どうせ読むならポイント貯めない?

廃線寸前だった「北関東のローカル線」が回復どころか延伸へ! 平日昼間もにぎわう「海水浴路線」は今…?

5,904 YOU
  • 乗りものニュース
  • |

2031年春に延伸へ

 JR常磐線勝田駅を起点に阿字ヶ浦駅までの14.3kmを結ぶ第3セクター鉄道「ひたちなか海浜鉄道」。その始まりは1913(大正2)年のことです。まず勝田~那珂湊間が湊鉄道として開業し、1928(昭和3)年までに阿字ヶ浦に達して全通しました。

Large figure1 gallery3ひたちなか海浜鉄道湊線のキハ11形気動車。JR東海や東海交通事業から譲渡された(安藤昌季撮影)

 1944(昭和19)年、湊鉄道が水浜電車や茨城鉄道などと合併し、茨城交通湊線に。1963(昭和38)年までは国鉄常磐線水戸駅まで直通列車が走り、その後も海水浴シーズンに臨時急行(のち快速)「あじがうら」が上野~阿字ヶ浦間で運転されていた時期もありました。1970(昭和45)年の時刻表を見ると、キハ58系6両編成が上野6時6分発→阿字ヶ浦9時26分着、阿字ヶ浦16時5分発→上野18時50分着で往復。

 さらに宇都宮~阿字ヶ浦間で臨時快速「しおかぜ」も運行されていました。このため阿字ヶ浦などいくつかの駅には、国鉄からの長編成に対応したホームが残っています。

 しかし2005(平成17)年、茨城交通は利用客減少などを理由に湊線の廃止を表明。これを受けて、2008(平成20)年にひたちなか海浜鉄道が発足し、湊線が引き継がれます。

 同鉄道は列車増発、最終列車繰り下げ、新駅設置、割安な年間通学定期券の販売といった積極策を展開。これにより2006(平成18)年度に70.1万人まで減少していた年間輸送人員は、2024年度に118.2万人にまで回復しました。

 こうした攻めの姿勢が功を奏したこともあり、ひたちなか市は2016(平成28)年に、阿字ヶ浦から国営ひたち海浜公園西口付近までの3.1kmを延伸する計画を発表。2024年に第1工区1.4kmの工事施行認可を取得し、2031年春の供用開始を目指しています。延伸に合わせて快速列車の運行も検討されています。

市街地から田園風景へと移り変わる車窓

 では、現状の湊線はどのような利用がされているのでしょうか。2026年7月の金曜、勝田9時32分発・阿字ヶ浦行きの列車に乗車しました。

 勝田で筆者(安藤昌季:乗りものライター)を含め23人が乗車した列車は、しばらく常磐線と並走し、カーブに差し掛かると工機前に到着。ここは1962(昭和37)年の開設時は日立工機(現・工機ホールディングス)の従業員専用駅でした。当初は朝上り1本、夕方下り1本以外は通過し、「幽霊駅」として書籍で取り上げられたこともありました。1998(平成10)年から日工前駅として一般営業を開始したものの、7~18時以外は列車が通過していました。現在では全列車が停車します。乗車時の利用客はいませんでした。

 やがて陸上自衛隊の基地が見えてくると、9時36分、金上着。1985(昭和60)年に撤去された列車交換設備が2010(平成22)年に復活するという、ひたちなか海浜鉄道の躍進を象徴するような駅です。ここでは4人が下車しました。車窓は市街地から田園風景へと変化。近くに古墳があるなど、歴史的な地域でもあります。

 9時41分、中根着。乗降客はいません。ホームの花壇が美しく整備されていました。国道245号との交点に差し掛かると高田の鉄橋。2014(平成26)年開業の比較的新しい駅で、2019年には1日100人の利用客が記録されています。ここで1人が乗車しました。

終点には車両を“御神体”とした神社

 9時46分、湊線の中心駅である那珂湊に到着。14人が下車し、乗客は7人のみとなります。2分の停車時間で構内を観察すると、引退した国鉄形気動車のキハ205や、新しく導入した元JR東日本のキハ100形など、多くの車両が留置されています。乗車しているのは元JR東海のキハ11形なので、キハ100形が車窓から見えるのは不思議な気分です。

 那珂湊を出るとエンジン音が高く鳴り響きました。湊線は海水浴列車が運行されていた歴史はあるものの、列車から海はほぼ見えません。しかし殿山駅の周辺のみ、わずかに海が見えます。9時51分、殿山着。9時53分には平磯で1人が下車しました。

 長い直線区間が続き、速度が上がります。9時56分、美乃浜学園に停車。沿線の3小学校、2中学校を統合した美乃浜学園設立に合わせて設けられた駅で、2021年開業です。学園は列車から見える近さにあります。乗降客はいません。

 9時58分着の磯崎で2人が下車。線路がカーブすると古い給水塔が見え、10時ちょうどに終点の阿字ヶ浦に到着しました。構内には古い気動車2両が保存されています。特に青いキハ222は44年間無事故だったこともあり、「ひたちなか開運鐵道神社」の御神体とされ、鳥居も立っています。

 駅前からコミュニティバスが出ているので、延伸予定先のひたち海浜公園まで行ってみます。美しく整備された公園で、観覧車などのアトラクションや飲食店もあり、平日でも人出が見られました。

 帰路は阿字ヶ浦13時17分発の勝田行きで、那珂湊を目指します。阿字ヶ浦、磯崎でそれぞれ1人乗車。平磯で4人乗車、1人下車、那珂湊で17人乗車、2人下車でした。那珂湊の近くには「おさかな市場」があり、新鮮な魚介類が楽しめます。

 那珂湊からは14時51分発の勝田行きに乗車。平日の日中にもかかわらず、列車は筆者以外に23人が乗車する盛況です。高田の鉄橋で1人が下車する以外は動きがなく、そのまま勝田に到着しました。

 ひたち海浜公園と那珂湊のおさかな市場という観光資源、沿線人口にも恵まれたひたちなか海浜鉄道は、活気にあふれていました。延伸が楽しみです。

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!