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すごいカクカクな新型ホンダ! 往年のカクカク系バイク“ぜんぶMIX”な一台、装備も遊び心満載! 日本でも買える

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「四角いX125」には合理的な装備がたくさん!

 中国と世界各国でのホンダのバイク製造・販売を行う中国の新大州本田が、2025年にホンダブランドでの125ccの新スクーターを発表しました。角ばったデザインの前例なきスクーターですが、見れば見るほど何かを思い出すモデルでもあります。「ズーマー?」「PS250?」「それともモトラ?」―――

Large figure1 gallery23SNSや日本のバイクメディアも大注目の中国・新大州本田がリリースしたスクエアX125(画像:新大州本田)

 今日の日本のホンダが失ったカクカクしたデザインに、日本のバイクユーザー、バイクメディアの間でも話題騒然の一台です。

 このカクカク・シカジカな新スクーターの名は「スクエアX125」。直訳すれば「四角いX125」となり「そのまんまかい!」とツッコミを入れたくなります。しかしこのモデル、今日の日本のホンダはもちろん世界中のスクーターの潮流に、あえて逆行するような作りを取り入れています。その心意気にシビれるのです。

 まずライトですが、スリットタイプのヘッドライトと、その周囲にあるポジションライトと合わせた5灯式。テールライトもフロントにもよく似た細目の4灯式。無味乾燥な印象もなくはないですが、カクカクした全体のデザインを思えば、これ以外考えられない配置でしょう。

 また、メーターは大型5インチのカラー液晶を採用し、視認性も抜群です。スマートキーシステムを標準装備するほか、USBポートはUSB-A、USB-C双方の挿し口を搭載しています。今のニーズにあった細やかな配慮も嬉しいです。

 さらにフロアステップ中央には開閉式の5.7L容量のガソリンタンクがあり、閉じている間は周囲のパイプパーツなどをかましキャリアスペースとして応用ができそうです。

来訪先でお茶を飲めるテーブルや、一石三鳥なタンデムシートも

 さらに後部右側には「謎の板」が装備されています。実はこれ、開くとテーブルとして使えるという優れものです。このスクーターに乗っての来訪先で「ダバダ〜、ン〜、ダバダ〜♪」と往年のコーヒーのCMよろしく、お茶を飲んだりできる嬉しい使い道があります。

 タンデムシートは跳ね上げ可能な仕組みで、ソロ運転時のバックレストにもなるほか、タンデムシートの台座部分がリアキャリアとして活用できます。まさに一石三鳥なタンデムシートですが、新大州本田の公式サイトではこのリアキャリアの上にペット用のキャリーを置いたりしています。スクエアX125を使って、比較的重量のあるペットの散歩や移動までをも想定しているように思います。

ホンダ主要スクーターが採用するeSPエンジンを搭載

 ここまで見てきた通り、至れり尽くせりな装備が満載のスクーターです。そのうえで、スクーターとしての機能ももちろん秀逸です。フロント12インチ、リア10インチの足回りは、前後ともブロックパターンのタイヤとディスクブレーキを装備し制動性が十分。

 一番気になる心臓部分は、ホンダ自慢の空冷124ccのeSPエンジン。高性能・低燃費・静粛性に優れたエンジンで、PCX、Dio110、ADV150といった近年のホンダの主要スクーターにも採用実績があるものです。

 主に70年代〜80年代にかけてのホンダ製レジャーバイクの多くが、信頼性の高いカブエンジンを搭載していました。それと同様に、このスクーターが機構面での安心感もちゃんと担保しているところが素晴らしいです。

日本では未発売。輸入業者の値付けは47万円ほど

 デザイン、使い勝手、機能性の三方ヨシなスクエアX125ですが、残念なことに今のところ日本での公式発売はありません。

Large figure2 gallery24eSPエンジンはPCX、Dio110、ADV150といった近年のホンダの主要スクーターにも採用されている(画像:新大州本田)

 ただし、一部の輸入バイクを扱う業者による取り扱いがあり、現地では約30万円強(2026年7月下旬のレート)の個体価格が、日本国内での価格は47万円ほどで取引されています。中国から日本へのバイクおよびバイクパーツ輸入には関税がかかりませんが、中国での消費税・地方消費税・送料などを含めて鑑みれば、まずまず妥当な値付けでしょう。こういったスクエアX125の「手の出しやすさ」もまた、日本のバイクユーザー、バイクメディアの間で注目されるところです。

 筆者個人がスクエアX125に強く惹かれる理由は70〜80年代にかけての日本のバイクメーカー各社が、さまざまな創意工夫により「前例なきレジャーバイク」を続々と発表していった「楽しかった時代」を彷彿とさせるところです。

 当時の日本のバイク市場はまだ今ほど確立されていませんでした。こんな理由もあり、数多くの「前例なきレジャーバイク」が誕生し業界の活性化を目指したのだと思われますが、今はどうでしょう。どこか、金太郎飴的なモデルがズラリと鎮座する情勢で、海外モデルのほうが自由で面白いバイクが多いように感じます。スクエアX125のような「個性的で楽しそうなバイク」を日本のバイクメーカーにも作って欲しいと思います。

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