、認知件数は約1.9倍、被害額は約2.2倍に増加しています。

 注目すべきなのは、件数よりも被害額の伸びが大きい点です。これは、単に被害者が増えているだけでなく、1件当たりの被害が高額化していることを意味します。内訳を見ると、SNS型ロマンス詐欺だけでも、2025年11月は486件、被害額は53億9000万円に達しています。月間で50億円を超える被害が発生している犯罪は、もはや例外的なものではありません。

ロマンス詐欺は「恋愛トラブル」ではない

 ロマンス詐欺という言葉から、多くの人は「恋愛感情を利用した悪質な行為」という印象を持つかもしれません。しかし、警察庁が示している定義をそのまま読めば、この犯罪の性質はまったく違う姿を見せます。

 SNSなどを通じて、対面することなく連絡を重ねて関係を深めて信用させ、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭などをだまし取るという手口で重視されているのは、恋愛という感情そのものではなく、「交信」「関係構築」「信用形成」というプロセスです。犯人側に恋愛感情は存在しません。そこにあるのは、役割分担された台本と、どの段階でどのような言葉を使えば相手が信頼を深めるかという、極めて実務的な設計です。

 ロマンス詐欺とは、恋愛を装った犯罪ではありますが、実態は、感情を操作し、金銭を引き出すことを目的とした組織的な詐欺スキームです。

なぜ「普通の大人」が被害に遭うのか

 ロマンス詐欺の被害者について、「孤独な人」「判断力が低下した人」というイメージを持つのは正確ではありません。実際には、社会的な役割を持ち、仕事や家庭で責任を果たしてきた真面目な大人ほど、被害に遭いやすい側面があります。

 日常生活の中で、多くの人は「弱さ」や「不安」を簡単に外に出せません。誰かに理解してもらうこと、肯定してもらうことは、年齢を重ねるほど難しくなります。ロマンス詐欺の加害者は、丁寧に相手の話を聞き、価値観を肯定し、「あなたは特別だ」と伝える存在を演出します。その結果として生まれるのは、恋愛感情というよりも、「この人は自分を理解してくれる」という安心感なのです。

バレンタイデーを起点に「ロマンス詐欺」の被害は秋に向けさらに増加

 警察庁の月別データを見ると、SNS型ロマンス詐欺は、2月から件数、被害額ともに増加傾向に転じ、その後、秋にかけて高い水準で推移しています。2月は、年間で最も被害が多い月ではありませんが、流れが変わる月です。

 バレンタインデーというイベントは、感情表現や贈り物、特別な支出を正当化しやすい環境をつくります。「この時期だから」「特別な日だから」という理由は、金銭のやり取りに対する心理的なハードルを下げます。犯人側は、この空気を熟知しています。ロマンス詐欺は、季節性を意識して仕掛けられる計画的な犯罪でもあるのです。

被害はどのように拡大していくのか

 ロマンス詐欺では、最初から金銭の話が出ることはほとんどありません。共通の話題、日常のやり取り、価値観の共有といった、時間をかけた関係構築が先にあります。その後、徐々に将来の話や資産の話が混ざり始めます。

 投資、暗号資産、海外での仕事、手数料や一時的な立て替え。これらは単独で見れば不自然に思えても、関係性が出来上がった後では受け入れられやすくなります。重要なのは、ここで感情と金銭が同時に動く点です。この瞬間に、詐欺は完成形に近づきます。

金銭の話が出た時は立ち止まって確認する

 ロマンス詐欺への対策として、「知らない人を信じるな」「すぐに疑え」といった言葉がよく使われます。しかし、SNSは人とつながるための道具であり、最初から疑うことを前提にしたコミュニケーションは現実的ではありません。必要なのは、「疑うこと」ではなく、「確認すること」です。

 特に、恋愛や親密な関係の話をしているにもかかわらず、金銭の話が具体化した瞬間には、一度立ち止まる必要があります。相手から「投資」「暗号資産」「海外送金」「手数料」という言葉が出てきた時点で、その話は恋愛ではなく、資金移動の話に変わっています。

ロマンスが悪いわけではない

 誤解してはならないのは「恋愛や人を思う気持ちそのものが危険なのではない」という点です。問題なのは、感情が商品化され、金銭と結びついた瞬間に、犯罪が入り込む余地が生まれることです。

 ロマンス詐欺は、誰かの弱さを嘲笑する犯罪ではありません。むしろ、人が人を信じようとする自然な感情を、最も効率よく利用する犯罪です。ロマンスが強調される2月だからこそ、「感情に値札が付いた瞬間」を見逃さないことが、最大の防御になるのです。

治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト 小比類巻文隆

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!