新幹線駅まで2km!日本有数の「駅チカ空港」が、驚くほど“鉄道ガン無視”のワケ 活かされないのか?
- 乗りものニュース |

「駅まで2km」は福岡空港だけじゃない!
日本において「空港と新幹線停車駅が近接している例」としてよく知られているのが、「福岡空港」と山陽・九州新幹線の「博多駅」との関係です。
山形空港の敷地北端。さくらんぼ東根駅まで数百メートルという距離(画像:Google earth)
福岡空港はほぼ南北方向に滑走路を持ち、その東側に国内線、西側に国際線のターミナルが配置されています。国内線ターミナルの直下に乗り入れる福岡市地下鉄空港線を使えば、博多駅までわずか2駅6分(約3.3km)で、その本数は平日ラッシュ時に最短3分間隔と至便です。国際線ターミナルなら、博多駅までは直線距離で約2.2kmと、歩くことさえ可能な近さです。
こうした連絡の良さで、“街に近い”福岡空港の利便性を高めているのですが、日本にはもうひとつ、この福岡空港と同じくらい、新幹線停車駅に近い空港があることをご存じでしょうか。
それは「山形空港(おいしい山形空港)」と、山形新幹線の「さくらんぼ東根駅」です。
山形空港は山形県の県庁所在地である山形市から天童市を挟んで北にある東根市に立地しています。空港敷地のすぐ東側には国道13号が、さらにその国道13号と約350mを隔て山形新幹線(奥羽本線)の線路が走り、さくらんぼ東根駅は空港敷地の北端から900mほどしか離れていません。
空港ターミナルは滑走路から見て国道13号や山形新幹線と反対の西側にありますが、さくらんぼ東根駅まで、直線距離はわずか約2.2kmです。
なぜ? 「近くて遠い」山形空港と新幹線駅
このように、距離だけ見れば福岡空港と博多駅に近い関係を持つ山形空港とさくらんぼ東根駅ですが、じつはその関係性は驚くほど希薄です。
山形空港からは山形駅をはじめとする山形市内のほか、尾花沢市や銀山温泉といった県内各地にバスが直通し、また蔵王温泉、肘折温泉などの観光地にも予約制の乗合タクシー「山形空港観光ライナー」が運行しています。
しかし目と鼻の先にあるはずのさくらんぼ東根駅には定期の公共交通機関の運行はなく、予約制で小型または中型タクシーを使う乗り合いの「山形空港ライナー」、もしくはタクシーに頼るしかないのです。
位置関係では福岡の空港、新幹線駅とほぼ同じながら、なぜ山形ではこれだけの差があるのでしょうか。やはりその理由には、周辺の都市化の差異、そして乗り入れる航空便の利用者層に差があるためと考えられます。
なんで新幹線駅と空港に路線バスすら無いのか?
福岡市の2026年初頭の人口は約167万人と推計されています。一方、山形県は県全体でも約99万人で、山形空港およびさくらんぼ東根駅の利用圏となる村山地域は、その半数の約50万人にとどまります。
日本航空の羽田便はJ-AIRが運航する「エンブラエル190」となる。東日本大震災時には「ボーイング767」が乗り入れたこともあった(植村祐介撮影)
そして福岡空港は国内およびアジア各国の主要都市と多数の便で結ばれているのに対し、山形空港は東京、大阪、名古屋、札幌に合計7便が就航するのみです。
また福岡空港は博多駅との間で一定の乗り継ぎ需要があります。さらに地下鉄空港線は、空港アクセスだけではなく、博多、天神、西新など、福岡市の主要繁華街を東西に結ぶ大動脈でもあることが、密度の濃いダイヤにつながっています。
しかし山形空港の場合、羽田便はさくらんぼ東根駅に乗り入れる山形新幹線とは競合関係にあります。関東方面から山形新幹線沿線に所用のある利用者は最初から新幹線を選ぶため、乗り継ぎ需要は見込めません。
そして東根市、新庄市、天童市など近隣からの利用客についても、そもそもこの地域そのものがクルマ社会であり、山形空港の駐車場も料金が無料であることから、「奥羽本線でさくらんぼ東根駅まで来て、そこから山形空港に向かう」という需要は、免許を持たない学生をのぞけば、ほとんどないと考えていいでしょう。
こうした多くの要因から、山形空港とさくらんぼ東根駅との間の交通需要は、小型または中型タクシーによる乗合かつ予約制の小規模交通で十分なのです。
「近さ」が活きるカギは?
このように“近くて遠い”山形空港とさくらんぼ東根駅との関係ですが、もしその“近さ”が注目されるとしたら、国際線の乗り入れがポイントになるのではないでしょうか。
山形空港にはこれまで国際線チャーター便の運航実績はありますが、現在、定期便の就航はありません。ただ東北エリアはとくにアジア人観光客に人気の観光地も多いことから、もし定期便が就航し、山形空港に降り立つ個人旅行者が増えれば、さくらんぼ東根駅を経由して「ジャパン・レール・パス」で各都市を巡るルートが人気を集める可能性もゼロではないでしょう。
なお山形空港には、さくらんぼ東根駅よりもさらに近い、奥羽本線の駅があります。さくらんぼ東根駅のひとつ南の「神町駅」です。山形空港の敷地との直線距離はわずか400mほどで、もし山形空港のターミナルが滑走路の東側に設置されていたら、神町駅が「山形空港駅」として機能していたかもしれません。
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