どうせ読むならポイント貯めない?

嘘だらけのホストと、真実しか言えない教師。関わると傷つけ合うもどかしい2人【愛の、がっこう#4】

3,401 YOU
  • マイナビウーマン
  • |

※このコラムは『愛の、がっこう』4話までのネタバレを含んでいます。

■嘘のない愛実の言葉と、なにが本当でなにが嘘なのか分からないカヲル

太客のためなら理不尽な対応でも全て受け入れるカヲル(ラウール)。しかし、カヲルが客にバカにされている状況に耐えられず、愛実(木村文乃)は「カヲルさんはバカじゃない」と啖呵を切ってホストクラブを後にします。

するとカヲルは愛実の後を追いかけ、「嘘でも嬉しかったよ。100万回以上バカって言われてきたから」と抱きしめるのです。

愛実は驚きながら振り払うものの、「嘘ではありません。あなたは誰とでも楽しくお話しできるし、センスの良いおしゃれだってできます。それにいつだって一生懸命です。本当にバカならそんなことできません」とまっすぐに言葉を返します。真面目だからこそ、嘘がない愛実の言葉たち。

一方で、カヲルの言葉は、何が本当で何が嘘なのか? とても分かりづらい。ましてや恋愛下手な愛実にとっては余計にそう感じることでしょう。

「じゃあ行こっか」と、愛実をホテルに誘うカヲル。「こう見えても枕はしないんだけど!今日はいいよ」と、特別扱いのように感じさせて喜ばせる作戦なのか、はたまた体を捧げることで心から感謝を表しているのか……。

感謝の表現や、駆け引きの仕方など、あらゆるものが歪みすぎていて、カヲルの本心が分かりません。もちろん愛実は怒って帰宅してしまいます。

■メリーさん化したホラー川原

愛実の婚約者である川原(中島歩)は、愛実を尾行し、ホストクラブに入るところを見てしまってからというもの、心が穏やかではありません。その日は愛実の帰宅を確認するまで家の前で張り込み。しかも手にはあんぱんと牛乳と、昭和の刑事ドラマスタイル。なんだか川原がだんだん憎めなくなってきました。

帰宅を確認するや否や、「おかえり! 百々子(田中みな実)さんちどうだった?」と愛実家の前から愛実に電話。「私メリーさん。あなたの家の前にいるの」状態で、百々子の家に行ったことなど川原は知らないはずなのにうっかり言ってしまう詰めの甘さ。出世のために結婚したがってましたけど、その前に直すところ絶対たくさんあるだろ。

浮気をしながら愛実と関係を続けていく、2人同時じゃないと燃えない! と、以前川原は太々しい宣言をしていましたが、今度は突然浮気相手の女に一方的に別れを突きつけていました。愛実にカヲルという存在の影が見えたことで火がついたようです。百々子に愛実情報を取りに行ったり、アポなしで愛実の家に訪問したりととにかく猪突猛進で行動的。三角関係が西壁なんですね。

ただ非常に分かりやすく素直なので、うまく転がせば浮気させず、妻の思い通りに動かせそうなタイプです。

■関わることでお互いを傷つけてしまう2人の関係

カヲルのために発達性ディスクレシアについて調べたり、それに合わせた自作の教材を作ったりするなど、愛実はとにかく自分がカヲルのためにやれることを全力で取り組んでいる様子。

今まで満たされてこなかった「教える楽しさ」への情熱なのか、カヲルへの愛情なのか、愛実も分からないまま突っ走っていそうです。百々子からも、ド正論でホスト通いに釘を刺されたものの、「自分のことは自分で決める!」と逆上。その姿は初めて反抗期を迎えた子どものよう。

そんな中、カヲルには授業の約束をブッチされ、愛実はいてもたってもいられずホストクラブに足を運んでしまいます。

そこで「連絡が取れないのはカヲルがよく使う手。先生を客に育てると言っていた」という話を聞き、またしても感情のボルテージがブチ上がり!

「そんなこと最初から分かってた。カヲルさんに言ってください! なんでも好きなものをオーダーします!」と、自分のプライドを守るために啖呵を切ってしまいます。

そこでカヲルにオーダーされたシャンパンがなんと50万オーバー。えげつないやり口に、やはりカヲルはホストなのだと愛実は改めて実感し、落胆するのです。

しかし、カヲルはカヲルで、愛実が彼のために作った教材を見て、愛実がカヲルの学習に諦めずに向き合ってくれていることを感じ、自責の念に駆られていそうな様子。

愛実の情熱と、カヲルのホストとしての思惑がぶつかり合う結果、どうしてもお互いを傷つけあってしまうのです……。愛実が真面目であればあるほど、その傷は大きくなってしまいます。

■バカにするくせに、金はせびるプライド0のクズ野郎

実の母・奈央(りょう)から、子どもの治療費だと度々金をせびられていたカヲル。しかし、実はこのお金は実は奈央の夫・の美容院の経営不振に当てるためのお金であり、勘のいいカヲルはそのことにも薄々勘付いていたよう。「ババアに金せびらせるのやめてください」とカヲルが釘を刺すと、クソ夫は「最後に300万だけ融通してくれないか? 本当に最後にする。俺も若かったらホストになりたかったな」と、金を要求しながら、カヲルのホストという職業までバカにする始末。

明らかに金を工面してもらう側の態度ではない図々しさ。昔は表参道で店を持っていた、というバカ高いプライドだけのために店を畳めずここまで赤字を垂れ流しているくせに、ホストであるカヲルのことを下に見まくっています。それなのに、バカにしている相手から金を借りるという恥ずかしさやプライドは0のようです。あまりに都合の良すぎる思考回路のクズオブクズ。

バカにするくせに搾取するものは搾り取る、カヲルのことを1人の人間として尊重しながら寄り添ってくれる家族が誰もいないなんて、あまりにカヲルの置かれた環境が不憫すぎます。このせいで、カヲルも人のことを信じたり、心から愛したりすることができなくなっているのでしょう。

■カヲルが全てを終わらせようとした本当の理由

カヲルは愛実を電話で呼び出し、以前騙し討ちのように使わせた50万を返却し、「これで終わりにしよう。先生といるのなんかしんどくなってきた。俺なんかに親切にしなくていいよ。これ以上無理ってことで。バイバイ」と全てを終わらせようとします。

なぜカヲルは突然こんな行動に出たのか。それは奈央のクソ夫がホスト客の女性を「貢いで幸せ感じるバカな女ばっかだろ」と、バカにしたことが原因ではないでしょうか。

カヲルのことをバカにせず、真剣にカヲルの未来を考えてくれる唯一の人が愛実です。そんな愛実を、クソ夫がバカにしたような「貢ぐバカな女性たち」と同じにして、クソ夫からバカにされる存在にはしたくない、という気持ちが生まれたのかもしれません。そして、お金も全額返金し、なに事もなかったかのように愛実を元いた世界に帰そうとしたのでしょう。

自分はバカにされてきたし、それを受け入れてきたけれど、愛実が「ホストに来る女性客」に括られてバカにされることは許せない。そんな彼なりの愛実への誠意と愛情に感じました。ただ、客を育てるためのテクニックの可能性もまだ捨てきれません。

しかし、過去のストーカーなどの直情的な一面を考えると、愛実も突然突き放されて黙っている女ではないはず。これから愛実はカヲルへどのように関わろうとするのかにも期待です。また次回。

(やまとなでし子)

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ
PeXポイントで賞品を当てよう!

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!