ウクライナで“経済的な撃墜手段”として評価「独生まれの対ドローン用防空システム」欧州でも納入始まる
- 乗りものニュース |

とくに近接での防空に特化
ドイツの防衛企業ラインメタルは2025年12月23日、防空システム「スカイネックス(Skynex)」をイタリア陸軍に引き渡したと発表しました。
スカイネックスを構成する35mmリボルバーカノンGun Mk3(画像:ラインメタル)
12月18日、最初のスカイネックスがサバウディアに所在するイタリア陸軍防空砲兵司令部に引き渡されたとのことです。契約総額は7300万ユーロ相当で、2025年1月に締結された受注契約には、追加で3システムを導入するオプションも含まれています。
本システムは新しい近距離防空システムで、エリコン製の戦術捕捉レーダーやマルチセンサーユニット、35mmリボルバーカノンを搭載した無人砲塔「Gun Mk3」、同じく無人化されたエリコン製35mmツインガン、さらに対空ミサイルランチャーなどで構成されています。
用途としては、半径50km以内に侵入する航空機、ロケット弾、滑空爆弾、ドローン、巡航ミサイルなどの脅威に対応可能なシステムとなっています。
特に、誘導兵器では対応が難しい数km単位の近接防衛に適しています。Gun Mk3から発射される35mm砲弾は小型目標に対して効果的で、ドローン迎撃ではミサイルよりも経済的とされています。さらに、空中で時限信管により起爆し、内部の金属ペレットを前方に散布するAHEAD弾を使用することで、より広範囲にわたる空中脅威への対処が可能です。
また、追跡レーダーと連動することで、ターゲット指定を高速かつ簡便に行えるほか、自律システムが人の操作を介さず自動で追尾・攻撃を実施できる点も特徴のひとつです。
すでにウクライナでは、Gun Mk3と捕捉レーダーを組み合わせた短距離・極短距離向けのバージョンが運用されており、主にドローン迎撃任務に活用されているとみられます。
ドローンに関しては、従来の対空ミサイルではコスト面や目標の大きさの点から撃墜が困難とされてきました。そのため、機関砲を利用した対空システムは、コストパフォーマンスと継戦能力の両面から高く評価されています。
NATO加盟国としてはイタリアが最初の購入国であり、今回の納入は、国際的な軍隊向けに防空分野で新たな標準を確立するという、ラインメタルの戦略における重要な一歩となるとラインメタルは発表しています。なお、NATO加盟国ではほかにルーマニアも興味を示しているとのことです。
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