【全国】じゃらん「味の想像がつかないお雑煮」ランキング発表! 1位は「餅の代わりに豆腐」を使う徳島県の雑煮
- オトナンサー |
リクルート(東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」が、「ご当地の雑煮」に関する調査を実施。その結果を「味の想像がつかないお雑煮ランキング」として発表しました。
2位は「塩味×甘み」
調査は2024年10月18日から同月21日、47都道府県在住の20~50代を対象に実施。計1024人の有効回答を得たものです。
3位は「はば雑煮」(千葉県)。九十九里地域(山武郡市)や市原市で主に食べられているという珍しい雑煮です。「波葉(はば)」は元々、アサクサノリの代用品として地元の漁師たちに食されるのりで、ほとんど市場には出回ることのないご当地食材。この“はばのり”を入れた「はば雑煮」を年の初めに食べると、「一年中幅を利かすことができる」ため縁起がよいとされ、地元の正月料理になったそうです。
2位には「あんもち雑煮」(香川県)がランクイン。いりこのだし汁であん餅を煮て、白みそで仕立てた雑煮です。家庭円満の願いを込めた丸い輪切りのダイコンや金時ニンジンが入っています。あん餅から小豆あんが溶け出し、塩味と甘みのバランスが独特のおいしさに。年に一度、正月の特別な料理として、雑煮に貴重な砂糖を使用したのが始まりともいわれています。
そして、1位となったのは「うちがえ雑煮」(徳島県)。全国でも珍しい、餅の入らないユニークな雑煮です。徳島県三好市祖谷地方で食され、餅の代わりに「岩豆腐」と呼ばれる大きくて硬い豆腐を入れるのが特徴。2つの豆腐を、おわんの上に十字に重ねた見た目はインパクト大。食料を保存するのが難しかった時代に、水分の少ない岩豆腐は日持ちする食料として好まれたことから、祝い事や正月などのハレの日に作られるものだったということです。
調査結果を受けて、同社は「名前からは想像できない、地域ごとの暮らしの知恵と魅力が詰まったお雑煮が並ぶ結果となりました」とコメントを寄せています。
あなたの出身地や居住地では、どんな「お雑煮」を食べますか?
オトナンサー編集部
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