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東武の「伝説の無改札駅」が激変! 東京23区唯一激レアスタイル駅 1日1.2万人が利用した「フリー乗車駅」の最後

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無人、無改札、精算業務無しの特殊な駅

 2026年3月1日より、東武大師線の大師前駅(だいしまええき)において自動改札機と券売機を備えた改札口が新設されました。同駅は東京23区内の一般鉄道駅で唯一の“無改札駅”として知られていましたが、その歴史に幕を下ろすことになります。

Large figure1 gallery15大師前駅のホーム階に新設された自動改札(布留川 司撮影)。

 大師前駅は足立区西新井にある西新井大師に隣接する駅で、大師線は西新井駅と大師前駅を結ぶ全長1キロメートルの単線路線です。同駅の特徴は東京都内にある駅でありながら職員が常駐しない無人駅で、かつ改札や発券機がない無改札駅でもありました。それらの業務は隣の西新井駅内の中間改札で一元的に行われていました。

 通常、無人駅といえば券売機やIC改札などがあり、駅としての業務は利用者がセルフで行うことができました。しかし、大師前駅は無人なだけでなく、これら設備も設置されておらず、利用者は駅内に自由に立ち入り、切符を買うこと無く電車に乗ることができました。

 大師前駅の無改札運営は、鉄道マニアや地元民にとってはお馴染みなものでしたが、初めて大師線を利用する人々の中には混乱することも多く、特に西新井大師の参拝者などは新年の混雑期に来る方が多く(正月期には警備員をホームに配置して対応していた)、これが今回の自動改札の新設に繋がったようです。

工事は2月末日の終電後に

 東武鉄道では、2025年の10月頃には大師前駅での改札口新設を発表しており、発券機と精算機を設置するブースも昨年の段階で工事が済んでいました。

Large figure2 gallery16大師線の車両。単線路線のためか2両編成で運行されている(布留川 司撮影)。

 最終的な工事は2月28日の大師線の終電後に行われ、当日は複数の工事業者によって作業が行われました。新しい改札口は駅舎のホームがある3階部分に設置され、3つの自動改札レーンと2台の券売機が新しく設置され、改札内には精算機も1台追加されていました。

 作業は午前4時頃には終わったようで、翌日の3月1日の始発からは新設の改札口での利用が始まりました。また、西新井駅内にあった中間改札も、大師前駅と同様に2月28日の終電後に撤去されていました。

 東武鉄道によれば大師前駅の利用者数は一日あたり約1万2千人とされ、短い単線路線でありながらその利用者は多く、西新井大師の参拝者だけでなく近隣に住む地元民なども利用されています。

 また、駅舎の一階入り口にある使われなくなった有人改札は現時点では残されており、この駅の珍しい無人・無改札運用の歴史を感じることができます。

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