香りも味もたまらん~!親子で参加したお茶摘み体験を五感ぜんぶで味わい尽くした件
- マイナビウーマン |

子どもなのに味覚が渋めで、ジュースよりお茶派の小4息子。小1のときに【宮野園】でお茶摘み体験をしたのですが、「新茶の時期じゃなかった」「茶摘み衣装が借りられなかった」など悔やまれることもありました。リベンジを果たすべく、今年5月に再び息子とお茶摘み体験プログラムにトライ。果たしてどんな結果が待っているのでしょうか⁉
東京から1番近い日本三大茶産地“狭山”で、お茶摘みが楽しめる【宮野園】
お茶摘み体験は、都心から遠くまで離れないと楽しめないと思っていませんか? でも、実は東京近郊にも、お茶摘み体験を満喫できる場所があるんです。
今回ご紹介するのは、東京から約1時間で行ける埼玉県狭山市の【宮野園】。
実は狭山市は「静岡茶」「宇治茶」と並ぶ、日本三大茶の1つである「狭山茶」の産地。深みのある茶葉と、奥深い日本茶文化が息づくこの地で、お茶の魅力を存分に体験できるんです。
【宮野園】は、狭山茶を扱って1世紀以上の歴史を誇る老舗お茶屋さん。狭山茶の製造・販売を手がけながら、お茶にまつわるさまざまな体験会を実施していて、なかでも人気なのは「お茶摘み体験プログラム」です。広がる茶畑でお茶摘みを楽しめるのはもちろん、摘みたてのお茶の葉を手づくりでお茶に仕上げる貴重な体験もできるんです。
1,500円の体験料に500円のレンタル代を追加すれば、茶摘み衣装を身にまとってお茶摘みを楽しめるのが魅力。年齢を問わず誰でも参加できるため、親子での思い出づくりにもぴったりです。
宮野園 基本DATA
■所在地:埼玉県狭山市北入曽25
■TEL:04-2959-3025
■営業時間:9:30~18:00
■お茶摘み体験プログラム開催期間:5月上旬~11月上旬
■お茶摘み体験プログラム料金:1,500円~ ※オプション 茶摘み衣装レンタル料金500円
■予約:完全予約制(公式HPから)
■所要時間:約90分
■アクセス:
◎西武新宿線「入曽駅」から徒歩で約30分
◎西武新宿線「狭山市駅」東口から狭山台南経由狭山台団地行バス狭山台南バス停下車、徒歩約10分
■駐⾞場:あり
■トイレ:あり
■⾷事:なし
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※以上情報は変更がある場合がありますので、おでかけ前に公式HP等で最新の情報をご確認ください。
新茶の季節ならではの特別な景色と味わいを求め、いざ【宮野園】を再訪!
狭山市中央部の静かな住宅街に、突如現れる【宮野園】の茶畑。
5月下旬、新茶の季節の終わりギリギリに、我が家はこの地を訪れました。前回訪れた秋の茶畑とは趣が異なり、萌黄色からやわらかな緑色へと移り変わる美しい風景。
敷地の奥からお茶を仕立てる香りがふわりと漂ってきて、「わぁ、お茶の香りだぁ」と息子の頬もほころびます。
この日は、よく冷えた緑茶とほうじ茶が、好きなだけ味わえるように用意されていました。
さすが、お茶屋さんならではの粋な計らい。その心遣いに包まれながら、さっそく息子も一口。
「やっぱり、うまいね~」と満足げな笑みを浮かべながら、何度もお茶のおかわりを楽しんでいました。
おいしいお茶でほっとひと息ついたら、いよいよお茶摘みの準備。茶摘み衣装に着替えます。
前回訪れた際はコロナ禍の影響で、茶摘み衣装のレンタルは事前申し込みが必要でした。しかし、筆者が申し込みをしていなかったため、残念ながらレンタルはかなわず。
今回は事前に申し込みを済ませ(現在は事前申し込みなしでもレンタル可)、ついに念願の茶摘み衣装を息子に着せることができました。
かすりの着物を基本に、帯や前掛け、たすきなど、いろんなパーツがあって着用するのは意外と手間がかかりますが、店主の宮野さんが手伝ってくれるので安心です!
