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周囲から見れば「まさにおしどり夫婦」…でも実際は? 夫婦仲の専門家が見た《実はもう壊れている夫婦》の特徴4つ

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  • オトナンサー
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円満に見えても、実は…
円満に見えても、実は…

 友人や学校の父兄たちといると「いつも仲良しね」「うちもあんな夫婦になりたいわ」と言われる理想形夫婦なのに、実情は冷え切っている夫婦――。その昔から「仮面夫婦」とネーミングされていました。

 他者には笑顔、家では能面顔。表裏が徹底しているので、周囲に気付かれることはありません。夫婦仲相談所を運営する私は「表裏夫婦」という言葉も使っています。気付かれたとしても「だから何?」なのですが。

 2025年8月、俳優の加藤ローサさんと元プロサッカー選手の松井大輔さん夫婦の離婚がメディアでもSNSでも注目されました。「円満に見えたのになぜ?」「お子さんが2人いて、子育て発信もしてたのに」という、仲良く見える夫婦の離婚と“籍抜き同居”のプロセスが我々の気持ちをざわつかせたのでしょう。加藤さん夫婦の場合、妻側がじっと我慢をしていたよう表現されていますが、そこはお二人にしか分からない真実があるので詮索はせず、籍を抜いて幸せに過ごせているなら万事OKです。

 今回は、私が実際に聞いた実例をもとに、「実は壊れている夫婦」についてお伝えします。

「表裏夫婦」4つの特徴

「仮面夫婦」という言葉が示す通り、二人は「夫婦という役割」を演じています。世間体、子どものため、親戚のため……目的はさまざまです。

 周囲にはごく普通の、あるいは「仲の良い」夫婦として映るよう振る舞いますが、その実態は、夫婦間の愛情、リスペクト、信頼といった感情的な要素が欠落し、関係が破綻している状態です。

 愛情という結婚の肝を失った生活を、経済的な安定や子育てという実務的・合理的な協力関係によって覆い隠しています。

「表裏夫婦」には、次のような特徴が見られます。

【(1)必要最低限のコミュニケーション】
家庭内での会話は、「ゴミ出しの日」や「子どもの塾の送り迎え」といった必要最低限の事務連絡のみ。「新しい服買ったよ」「この料理おいしいね」「箱根に日帰りで行ってみない?」などの個人的会話や感情的な交流はありません。

【(2)完璧な外ヅラ】
ご近所の人の前や子どもの学校行事などでは、助け合い、ほほ笑み合う夫婦に自然に切り替わります。台本があるわけではありません。

【(3)関心の死滅】
お互いへの興味・関心がないので、どんな髪形をしているか、何色が好きかなどさっぱり分かりません。相手の近況や健康状態を心から気遣うことはなく、もはやルームメイト以下の存在です。

【(4)「生活」の機能維持】
感情的なつながりは薄れても、経済的な助け合いをしています。子育てといった「家庭」の機能維持、人付き合い、職場での地位キープは可能です。家事や生活費の分担など実務的な協力は、淡々と継続されます。

つまり、生きていく上でのメリットはたくさんあるので、夫婦として続けることができます。年金、保険、ペアローンなど、深掘りすれば多数メリットが見つかります。

投資の失敗が原因で「表裏夫婦」へ

 拓真さん(38歳、仮名)と妻の志穂さん(36歳、仮名)は、大学卒業後すぐに社内恋愛を経て結婚。現在は中学生の娘が1人います。

 二人は意識の高い仲良し家族として知られ、はたから見たらいつも笑い合って冗談が絶えない「おしどり夫婦」の代表格でした。地元のママ友・パパ友コミュニティーでも積極的に活動し、家族で参加するSDGsイベントやボランティア活動の様子をブログにアップするのが恒例です。

 友人の一人は、「志穂ちゃんが拓真さんに尽くす姿は本当に愛にあふれていて、まさにおしどり夫婦って感じ。うちも見習わなくちゃね」と話すほどです。

 拓真さんは多忙なIT企業の管理職。週に1度は必ず定時で帰宅して、娘の塾の送迎を分担し、志穂さんと二人でオーガニック食材を使った料理を楽しむ時間を大切にしています。

 ところが、実際、二人の部屋は別々。夫が家にいるときには、妻は自室にこもりきりで、会話はしません。たまにLINEで要件を伝えるのみ。

 きっかけは、志穂さんの隠れた借金と投資の失敗でした。子育てが一段落してから始めた怪しい投資サロンに傾倒。「老後の資金を増やすための自己投資」ということでしたが、拓真さんに内緒で銀行から融資を受けて、投資用マンションをローンで購入。しかもそれがすでに破綻寸前で、その補填のために消費者金融にまで手を出していたのです。

「3年前、僕が会社で大きなプロジェクトに失敗して、それがきっかけで精神的に少し不安定になり、彼女との会話が業務連絡ばかりになったんです。その頃、彼女は別の居場所を探すようになったんだと思います」

 志穂さんは、夫にバレたときにすぐに事実を認め、「生活の不安を解消するために始めたけど、あなたを頼る気はない。自分で何とかする」の一点張りでした。

「離婚の話も出ましたが、娘の受験が控えているので、夫婦でいる方がいいだろうということで意見が一致し、同じ屋根の下で暮らしています。家計は僕の方が多く負担し、塾代も僕です。家事は彼女が多めにしています。

僕からは、借金の残額や現状の投資状況について、一切口を出しません。彼女も、僕の私生活に深入りしない。娘が大学を卒業したら、お互いの人生を考えようということになりました」

 ご夫婦は「娘さんには知られていない」と話していますが、高校生の多感な時期です。両親の今までとは違う雰囲気に気が付いているかもしれません。

 家庭によって事情があり、「表裏夫婦」が悪いことだとは思いません。籍を抜かずに期限を決めて助け合うのもいいでしょう。加藤ローサさん夫婦のように、籍を抜いてけじめを付けた上で一緒に暮らすのもいいでしょう。「結婚は紙切れ1枚で決まる」のですが、その1枚の意義は、離婚した人が一番分かるのではないでしょうか。

 多種多様な結婚スタイル。二人がよしとするなら、周囲は黙って見守るのが一番です。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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