まさに“超異形”! 神戸空港にエアバスの激レア飛行機が降臨!! なぜ飛んできた? 胴体上部が超ポッコリ
- 乗りものニュース |
やはりすごく目立ちますね!
2023年7月以来の飛来
神戸空港に2024年2月21日午前9時ごろ、ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスの胴体上部が大きく膨らんだルックスを特徴とする貨物機「ベルーガST」(機番:F-GSTC)が飛来しました。同空港への飛来は2023年7月以来で、約半年ぶりのことです。
神戸空港に飛来した「ベルーガST」(2024年2月21日、乗りものニュース編集部撮影)。
「ベルーガST」は旅客機「A300-600」をベースとし、おもにエアバス製航空機のパーツを輸送する目的で作られました。特徴的なルックスは、本来は翼などの長尺の荷物を運ぶため。最大で幅7.1m、高さ6.7mの大型貨物を積載できます。「ベルーガ」は「シロイルカ」の意味で、このユニークな外観が由来です。
「ベルーガST」はこの特別輸送機「ベルーガ」シリーズの初期タイプにあたり、現在は、エアバス製航空機のパーツ輸送業務は後継機である「ベルーガXL」が主担当に。そのようななかエアバスでは、2022年1月にパーツ輸送から外れた「ベルーガST」を利用し、その胴体を生かして、大型貨物の空輸サービスを提供する事業を立ち上げました。これは同型機を用いて宇宙、エネルギー、防衛、航空、海運、人道支援などの分野の一般顧客に対し、貨物空輸を行うというものです。
この機が今回、神戸空港へ飛来したのもこの事業の一環と見られ、貨物室には、国内顧客向けのものと思われるヘリコプターが搭載されていました。
今回のフライトで「ベルーガST」は、14日にフランス・トゥールーズを出発したのち、カイロ、ドバイ、台北などを経由。現地時間21日午前5時に台北・桃園空港を出発し、神戸空港へと到着しています。
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