衣装に身を包めば、気分はすっかり茶摘み職人♪ 息子も「さぁ、仕事するぞー」と、やる気満々の表情を見せていました。
お茶摘みタイム開始! 新茶の香り広がる茶畑に親子でウキウキ
茶畑に移動すると、宮野さんからお茶の摘み方のレクチャーを受けます。
いちばん大切なのは、「一芯二葉(いっしんによう)摘み」。新芽の先端にある「芯(針のような部分)」と、その下にある2枚のやわらかい葉を摘み取る方法です。新芽は甘みが強く、成長した葉はほどよい苦みを持っています。この方法で摘むことで、甘みと苦みが絶妙に調和したおいしいお茶ができるんだそうです。
親指と人差し指の腹で茎の部分をやさしくつまんで、軽く手前に引っ張るのがコツ。
説明が終わると、息子も「そう、一芯二葉だったねー」と思い出しながら、さっそくお茶の葉探しをスタート。身長127センチの息子の背丈とあまり変わらないお茶の木に、まるで埋もれるようになりながらも、ぐんぐん先へ進んでいきます。
ふと立ち止まり、「これかな?」と筆者に確かめる息子。「それでいいと思うよ」と答えると……
パキッと摘み取ったお茶の葉を嬉しそうに持ち、誇らしげな顔で見せてくれました。
お茶の葉をそっと鼻に近づけると、みずみずしく爽やかで、心まで満たされる格別の香り。息子もその芳醇な香りに包まれ、うっとりした表情を浮かべていました。
その後は、ひとつひとつ丁寧に見極めながら、パキッ、パキッとお茶の葉を摘み取る息子。
茶摘み衣装の効果で、まるで職人になりきったかのよう!?
やる気に火がついた息子の手は止まらず、気づけばこんなにもたくさん摘み取っていました。
お茶摘み体験後に、宮野さんにスマホを預けると、脚立に乗って記念撮影をしてくれるのですが、その写真を親子で覗き込んでビックリ。
住宅街の一角にあるはずの茶畑が、写真の中ではどこまでも広がる緑の森のよう。まるで遠くの山間部に迷い込んだかのような、幻想的な風景が広がっていました。
飲むのが待ちきれない! 広がる香りに心躍る「手もみ茶づくり体験」
お茶摘み体験の余韻を楽しみながら、次は摘んだお茶の葉をもんでお茶へと仕上げる「手もみ茶づくり体験」へ。
摘み取ったお茶の葉から一杯分をより分けたら、流水でサッと洗い、しっかり水気を切ります。洗った葉を耐熱のビニール袋に入れ、電子レンジで蒸します。この蒸す工程は、お茶の葉に含まれる酸化酵素を止め、鮮やかな緑色を引き出すための大切なステップなんですって。
蒸し終わったお茶の葉をお皿に移すと、湯気にのって漂う、心ほどろける香り。「はあー、この香りたまらない!」と息子も思わず顔をほころばせます。
少し冷めたら、やけどに注意しながら、お茶の葉を両手でやさしくもんでいきます。
そもそもお茶の葉をもむ目的は、葉の細胞に微細な傷をつけ、旨みや香りの成分をより豊かに引き出すため。こうすることで、お茶本来の深みが存分に楽しめるのだそうです。
お茶の葉が冷たくなってきたら電子レンジで温め、再びもみます。
レンジでチンして、もんで、またチン……。繰り返すたびに、ふわりと広がるお茶の香り。そのたびに、心までほどけていくようです。作業しながら 「早く飲みたいなぁー!」と息子のテンションもアップします。
お茶の葉の水分がしっかり飛んで、パリパリとした状態になったら完成!
出来上がったお茶は、好みのデザインを施したパッケージに詰めて持ち帰れます。
自分だけの特別なお茶が完成し、息子もとてもうれしそうでした。
手もみ茶づくりが終わると、前回はコロナ禍で休止中だった「お茶の葉の天ぷら試食」もありました!
揚げたてのお茶の葉の天ぷらを香り高い茶塩で味わうという、まさにお茶づくしの贅沢なひととき。子どもは好きじゃないかも……と思いきや、息子は「ちょっと苦いけど、うますぎる~!」と夢中になってどんどん食べ進めていました。
まとめ
目の前に広がる美しい茶畑の緑、鼻をくすぐる爽やかなお茶の香り、指先に伝わる茶葉のやわらかな感触……。夢中になって茶摘みをする息子のイキイキした表情を見て、自然の中で五感をフルに使う時間ってやっぱり格別だよなぁと、改めて気づかされました。
時間に追われる毎日からふっと離れて、五感をゆったり開放すれば、親子で新しい気づきや感動に心が揺さぶられて……。【宮野園】のお茶摘み体験プログラムには、そんな魅力が詰まっています。
【宮野園】の近くには、「サイボク」や「智光山公園 こども動物園」など、親子で楽しめるスポットも。お茶摘み体験とあわせて、一日をめいっぱい満喫するのもおすすめです。
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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