ホルムズ海峡で“ミサイル直撃”炎上するタイ貨物船の画像公開 船は無人のままイラン領海へ!?
- 乗りものニュース |

依然として3名が行方不明
タイ海軍は2026年3月18日、ホルムズ海峡付近で攻撃を受けた自国の貨物船が、イラン領海内に入ったと発表しました。
攻撃を受けた貨物船「マユリナーリ」(画像:タイ海軍)
攻撃を受けた船は、タイのプレシャス・シッピングが運航するばら積み貨物船「マユリナーリ」で、総トン数は約3万トンです。同船は3月11日ごろ、ホルムズ海峡付近を航行中にミサイルとみられる飛翔体による攻撃を受けました。
攻撃はイスラム革命防衛隊(IRGC)が実施したと見られています。なお、IRGCはイラン国内の革命防衛隊省管轄の軍事組織で、国防軍需省管轄のイラン・イスラム共和国軍(陸海空の正規軍)とは別に組織されており、独自に陸海空の部隊を保有しています。
事件報告を受けたタイ海軍作戦センターは、国際海上安全保障の協力枠組みを通じて迅速に支援要請を行いました。その後オマーン海軍により、乗組員20名が救助されましたが、残り3名は行方不明のままです。
同船は攻撃を受けた後、無人のまま漂流しており、タイ海軍がオマーン海軍から得た情報によると、3月16日にはイラン領海内に入ったとされています。オマーン海軍はそれまで船舶の監視を行っていましたが、これ以上の追跡は困難となりました。今後、船が再びオマーン領海内に入った場合には、監視を再開する予定です。
残された3名の捜索については、イラン海軍側にも打診しており、情勢次第で連携して捜索支援を行う方針です。ちなみにホルムズ海峡はかなり狭く最狭部では ほぼ全域がイランもしくはオマーンの領海で、公海はほとんど存在しません。
ホルムズ海峡は、サウジアラビア、クウェート、UAEなどの産油国から原油を積んだタンカーがインド洋へ向かう際に必ず通る、ペルシャ湾の出口にあたります。3月初旬からIRGCはこの海峡を実質的に封鎖しており、「マユリナーリ」を含む複数の船舶が攻撃を受け、海峡を通るタンカーや貨物船の往来はほぼ停止しています。
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