首都圏屈指の大動脈「京葉道路」が“値上げ”へ 並行する高速より「安くて遅い」を是正 さらなる値上げも視野
- 乗りものニュース |

京葉道路、値上げへ
千葉の大動脈となっている有料の「京葉道路」が値上げとなりそうです。2026年11月5日に千葉国道事務所で開催された渋滞対策のワーキンググループにて、具体的な料金案や区間が提示されました。
渋滞する京葉道路(乗りものニュース編集部撮影)
京葉道路は東京の首都高7号小松川線と一体になった国道14号のバイパスで、66年前に日本初の自動車専用道として開通した歴史をもつ道路です。並行する東関東道が高速自動車国道なのに対して一段低いスペックの一般有料道路であること、また歴史的な経緯もあり、京葉道路の料金は割安に設定されてきました。
しかし、料金が安すぎることで利用が偏重していることが指摘されていました。千葉県内の圏央道は2026年度に全線開通が予定されており、ルートの選択肢が大きく増えるものの、京葉道路が安すぎて利用が偏る恐れがある、とされてきました。
このため、京葉道路に適用されている料金の激変緩和措置を見直し、料金水準の整理・統一を段階的に進め、その収入を新たなネットワーク整備に活用することが、かねて自治体から国に要望されていました。
今回提示されたのは、東関東道の並行区間である京葉市川~宮野木JCT間の料金見直し案です。
この区間は現在、A区間からC区間まで3つの区間料金が設定されていますが、それぞれ普通車(以下同)で50円~150円アップ。「地域内利用」となる篠崎~宮野木JCT間の利用は普通車380円から530円(+150円)とする案です。篠崎から千葉南JCT(館山道との境界)まで全線利用の場合は、870円から1020円(+150円)となります。
これは、「物流への影響等を考慮し、急激な変化とならない」見直し案だといいます。これでもまだ、首都圏の統一的な料金水準の目安となる高速道路の大都市近郊区間料金の水準よりも低い水準です。今回の対象にならない宮野木JCT以南の区間を含めた全線において、次回以降、大都市近郊区間料金の水準に引き上げるイメージも示されています。これを適用した場合、全線利用の料金は1270円となります。
また、京葉道路は設計速度80km/hに対し、環境対策など「過去の経緯」から最高速度が60km/hに引き下げられた区間があることから、その速度規制の見直しに向けた検討に着手するとしています。
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