【大学】は学費に見合う価値があったと思う？　3位「大切な出会いがあった」…2位の「就職に有利だった」を僅差で上回った価値は？

　ビズヒッツ（三重県鈴鹿市）が運営する、専門家による記事監修サービス「Biz Hits記事監修サービス」が、「大学は学費に見合う価値があったか」についての調査を実施。その結果をランキング形式で紹介しています。

　調査は2025年4月7日から同月18日、大学を卒業している男女を対象にインターネットで実施されました。計500人（女性316人／男性184人）から有効回答を得ています。

2位には「就職に有利だった」がランクイン

　全回答者に「大学は学費に見合う価値があったか」と聞くと、「十分あった」（32.2％）と「まああった」（39.0％）が合わせて71.2％という結果になりました。多くの人は大学進学で得た結果にある程度の価値を見いだしており、大学の学費は高くても払う価値があると感じている人が多いことが分かりました。

「見合う価値があったと思う理由」を質問したところ、3位は「大切な出会いがあった」（14.8％）でした。回答者からは「大学でお世話になった先生と今でも交流があり、先生とのご縁があっただけでも十分な価値があったと思うから」（30代女性）、「『弁護士』『霞が関の官僚』『メガバンク部長職』といった優秀な同期や先輩と知り合えた。人脈という無形の財産が何よりも大きい」（50代以上男性）といった声が寄せられたとのことです。

　2位には「就職に有利だった」（21.8％）がランクイン。大学の就職支援体制や、大学がもつブランド力などにより、就職活動が楽になったと感じている人が多く「地方の国立大学ではありましたが、『国立大学出身』というのは就職活動時には多少ブランドを得られたと思います」（30代女性）、「大卒が条件の求人に応募できた」（50代以上男性）といったコメントがあったということです。

　そして、1位は「専門知識が身に付いた」（23.0％）でした。興味のある専門分野を深く学ぶことにより、知識欲が満たされて充実感を得られたようで、「大学以外だったら学べない分野を詳しく学習できた。国際関係学部所属で、最新の世界情勢について詳しい教授が毎回講義をしてくれたので、面白いと思える授業がほとんどだった」（20代女性）、「知識や技能を、その道のプロとして活躍する先生に教えてもらえた」（30代女性）、「希望した職種の専門知識を身に付けられた」（40代男性）などの回答が集まったとのことです。

　調査結果を受け、同社は「就職や就職後のキャリア形成に関する項目が上位に入っています。一方、3位の『大切な出会いがあった』や、6位の『視野が広がった』など、人生経験や社会経験という意味での価値を挙げる声も多く見られました。大学が人間的成長の場とも認識されていることが分かります」とコメントしています。

オトナンサー編集部

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